POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 ハノイ滞在2日め、午前10時10分前、レセプションからの早口の電話。どうもドライバーが来て待っているらしい。きょうはハイヤーをチャーターして、観光スポットを巡る予定です。

 階下に下りていくと、サングラスをかけた50歳代の男性がいます。レセプションの女性の話では、英語が話せないドライバーなのだそうです。つまり、ベトナム語しか話せない。

女性(心配そうに)「どうしましょう。」
私「大丈夫ですよ。行ってもらう所のリストを書いておきました。」

 夫に昨夜作ってもらった、ベトナム語で書いた行き先リストを女性に渡します。その中に、ベトナム語のわからない大型スーパー“METRO”と大型デパート“BIG C”が入っていました。

夫(女性に)「この2つをベトナム語で説明してあげて下さい。」
女性「これでわかりますよ。」(一応、ドライバーには説明する。)

 ガイド本の中には、地図にベトナム語を併記していないものがあります。指差して、その所在場所を示したいのですが、日本語のみの表記では役に立ちません。それにベトナム人は地図の読み方がことによると下手。ベトナム語を併記してもらいたいものです。

 説明が済むとさっそくスタート。まずは、チュア・チャン・クオック(鎮国寺)です。西湖(Hồ Tây)のほとりに湖に突き出してあります。



ドライバー(指差して)“Chùa Trấn Quốc
夫(頷いて)「チュア・チャン・クウォック」

 ドライバーは、寺に渡る橋の手前に車を停めて、私たちを待っていてくれます。鎮国寺は、べトナム最古の寺と言われ、西暦500年代に建てられたもので、紅河(Sông Hồng)から、この西湖の小島に移築されています。そして、民俗学博物館。ベトナムの少数民族のことがよくわかります。



 次は“METRO”という大型スーパーマーケットです。ハノイ西部の新興住宅地域、カウザイ区(Cầu Giấy)にあるスーパーで、市中心部から車で30分ほどかかります。スーパーは、その地域の人たちがどのような日常生活を送っているかが、食生活から覗くことができて面白い。



 入口のドアを入るとゲートがあって、“METRO CARD”がないと入れないと言われました。会員制なのでしょうか。「そのカードは、どうすれば入手できるの?」「パスポートはないですか。」「持ってきていないの。」「なら、このカードに住所と名前を書いて下さい。」というわけで入れました。

 なんとも面倒なこと。実は、その前に手荷物は預けなければなりません。預けてロッカーの鍵を受け取り、ゲートをくぐり、棚をいろいろと見て廻ります。大型の液晶テレビが陳列してあります。0が多くて一体いくらなのかわかりません。70円が10,000ドンの国です。夫に尋ねると、「8万円くらいかな。」日本でのそのサイズの値段がわからないので、高いのか安いのかわかりません。「テレビ離れ」が進んでいる我が家では、テレビを買い換えようという話はないのです。だから、詳しくありません。地上波のアナログ放送が終了すれば、テレビは止めようとさえ言っています。家族全員、ネット族?

 スーパーの中はごった返しています。歩くのもままならないほど。カートがあちこちで渋滞を引き起こしています。これから推測するに安いのかも知れません。レジには長蛇の列。レジは10台ほどあるのですがそれでも長蛇の列。べトナム・コーヒーを1度カートの中に入れたのですが、この長い列を見て挫折。買わずに出ることにしました。すると、出口にまたまた長蛇の列。係員2人がレシートと品物を一つ一つチェックして人を通しているのです。何これ、ここまで人を信用しないの。ここべトナムは、共産主義の国であることを思い出しました。なんという非効率! 手に何も持っていないことをアピールして、列を無視して外に出ました。私はそんなに暇じゃないのよ、観光で。



 次は、カウザイ区にある大型デパート“BIG C”。ここもIDカードのようなものを要求されるのかと思ったのですが、日本にあるような普通のデパートでした。地方にあるようなデパートです。ショッピング・モールのようなレイアウトです。1階にはブランド・ショップ、2階にもショップが多数。



 ぶらぶら歩くうちに、こぎれいなタイ料理のレストランがありました。「お昼にしようか。」ということで入りました。お値段は、かなり高め。富裕層向けのメニューでしょうか。でも、料理は美味しかった。レストランはかなり混んでいました。あちこちからベトナム語の会話が聞こえましたから、ベトナムの富裕層が来ているのでしょうか。共産主義の国に富裕層、共産主義とは何なのでしょうね。

 べトナム・コーヒーと蓮の実を油で揚げたものを購入し、次に向かいます。次は、文廟(Văn Miếu)。夫にリスト作りを頼んだので、こっそりと入れられていました。文廟(孔子廟とも)は、孔子を祭るために建立されたもので、この境内にべトナム最初の大学が開設されたのだそうです。夫は入場料を5,000ドン払い、健人と一緒に亀の上に乗った石碑を見に行きました。石碑には科挙の合格者の名前が刻まれているのだそうです。私は入口の石に腰掛けて次に何を食べようかと研究。タイ料理よりべトナム料理を食べたいのでね。



 次に向かったのは、統一公園。ここも入場料を払って、入場。ただ、うろうろして公園の中にある大きな湖を見てきました。ここも夫の仕業。

 つぎ、ハノイ大教会。そして、西湖府。ここで、タニシ料理を食べてみたかったのですが、「いまは要らない。」という2人の意見で食べ損ねました。ね、べトナム料理を食べることに少し協力して。

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