POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 インフルエンザの「簡易検査」では、A型か否かの判断しかできません。海外渡航暦が直近にあり、渡航先の地域で新型インフルエンザの感染者がいて、その簡易検査で陽性になれば、一旦「隔離」されることになります。

 4月30日にアメリカからノースウエスト機で成田空港に帰国した日本人女性(25)が、機内のインフルエンザの簡易検査で陽性反応が出たため、特定感染症指定医療機関に指定されている千葉県成田市の成田赤十字病院に運ばれ隔離されていました。彼女の座っていた座席周辺の乗客も「濃厚接触者」としての扱いを受けることになりました。感染の拡大を防ぐために「濃厚接触者」も移動が大きく制限されます。

 5月1日、女性は「PCR法」で複製・増幅したウイルスの遺伝子検査の結果、季節性インフルエンザのA香港型(H3N2型、新型インフルエンザはH1N1型)だったといいます。「濃厚接触者」の移動制限も解除されたことでしょう。感染の拡大を防ぐために必要な処置ですが、海外旅行中にこのような事態に巻き込まれると非常に辛い立場に置かれます。

 この状況が沈静化するまでは、海外旅行を控えた方がいいのでしょうか。

(追記) インフルエンザ感染の特徴は、「高熱」を出すことです。2009年5月20日に「国立感染症研究所感染症情報センター(IDSC、Infectious Disease Surveillance Center)」は「2009年5月19日現在の神戸市における新型インフルエンザの臨床像(暫定報告)」という報告を出しています。その中から、いくつか情報を拾ってみましょう。

 43例の入院時の臨床像は以下のようなものである。約90%に38℃以上の高熱を認めた。60~80%の頻度で挙げられた症状は倦怠感、熱感、咳、咽頭痛であった。鼻汁・鼻閉、頭痛は約半数において認められた。嘔吐や下痢の消化器症状は約10%弱に、結膜炎は7%に認められた。

 このことから判断すると、今回の「インフルエンザA」は、(1)38℃以上の高熱、(2)からだのだるさ、(3)咳、(4)のどの痛み を特徴とするといっていいようです。鼻水、鼻づまり、頭痛は必ずしも伴わず、ごく稀に嘔吐や下痢をする場合もあるというところでしょうか。季節性のインフルエンザと症状に変わりがないですから、今回の「インフルエンザA」と「季節性のインフルエンザ」との識別は、ウイルスの遺伝子検査をしないと判明しないことになります。(追記部分終わり)

 横浜市に住む高校生(17)は、新型インフルエンザの感染者が発見されたカナダのブリティッシュコロンビア州に4月25日まで修学旅行に行っていました。帰国後、インフルエンザの症状である、発熱、咳、痰の症状が出ていたといいます。

 この高校生は簡易検査でインフルエンザA型の陽性反応が出たことから、現在は感染症専門の施設で治療を受けているようです。ウイルスの遺伝子検査が行われ、新型インフルエンザか季節性インフルエンザかの結果判明には1日程度かかります。

 記者会見した舛添厚労相は、「新型インフルエンザということであれば、対応が遅れてはならない。早期に発見し、治療すればタミフル、リレンザの投与で治る。大事を取りたいと思っている。正確な情報をお知らせするので、落ち着いて行動していただきたい。(新型インフルが)判明したわけではない。」と語っています。

 新型インフルエンザウィルスは、現在知るところでは毒性も弱く、季節性のインフルエンザウィルスと対処方法に変わるところはありません。でも、私たちは、不要不急な外出を控えて、人との接触を避けて行動するしかありません。経済活動が停滞して不況にある世界経済にあって、この状況は大きなマイナスです。積極的に行動したい、でも自分が新型インフルエンザウィルスを撒き散らすことはしたくはない、難しい状況に置かれています。

 次の旅行の目的地をどこにするか、その国の政治状況、経済状況、治安、インフルエンザ感染情報、、、調べることは多くあり、休みの日は家に籠もって、パソコンに向き合う日々になってしまっています。

        (この項 健人のパパ)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 新型インフル... アジアでも二... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。