ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

開設1020日記念漫画ギャラリー 第一弾

2013-02-21 | つれづれなるままに

開設1000日記念企画として、ジャンルを細分化して、漫画も振り返ってみます。
ここでいきなりお断りです。

エリス中尉、普通のPCでブログをアップしています。
ですから、ipodなどのモニターによっては
コマとコマが離れて表示されることに長らく気づきませんでした。
コマの上の線がないのはそれを知らなかった頃のアップです。
修正しようと思ったら、画像が粗くなることが分かったのでそのまま掲載します。

「大空のサムライ」その1








大空のサムライシリーズ。
(といっても二つだけですが)
「がんばれ笹井中尉シリーズ」もこの後制作しようかと心が動いたのですが、
なんだか各方面から顰蹙を買いそうなので自重しました。

キスカ脱出作戦「アメリカ軍が戦った敵」






キスカ救出作戦の映画「キスカ」の稿のために描いたもの。
ちなみに、この稿も人気ページです。
まんがのおかげだと思います。

「短気なご先祖さま」







TOのご先祖様の実話。
「短気なご先祖さま」というタイトルです。
このあとこの医者は自殺して殿様がその慰霊のために神社をつくり、
このご先祖は神様に爆上げされてしまいました。
つまり、TOのご先祖は「神様」なのです。
今でもその小さな神社には「合格祈願」の受験生が訪れるそうです。

キャプラ監督の映画「真珠湾攻撃」の中で、インチキ神主に
「日本人は宗教の自由がなく、天皇の祖先を神とあがめそれは絶対である」
みたいな与太話をさせていましたが、TOの先祖すら神様になっているというのに、
全くの話何を言うやら、でございます。

大空のサムライシリーズ2









大空のサムライシリーズ。
この戦記小説を改めて読んでみると、
「これ絶対ないわ―」
と思える描写が、特に坂井三郎と笹井中尉が描かれた部分に多々あります。

たとえば坂井が命令に反して勝手にモレスビーを単機銃撃してきた後、
「貴様は横着ものだぞ」と言って笹井中尉が
愛情込めた目でわたしをにらんだ」とかー。
これ、本当に坂井氏本人ならしない表現ですよね。

それから、小隊が戦果を挙げたとき、「やりましたな!」と言って
坂井が笹井中尉の手を握ったり
戦中の男が、いや戦後でもそうですが、上司と部下でそういう関係でもないのに
何かあるたびに手を握り合うみたいなことがそうそう行われていいものだろうか、と・・・。

この「ラエ桟橋の誓い」にしても、中隊長に昇進したくらいでこんな大仰な、
なんたって、このときは笹井中尉同期の林谷中尉も昇進してるんだからさ、
と、きっと当時を知る人々は顔を赤らめたのに違いありません。
ただこの、「疑似ボーイズラブ的部分」が、日本の読者にしかしこの小説の魅力として
おおいに受け入れられたという意味では、戦略は成功したと思います。

ちなみに、この「坂井笹井」のアツアツぶりですが、アメリカで出版された
マーティン・ケイディンの「samurai!」には隅から隅まで目を皿のようにして探しても
そのようなことは全く触れられていません。
そのかわり(そのうち書きますが)坂井と女性との関係に大きく紙幅が割かれ、
あくまでも笹井中尉は愛情あふれる上司、という位置づけで書かれているのみ。
アメリカ人の読者には女性との関係を描いたほうが方がウケると判断されたのでしょう。

こういう違いを見るだけでも、伝記などと言うものがいかに「著者の書きたいように書く」
ことによって描かれた本人の実態と乖離していくものか良くわかるような気がします。


嗚呼陸軍潜水艦「マル秘のまるゆ」







「嗚呼陸軍潜水艦」シリーズで描いた陸軍潜水艦「まるゆ」物語。
エリス中尉、かなりこの「まるゆ」には思い入れがあります。
ちなみにこれは実話です。
勿論、軽巡木曾の艦橋の皆さんの反応は、エリス中尉の想像ってことで。


「海軍士官の妻」





「いかつい水兵さん」シリーズ。
いつもかわいそうな目にあういかつい水兵さん。
またいつか登場するかもしれません。(未定)

「秋水くんとコメートくん」










ロケット飛行機「秋水」。
愛が高じてついにこんなくだらんネタマンガまで描いてしまいました。
関係者の方々すみません。反省してます。


「菅野直伝説 黒革の財布」










ご存知菅野直伝説シリーズ。
そろそろ次の伝説が描きたいなあ。(願望)

意外と長くなってしまったので三回に分けます。
後半はまた後日。