POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 「台北」の東、バスで1時間ほどの「礁渓(しょうけい、Jiaosi、チアオシー)」にある「山泉大飯店」を訪れています。きょう(2008年10月4日)は、きのう貰った「温泉魚泡湯券」を我が子「健人」に持たせて、「温泉魚SPA」にやってきました。「温泉魚SPA」は、本館に隣接している別棟の奥にあります。この券で30分利用できます。私は去年(2007年6月)、ここで利用していますが、健人にとっては初めてなので楽しみにしていたようです。



 受付で足拭きのタオルを受け取り、洗い場でシャワーを使って足を洗い、水槽(?)、浴槽(?)に向かいます。温泉プールと表現しておきますが、温泉プールは2面あります。大きな温泉プールで、2面を繋げばまさにスイミングプールになりそうです。そのプールの縁に座って足を入れます。



 健人は初めてなので恐る恐るです。

ジャジャン♪ジャジャン♪ジャジャジャジャジャジャジャジャ、ジャ~ン♪ (ジョーズのテーマ)

 何かが近づいてきます。ガブリ!何かが食いつきました。痛い!そう、健人は「痛い!」と表現しました。くすぐったいという感じではなく、噛まれているような感じだったと言いました。慣れてくると、「ストローを皮膚にあてて吸われている感じに変わった。」とも言いました。チクチクする感じなのだそうです。



 噛みついたのは、体長が10cmほどの赤い色をした「Garra rufa(ガラ・ルファ)」。台湾では「温泉魚」と呼んでいます。“reddish log sucker”とも言われ、“sucker”は鯉に似た北米産の淡水魚を指すのですが、語感として“suck(口をつけて吸う、吸い取る)”するもの、という感じがあります。乳離れ前の動物かな。“nibble fish”とも言われるそうですから、“nibble(少しずつかじって食いちぎる)”されたという健人の感想も的を得ているのでしょう。



 この「Garra rufa(ガラ・ルファ)」は、「Cyprinion macrostomus(シプリニオン・マクロストムス)」とともに、「ドクター・フィッシュ」と呼ばれています。「ガラ・ルファ(Garra Rufa)」は、舐めるようにして患部を刺激するのに対して、「シプリニオン・マクロストムス(Cyprinion macrostomus)」は、尖った口をしていて、皮膚を突付きながら患部を刺激するのだそうです。「ガラ・ルファ」が「舐めるよう」であの感じならば、「シプリニオン」はもっと過激なんですね。

 「ドクターフィッシュ」は、トルコのシワス(Sivas)県のカンガル(Kangal)市の温泉に生息し、皮膚の病気である「乾癬」の治療に効果があるということで有名になったもので、皮膚の患部は他の部分より一層柔らかい状態になっていて、それを吸い取ってくれるので効果があるようです。去年訪れたときに、ジェシーさんが「この魚はトルコから輸入したものなのですよ。」と言っていたのはこのことだったのですね。

 皮膚病がないので、治療効果を期待はできないのですが、面白い経験ではあります。

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