(追記-2015年1月16日) 掲載の記事は、2008年8月のものと古く、愛河クルーズも状況が変わっています。そこで、内容を修正することにしました。
「愛河愛之船」は、仁愛公園の向かいの「国賓大飯店」の前の船着場(「國賓站」)を出航し、中正路に架かる橋をくぐり、七賢路に架かる橋の前で折り返します。再度、中正橋をくぐり、高雄橋(「五福橋」とも言う)をくぐり、真愛碼頭に至ると折り返し、國賓站に戻ってきます。120元(日本円で440円ほど。2015年1月現在)で、約30分ほど廻ります。平日は、午後3時に始まり、午後10時に終わります。休日は開始時間が午前9時と早いです(終了時間は午後10時)。
愛河クルーズで用いられるボートは、ディーゼル燃料のボートから徐々に交換が進められていたのですが、2012年(中華民国101年)10月にすべて、旅客定員が36人のソーラーパワーを動力源としたボート(太陽能船)に切り替わりました。2014年1月には、旅客定員が42人の第3世代の「太陽能愛之船」が2艘就航しています。造船費用は700万元(日本円でおよそ2,600万円))だったといい、2012年と2013年の両年の乗船者数が50万人を超えたことから、運営会社の高雄市輪船公司は新船を購入したそうです。これで、太陽能船は12艘で運用されることになったようです。(追記の終わり)
高雄市には「仁愛河」という河が流れています。市中心部はほぼ東から西へと流れ、途中大きく進路を変更し、南へと向かい、高雄湾に流れ込みます。ほぼ碁盤の目状に通りが走る市中心部ですから、この仁愛河に橋が多く架かることになります。
この仁愛河で橋の下をくぐってクルーズする観光船があります。それが 愛河愛之船 です。コースは「五福橋─建國橋」「真愛碼頭─愛河之心」の2つあるのですが、後者は日曜日だけの営業でいつでも乗れるわけではありません。前者は平日も運行しており、午後4時から11時までです。15分おきに出発します(航班:下午4時至晩上11時00分,約15分鐘一班)。
「五福橋─建國橋」コースは、仁愛公園にある船着場(「碼頭」)を出ると河を下り、五福路にかかる高雄橋(五福橋)で折り返し、仁愛公園の向かいの「国賓大飯店」の前の船着場に着きます。中正路に架かる橋と七賢路に架かる橋をくぐり、建國橋で折り返します。再度、七賢橋をくぐり、「音楽堂」の前の船着場に着きます。そこを出ると、再度、中正橋をくぐり、仁愛公園の船着場に戻り着くことになります(停靠碼頭:國賓飯店站、仁愛公園站、音樂館)。航行時間は約30分(航線:五福橋─建國橋(往返約30分鐘))です。
乗船料は80元(約300円弱)です。子供料金があります。身長で区別されます。115cm未満だと無料です。115cm以上でも6歳未満であることを証明できれば無料です。115cm以上145cm未満だと半額です。145cm以上でも12歳未満であることを証明できれば、半額です(票價:全票80元、優待票40元、團體票70元。身高滿115公分未滿145公分之兒童;滿145公分而未滿12歳者,經出示身分證件(身高未滿115公分之兒童;滿115公分而未滿6歳者,經出示身分證件,免費) )。
私たちが高雄に行く頃には、MTR「鹽埕埔」駅(高雄捷運橘線は2008年8月31日に運用開始予定)が運用を開始していますから、駅から徒歩で仁愛公園に行けそうです。便利になりますね。
このクルーズに去年乗ったときはシンガポールのクルーズを思い出しました。この仁愛河は以前は汚染のひどい河だったようです。それを高雄市が主導して、きれいな河へと蘇らせたようです。(「愛河」早年的大家都是稱為「高雄川」或「高雄運河」。早年的愛河受汚染很嚴重,但經過前任謝市長的大力整頓下,河水變的好乾淨!)。
船上で風に吹かれて、夫も シンガポールのナイト・クルーズ (リバー・クルーズ)を思い出すでしょうか。