POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 2012年10月15日、全日本空輸(ANA)は、2000年3月に休止した関空-ヤンゴン線以来、約12年半ぶりのミャンマー直行便となる成田-ヤンゴン線を就航しました。就航したのは、ビジネス席(38席)のみの週3往復のB737。観光需要が興れば、エコノミー席の導入、機材の大型化、週7往復への増便などが検討されるようです。往復運賃を検索したところ、スーパービジ割で25万円ほどからでした。



 ビルマ文字は、英文字のように子音字と母音字が別であるという構造を持ちません。ビルマ文字は、ハングルやタイ文字のように、一つの文字の中に子音と母音が組み込まれ、音節を表します。それはある意味、日本語のひらがなやカタカナのようです。



 しかし、日本語と異なる点は、その音節文字が子音を表す文字と母音記号の組み合わせからできていることです。カタカナの「マ」、「ミ」、「メ」では、共通する部分はありません。それに対し、ビルマ語の/ma/、/mi/、/me/では、「上部の欠けた円+下部についた眼」という部分が共通しており、これが/m/という子音を表しています。/ma/では/a/という母音を表す記号が後ろに、/mi/では/i/を表す記号が上に、/me/では/e/を表す記号が前についています。

 ハングルは、音節を表すのに正方形という形の中にすべてを入れますから、子音文字を上半分、母音記号を下半分に入れたり(母音記号が横棒で構成されるとき)、左半分に子音文字、右半分に母音記号を入れたりします(母音記号が縦棒で構成されるとき)。ハングルで、子音/m/は四角形で表され、母音は縦棒、横棒、点の組み合わせで表されます。

 ハングルは正方形の中に納まるものが1つの音節を表しますが、ビルマ文字はタイ文字のように、1つの音節が左右に広がることが多いため、文字に慣れないうちは、どこまでが1つの音節を表すか判別するのに苦労します。インド、タイ、ミャンマー(ビルマ)、ラオスなどで使われているインド系文字は、音節を構成するとき、左へ、右へ、上へ、下へと記号が付け加わっていきます。



 広い「オ」を使った(日本語以外は狭い「オ」と広い「オ」がある)「ト」という音節を表すのに、ハングルは正方形に収まるのでコンパクトですが、ビルマ文字はタイ文字と同じように左右に広がります。円が4つも並んで、1つの音節なのですから、初学者には音節の区切りを判断するのが難しいといえます(図は、カタカナを除いて、子音を黒字で、母音を赤字で表している)。



 上の表は、緑色の破線で表された円の位置に子音を表す「字母」が入り、その字母が帽子を被ったり、ブーツを履いたり、左側や右側に連れを伴ったりして、「音節(子音+母音、開音節)」を表します。ビルマ文字でややこしいのは、「声調」の情報も文字に含まれていることです。だから、同じ/i/の母音を表すのに、3種類もあるのです。下降調の/i/ならば、真円の帽子を被り、低平調の/i/ならば、真円に下眼のある帽子を被り、高平調なら、帽子を被った上に、服にブローチを2つ上下に付けて歩きます。狭い「オ」ときたら、帽子を被り、ブーツを履き、ブローチを2つ付けています(高平調)。おしゃれ~

 突然に「声調」の話に入ってしまったので、きょうはここまでにして、次回はその「声調」の話に移ります。

             (この項 ビルマに行くのも大変だなあと思い始めた「健人のパパ」

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