POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 旅行好きの妻は、いろいろな旅行代理店、オンライン旅行会社、ホテル予約サイト、ホテル、航空会社からメールやニュースレターの配信を受けています。その量たるもの、日に十数本の時もあります。「【楽●天】トラベルニュース」などは日に数本が送られてくることがあります。その中の1本に目を留めた妻は、突然、「ねえ、イタリアをやめて、トルコ行かない?」と言い出しました。「誌面リニューアル記念第一弾! 5ツ星ホテルに泊まって全食事付きでトルコ9日間がなんと7万円!」という業界第3位の旅行代理店からのメールを読んでからのことです。

 私「いいね。トルコは昔から興味があるんだ。新潮選書の「ケマル・パシャ伝」を読んでからかな。」
 健人(息子)「ぼくもいいよ。新しいところ、興味あるんだ。」
 妻「全食ついて7万円は異常に安いわよ。エアは大韓航空だからマイルもつけば、それでもう一回旅行に行けるわよ。無料航空券をゲットするには、マイルが少し足りなかったのよ。」
 私「イスタンブールは数日いても飽きなさそうだね。」
 妻「期間が短いせいもあるけど、イタリアにかける費用の半分以下よ。」
 私「イタリア行くんで買い込んだユーロはどうするの?」
 妻「トルコはもうユーロ圏じゃないの?」
 私「まだなんだ。憲法改正が絡んでいるからね。」
 妻「ユーロを持って行って両替ね。」
 私「円高の時に買ったからね。」
 妻「じゃあ、申し込んでいいわよね。」
 私「え! 出発はいつにするの? 仕事との関係もあるし、スケジュールを調べて見なくっちゃ。」
 妻「通常よりも2万円ほど安いの、このツアーは。出発日が限定されていて、人数も限定されているのよ。77人だけだって。早く申し込まなきゃ。」
 私「申し込むったって、行程も分からないのに。下調べもしないで出かけるのはどうかな。」
 妻「じゃあ、調べてよ。急いでね。」

 このツアーは、成田空港を朝に出発して、ソウルで乗り継ぎ、夕刻にイスタンブールに到着。翌朝、バスで約6時間かけて(ダーダネルス海峡をフェリーで渡り、ヨーロッパ側からアジア側へ)、「トロイ」へ(1時間ほどの観光)。約2時間30分かけて、ホテルへ(「アイワルク」)。翌朝、約3時間30分かけて、「エフェソス」へ(2時間ほどの観光)。約3時間かけて、ホテルへ。翌朝、ホテルのある「パムッカレ」の観光(約1時間)。約5時間30分かけて、ホテルへ。翌朝、約3時間かけて、「カッパドキア」へ(2時間30分ほどの観光)。カッパドキアで宿泊。翌朝、「ボアズカレ」ヘ(午後の観光)。約4時間30分かけて、「アンカラ」へ。夕食後、一等寝台で、「イスタンブール」へ。翌朝、約5時間かけて、イスタンブール歴史地域の観光。イスタンブールで宿泊し、午前中、自由行動で、午後、約4時間かけて、2度目のイスタンブール歴史地域の観光。夕刻、帰国の途へ。という行程です。

 トルコは広いのでしょうね。イスタンブール観光を除いては、長時間の移動の間に1時間から2時間ほどの古代遺跡の観光が入るという感じの行程になっています。トルコは東西に長い長方形の形をしています。その左半分をイスタンブールから反時計回りに一周するような旅行になるようです。マルマラ地方→エーゲ海地方→地中海地方→中央アナトリア地方→黒海地方→マルマラ地方と一周するわけです。



 トルコ最大の都市「イスタンブール(İstanbul)」のある「マルマラ地方(Marmara Bölgesi)」は、「マルマラ海(Marmara Denizi)」を取り囲む地方です。マルマラ海は、「ボスポラス海峡(Bosphorus、İstanbul Boğazı、イスタンブル海峡)」を通じて北の「黒海(Karadeniz)」と繋がり、「ダーダネルス海峡(Dardanelles、Çanakkale Boğazı、チャナッカレ海峡)」を通じて南の「エーゲ海(Ege Denizi)」と繋がっています。

 早朝にイスタンブールを出たバスは、マルマラ海を反時計回りに回るようにして、「イスタンブル県(İstanbul il)」→「テキルダー県(Tekirdağ il)」→ヨーロッパ側の「チャナッカレ県(Çanakkale il)」の「ゲリボル(Gelibolu)」と移動し、カーフェリーでダーダネルス海峡を20~30分ほどかけて渡り、アジア側の「チャナッカレ県」の「ラプセキ(Lapseki)」へと入ります。このラプセキの近く(バスで1時間ほど)に「トロイ(Troya、トロイア、イリオス)」があります。

 「ハインリッヒ・シュリーマン(Johann Ludwig Heinrich Julius Schliemann、1822年~1890年)」は、クリミア戦争(1854年~1856年)で巨万の富を得た(ロシアに武器を密輸)実業家でしたが、ギリシャ神話に出てくる伝説の都市「トロイア」が実在することを発掘によって証明したとされる人物です。トロイアには、幾層にも遺跡が存在します。観光では城塞の跡などを見ることになります。このような場所は珍しいものではなく、豊かな想像力でこの世界遺産を楽しまなくてはなりません。シュリーマンの著作「古代への情熱」を読んで出かける必要はありそうです。

 1時間ほどの観光の後、「バルケスィル県(Balıkesir il)」の「アイワルク(Ayvalik)」に2時間30分ほどかけて移動していきます。2日めの宿泊はこの地です。アイワルクは、エーゲ海に面したリゾート地です。地中海性気候で、夏は雨が少なく、冬は多雨です。11月から12月にかけては雨が多くなるようです。あすは、「エフェソス」の観光です。この続きは次回に。

                (この項 健人のパパ)

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