勝負とは？

今日も高校野球を見ていた。
よく「流れ」という言葉が使われるが、わかったようなわからないような、何ともむずがゆいものである。そういうものがあるのではないかということは肯んじ得るのだが、雲をつかむようで実体がよくわからない。経験則から来たものなのだろうから当たり前といえば当たり前である。主導権といってもいいのかもしれないが、勝負を左右する何ものかである。
大概、決着が付く前に勝負というものは決まってしまうものである。つまり、最終的にケリがつく前に勝負を決定づけた瞬間というものがあるはずである。それはいつかというのはわからないが、気付いたときにはもう定まっているというのはよくあるパターンである。もちろん、そうなるのは結果として「負ける」側の方が多いだろう。というのは、その時点で既に相手に主導権を握られていることになるからである。まさか気付かずに主導権を握ったということはあるまい。
よくわからない中でも、理屈を積み重ねて一定のパターンを見出そうとする。これも科学の初歩である。