ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

ハロウィンのUSJに行った

2012-10-24 | お出かけ

少しここで観艦式の観覧記をお休み。
息子の秋休みで関西に行ってきましたので、淡々と写真を貼ります。



息子は13歳の誕生日をいつもお休み中に迎えます。
関西のわたしの実家に行って誕生日を祝ってもらうことも。

この写真を撮ったとき、カメラを母に見せついでに
「カール・ツァイスのレンズだから買ったんだけど」と自慢したら、
「ああ、カール・ツァイスね」(軽く)
「えっ!!お母さんどうしてその名前を知ってるの?」

驚きました。
カメラ、電子機器には全く縁の無い生活を未だに送っている母、
携帯電話すら持とうとしない彼女の口からなぜその名が?!

「だって、お父さんがいつも『カール・ツァイス』って言ってたから」

舶来もの、特にドイツのものは精密機器から文房具、スキーの板に至るまで
絶対の信頼を寄せていた父は、当然のことながら自分の病院で使用する
レントゲン写真を見るレンズにカール・ツァイスのものを導入しており、
実は未だにうちにある骨董品のような双眼鏡はツァイス・レンズのものだったのです。

母が、「何を今さら」といった口調でその話をするので灯台もと暗しとはこのことか、
と思うと同時に、数十年の年月を隔てて亡き父が愛したレンズを搭載した製品を、
娘が再び手にしたのも、縁というものかもしれないと思いました。



今回泊ったのは中之島のリーガロイヤル・ホテル。
このホテルは、実は震災直後放射線被害を心配してしばらく滞在していました。
震災後初めての宿泊だったので、ロビーに立ったとたん、ごく一瞬ですが、
あのときの何とも言えない気持ちがまたよみがえってくる気がしました。

ホテルでは震災後すぐ、以前デリだった部分を朝食などのレストランに改装したのだそうです。
ビュッフェ中心の食事をするためのレストランのようです。

今回の滞在の目的は、実家で母に孫の顔を見せること、そして、
ユニバーサルスタジオジャパン。

朝起きると、結構酷く雨が降っていました。
「行く?」
「行く」
「行くのか・・・・・」
仕方ありません。
ホテルに傘を一つ借りて出かけました。

 

ホテルからのシャトルバスには我々を入れて8人、USJに行く客が乗っていました。
雨にもかかわらずこうやって来る人がいるのね。
自分もそういう一人であることをすっかり忘れて驚きました。



着いてすぐ、ショップに突入しビニールのレインコートと傘を一本調達。
ショップ入り口にあったスヌーピーの着ぐるみ。
これ、冬は暖かくて部屋着にいいかもしれませんね。
これを来たまま宅急便の受け取りに出るのはすこし勇気がいりますが。



最初はターミネーター。
「ママ、寝ないように」
「寝ませんよ~」
しかし、昨日1時まで起きていて今朝はシャトルに乗るために7時起き。
何回見たこのアトラクションは、今回も「お昼寝タイム」になってしまいました。



テーマパークに雨の日に行くのは嫌いではありません。
なんと言っても空いているし、寒くさえなければなかなか風情のあるものだからです。

 

フロリダのユニバーサル・スタジオに行ったことがありますが、ここと全く同じ作りです。
駐車場(日本では駅)からゲートまで歩くのに、異様に長いアーケードを歩かせるのも同じ。
アトラクションは日本で知名度の無いもの、「ジミー・ニュートロン」とか「スポンジ・ボブ」
などもあります。



創始者なんでしょうが、いつも「この人、誰なんだろう」と思う
「USのウォルト・ディズニー」。
全く有名ではないので、この前で写真を撮る人は皆無です。

といいながら、気がついたら自分がこの前で撮ってるし。
(冒頭写真)





お昼は、以前無かった「カレーレストラン」に行ってみました。
チキンレッグがトッピングというのも妙な感じです。
カレーの隠し味はコーラ、ということでしたが、なぜコーラ?
もしかしてそれって話題だけ?
確かにコカコーラはUSJのビッグ・スポンサーですが、これ、どうなんでしょう。



前回、前々回と、「ウォーターワールド」に行くことが出来ませんでした。
もしかしたらこれを観ないUSJは、元がとれないんではないか?というくらいのお値打ちアトラクション。
今日は見逃さないようにぬかりなく時間をチェックしておきました。

