POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 宜蘭縣五結郷季新村五濱路二段にある「國立傳統藝術中心」(「国立伝統芸術センター」)は、台湾各地の伝統芸能や工芸のすべてをここ一か所に集めてあります。ここでは、布袋戲(ポテヒ、ポーテーヒー)など台湾の伝統芸術と文化を総合的に紹介しています。「山泉大飯店」のジェシーさんに「とても面白いですよ。」と勧められたので行ってみることにしました。



 「國立傳統藝術中心」は、「羅東(ルォードン)」というところにあります。「台北」に宿泊しているなら、「首都之星」というバスで、90元、1時間強で行くことができます。「礁渓」からなら鉄道で行くことができ、南下していきます。「宜蘭(イーラン)」の次になります。



 「國立傳統藝術中心」には「福泰冬山厝」という宿泊施設もあり、「厝(そ、cuo 4声)」とは家屋を指します。外観はもともとの建築の風貌を保存して(「古厝建築風情」)いるが、内部宿泊環境を快適に暮らせるように改装しているのだそうです。今度機会があれば泊まってみたい気もします。



 「雅致客室」(15部屋)というカテゴリーでは、3,200~4,800元(日本円で11,000~16,000円ほど)なのだそうです。無線LANが使え、液晶テレビが置いてあるようです。



 大抵、私たちは目的地に対して十分に下調べをして行くのですが、夫は温泉に興味のない人で、「宜蘭(イーラン)」周辺については何の下調べをしていませんでした。そこで、行き当たりばったりの旅になりました。午前中は、「ハウス・ツアー」や「温泉魚SPA」を楽しみ、「礁渓」の街で「台湾料理」で昼食を取り、それから列車に乗り込みました。私は去年(2007年6月)の台湾一周の旅では「宜蘭」に降りなかったので、見てみたく、一旦「宜蘭」の駅に降りました。駅周辺を見て廻り、「インフォメーションセンター」で資料の収集。そして、また列車に乗車。



 台湾の駅に出口が2つあるものがありますが、方位を利用して「東口」とか「西口」とは表示しません。駅正面をそのまま駅名で言い、駅の裏出口を「後站」と表示します。「宜蘭」の「インフォメーションセンター」で尋ねた情報では、「國立傳統藝術中心」へはタクシーで「120元」ほどで行けるそうです。そこで、「羅東後站」で降りて、タクシーに乗ろうとすると、メーター・タクシーではないので、値段の交渉。

「(インフォメーションセンターで貰ったパンフレットを見せて)ここに行きたいんだけれどいくらかな。」
「200元だね。」
「高いね。120元にしない。」
「120元?ダメだね。」



 どのタクシーも「200元」を譲らないので、「前站」に回って来ました。

「ここに行きたいんだけれどいくらかな。」
「250元だね。」
「高いね。120元にできない。」
「120元?ダメだね。230元ならいいよ。」



 インフォメーションセンターの若い女の子の情報が間違っているか、カモだと思われてぼられているかのどちらかです。夫は、係りの案内の間違いだと考え、「200元で行こう。」と主張。私は、カモにされていると考え、他の交通手段を聞き出すために、女子学生を捕まえて、英語で質問。優しい女の子で最初はタクシーを勧めていたのですが、別の交通手段が思い当たったみたいで、「後站」の方へ案内してくれて、徒歩で3分くらいのところを指差して、「あそこにバス停があったように思います。」とのこと。女の子に感謝の意を表して、駅にたむろしている先程のタクシーの運転手たちの前を通って、バス停へ。



 ありました。首都客運の「首都之星」という「台北」と「宜蘭」の街を結ぶバスの「羅東站」の脇に「傳藝中心」を終点とする「261番」の「羅東後站」というバス停が。



 ところが、このバス、日に5本、2時間おきにしかなく、今度来るのが行きの最終。帰りの最終がこのバスになるのでしょうから、行って帰って来るだけ。夫の最終決断は、「撤収!」。下調べが大事だということを実感しました。もっと早く行動すればよかったのですが、こと既に遅し。でも、日が暮れてきたから、これから「羅東夜市」に行けば、まあ無駄な旅でもなかったよね。



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