週末、丸ノ内ホテルの「ポム・ダダン」(アダムの林檎)で食事をしました。
ちょっと久しぶりに、ただあったことだけを淡々とご報告。
最近ちょっと調べたりする記事が続いたので(当人の)息抜きです。
TOが誕生日のプレゼントにお食事券をいただいていたのです。
コースがひとり分全くの無料。
「でも、このチケット持って一人で食べに来る人っているの」
「たった一人でフルコースをもくもくと完食・・・それはもはや罰ゲーム」
「やっぱり最低でも二人で来るよね。こういうレストランには」
えーと、これは・・・・・・なんだっけ?
餃子じゃないと思うけど・・・ラビオリ?
そうそう、思い出した。
「ラビオリはべりいまそかり」ってしょーもないこと言いながら食べたんだった。
なんの味だったかは忘れました。
前菜が何皿も続きます。
全部で9皿くらいあったかな。
我々は三人でこのひとり分のコースをシェアしました。
そういうことができるのも、なじみのホテルだから?
右のスモークサーモンの横は白子の天ぷら。
この日の料理にはあちこちに白子が使われていました。
三人でコースひとり分を分けるのはさすがには足りないかもしれない、と、
サラダとこのオニオングラタンスープを追加で注文したのですが、
ご覧のようにスープが主か、チーズトーストが主かわかりません・・。
これだけで(実はパンは三個あった)いつもならおなか一杯かも。
コースの鴨と、息子が頼んだ鴨のコンフィ。
息子は肉、特に脂身が大嫌いで、鶏肉もささみと胸肉以外お断り、
という嗜好の子供ですが、だからなのか鴨は大好物です。
アメリカに行った時も、肉は鴨、ハムは必ずターキーをリクエストされます。
日本ではあまりお目にかからないターキーですが、これ、脂肪が少なくておいしいんですよ。
ローストターキーとクランベリーのバケットサンドウィッチはわたしの大好物です。
メインのステーキ。
皿数が多いので、みんなほんの少しずつです。
しかし、この辺になるとわたしも息子も戦線離脱して、TOが孤軍奮闘していました。
デザートになると急に後方に離脱していた戦力が別腹部隊として復帰し、
この一皿はわたしと息子とで半分ずつ攻略しました。
この日、ドームホテルでエイミーちゃんが出ているというメールをいただいていたので、
終わってから少しだけステージを聴きに行くことにしました。
昔文京区に住んでいた時、ここには温水プールがあって、
生まれたてのあかちゃんだった息子をベビー・スイミングに連れてきたものです。
わたし「なんかねー、ここにくると、あのときのやーな気分がよみがえってくるんだ。
だって最後にあかちゃんを123~でプールに沈めるんだよ?ドボンって。
あかちゃんは水が好きなんだから絶対に泣かない、なんて言われて。
でも、泣くよね?息子、必ず大泣きするからわたしも憂鬱になっちゃって」
TO「まあ、なんの予告もなしにいきなり水に沈められたら誰でも怒るわな」
息子「俺の断りもなしになぜそんな教室に」
わたし「赤ちゃんにいろんなことをしてやらねば!みたいな焦りっていうのかな。
良かれと思っていろいろ試しちゃうのよ。初めて親なんてものになると」
息子「それははっきり言って有難迷惑だな」
当の本人にきっぱり言われてしまったわけですが、
その「通るたびにいやな感じ」となっていたプールはもう無くなっていました。
ドーム周辺そのものが、いろいろとしばらく来ない間に変わったようです。
この日のライブは、ギターとのデュオでした。
ステージが終わってから息子を見て、歌手のエイミーちゃん、
「うちの息子、三歳なんですよ」
三歳児を育てながら仕事を続けるとはえらいなあ。
ちゃんとバックアップしてくれる人がいないと、なかなかできることではないと思います。
しかし、彼女のようにこういう仕事をしながら子育てをしている人は、
なまじ時間がないだけに、子育てに不安を持つ親をまんまとその気にさせる、
業者主催の習い事のたぐいに子供を入れねば!などとは決して思わないのでしょうね。
今にしてつくづく思うのですが、赤ん坊にそんな「お教室」は必要ないんですよ。
と、思わぬところで自分のかつての親ばかを反省したエリス中尉です。
ところで、わたしが車で都心に出るとき、行きはともかく、帰り道、
高速で『ここに来るとなぜか必ず眠くなるポイント』があります。
前日寝不足だったりするとてきめんなのですが、なぜかそれまで平気なのに、
その地点を通過するとまるで条件反射のように睡魔に襲われるのです。
「眠くなる、ここに来ると必ず眠くなる」
と自分で暗示をかけてしまうくらい、それはほぼ確実に訪れるのです。
この前日、ほかならぬこのブログの制作に手間取って、この日わたしは完璧に寝不足でした。
もう、高速に乗る前から「今日はあの地点に到達するより前に確実に眠くなる」
と自分で力強く断言できるほどの寝不足です。
しかし、今日はわたし一人ではなく、所帯主と跡継ぎ息子を乗せており、
・・・まあもちろん一人でもだめですが、それ以上に事故を起こしてはならない状況。
「あの、みなさん、わたしこのままだと運転しながら寝そうなんですけど」
「それはいかん!息子、目が覚めるような音楽かけて!」
息子が黙って選んだのは・・・。
ザギャラクシーエクスプレススリーナインナインナインナインナインナインナインナインナイナインナインナインナイ♪
ザギャラクシーエクスプレススリーナインナインナインナインナインナインナインナインナイナインナインナインナイ♪
(銀河鉄道スリーナイン イグザイルバージョン)
でかした息子。これなら大声で歌えるぞ。
「さあゆくんだ~そのかおをあーげて~」
「いつしか~まぶしい~おとこのーひかり~」
「ザギャラクシーエクスプレススリーナインウィルテイキューオナジャーニアネバエンディンジャーニー」
「ねえ、いつも思うんだけどさ、この男の光、ってなんなの」
「いいから黙って歌え!ママが寝ないように!ジャニーーーー、ットゥザスター」
「終わったよ!次」
ツータタツータツータッタツタタツータタツタタツー(ちゃーんちゃーーん)
せかいのはじまーりのーひー♪
(創世のアクエリオン)
「出会わなければさつり~くのてんしでいられたあっ
すーきなるまたたきもうるわしい~
ここなんて言ってるのかわかんない」
「サビですよ!みなさんご一緒に!はいっ」
(三人で)
「一万年と二千年前からあ・い・し・て・るゥ~
はっせんねんすぎたーころかーらもおとこいしくなあーたー」
「次っ!」
(息子)「エリオット・ヤミンのウェイト・フォー・ユーとボンジョビどっちがいい?」
(わたし)「エリオット・ヤミンかな」
TO「眠たくなるからボンジョビにして」
「イッツマイラーイフ、アンイッツナウオアネーバー エインゴナリフトフォーエーバー」♪
(ボンジョビ イッツマイライフ)
「さび以外全然歌えないし・・さすがにきみはそれらしく歌ってるね」
「え、オレも全然意味わかってない」
息子とわたし、エンディングに声をそろえて
「いっつ、まい、らいふ!」
「あー、大声で歌ったから無事に着いた。でも喉が痛いよ~」
そしてふと後部座席を振り返ると、そこには安らかに眠っているTOの姿が・・・・・。
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