ここでは写真OKなので、撮った写真を少しご紹介。





「水がかかる」ということを覚悟で前に座る観客」(大抵男子中高生)は結構いますが、
「大声合戦」の罰として思いっきり掛けられてもいい人!というコールに、
手を上げたのはなんと女の子。勇者ですね。

これが男子学生だったら、スタッフは遠慮会釈無く思いっきり至近距離から水を浴びせるのですが、
この写真でその瞬間を見ると分かるように、微妙にはずして掛けていますね。
思いやり、です。



しかし、観客は拍手喝采。
これ見るとそれでも結構濡れてますね。



この世界の「悪者」。
いつも同じヘアスタイルですが、前見たのとは違う人です。
どんなオーディションをして、どういうところから集められ、いくらギャラをもらっているんだろう、
と変な想像をしてしまいました。
我ながら夢がないなあ・・・。



登場してからゴルフボールを客席に向かって打ついつもの「お約束」。



それを今回見事にキャッチした中学生がいました。
こういうのを見たのは初めてです。
遠足で来ていた制服の学生をこの日たくさん見かけました。



ヒロインの「ヘレン」はじめ主役はいつも外国人です。
なかなか美人ですが、どうも最近日本国内で価値が急落した「ロシア系」ではないかという気が・・。



しかしこんなこともするのですから、綺麗なら誰でもいいって訳ではなさそうです。



主人公は跳んだりはねたり、ディンギーに乗ったり水に落ちたり逆さづりになったり。大変です。



全てのアトラクションの中でもっとも充実度があって、観ていて面白いのがこれ。
しかし、その日うちに帰るともうそのことは忘れているんですね。
前に同じものを見て感激したはずなのに、今日初めて見るような気がしました。
テーマパークのアトラクションって、花火みたいです。



息子が好きでこの日二回乗った「スペースファンタジー」のキャラクター。
このアトラクションはいわば室内ジェットコースターで、スペースマウンテンと似ていますが、
乗っているコースターがぐるぐるさらに回転するもの、と思って頂ければいいかと思います。

戦闘機でスタントをするパイロットの気持ちを味わえる、という理由で、わたしはこういうものが大好き。
何度でも付き合えます。

ところで75歳は軽く超えた白髪の老紳士がたった一人で乗っていましたが、
これ、アトラクションの中でもかなり過激で、「心臓の悪い方、寝不足の方、ご遠慮下さい」なライド。
老人が乗っているところはまず見たことがありません。
もしかしたら元パイロット?

さて、この日USJではハロウィーンのための催しがありました。



パレードです。
しかし、ディズニーと違い、パレードがあるといっても、人垣は出来ません。
せいぜい三重くらいの人が周りに集まるのみ。
始まる数時間前から場所を取るために座り込んで待つ、などという異常な行為は、
東京とアメリカのディズニーだけであるらしいことがわかりました。
ていうか、この日は午前中雨だったので、雨のやんだ後も場内は空いていたのです。



ノリノリです。



こういう、原価一円くらいのアクセサリーを、パレードの人たちが、あたかも
「餅巻き」や豆まきのように観客に向かって投げてきます。
わたしはたまたま手を伸ばして一つつかんだだけですが、
中には10くらいゲットして、じゃらじゃら付けて歩いている人もいました。



スタッフもカメラに向かっていちいちこんな顔をしてくれます。
観客が少ないからこそできる、心のこもったおもてなし。(T_T)





スタッフのテンションの高さと後ろの人垣の無さの対比が、何とも言えません・・。



パレードの頃雨はやんでいましたが、この日初めて太陽が顔を出しました。
こうなると、金木犀の香りの漂う快適なパーク内、
何もしなくても散歩だけで十分楽しいものです。



 



久しぶりのUSJ、それなりにわたしも息子も思いっきり楽しみました。
しかし、実はこれで終わったわけではありません。
この後ディズニーリゾート行きという苦行が待ち受けている(予定な)のです。
ブログの原稿制作もここのところ一日一ログの自転車操業状態なのに・・・・・

どうなる、わたし?

とにかく明日はまた観艦式の続きからお送りします。
どうぞお楽しみに。