先程、父に電話をしました。
上の息子が大学のサークル活動に出掛け白馬より、無事戻った事を伝えるためでした。息子は、現在政経学部に在籍、経済関係のマスコミでアルバイト中です。
歴史や法律が好きなのは、私の影響かもしれません。
息子は、初めての縦走であったので皆でかなり心配していました。
ところで、私の父は、とても働きもので、いつも夜遅く迄働いており、私の高校時代は、ある事業の創成期で家に帰って来る事が少なくなりました。
今から考えると母は、そんな、父を理解出来ないようでした。
私の父は、幼い頃に父親が亡くなりました。
「お父さんが学校から帰ったら、肺炎で亡くなっていたんだよ。」幼い私には、その父のさみしさが、伝わって来ました。父は10歳上の兄が父親代わりでしたが充分な愛情を与えてくれたわけではないと、叔母や叔父か先程、私の父に電話をしました。
私が、今取り組んでいる仕事は、私が小学校1年生の頃に、父が会社の倒産で転職をした業界です。
私は、父の背中を見て育ちましたら直接聞きました。学校を卒業すると、仕送りを父親代わりの叔父にしていたようです。
母は、女性が高学歴になると生意気になるという、古い考え方で私の進学には、常に否定的でした。高校進学も反対されました。
手に職を身に着けるなら許すと言う母の妥協案で調理師を高校で目指し、高校では、栄養士に進み短大に行く、それには、トップの成績を取り、推薦入学のチャンスを手に入れば、考える「あんたに投資するのだからね」と厳しい約束をさせられました。
厳しい母の言葉でしたが、父は、自分が行きたい学校に行けなかった事もあり、私が進学する事に賛成していました。
最近、作業で汗だくになっている現場の人々を見て、私は、父の厳しい労働により、進学させてもらえたのだと感謝の気持ちが増しました。
父に、「お父さんの厳しい仕事のおかげで今の私がある」とお礼を言うと、「元気にしているから大丈夫だよ」と「11月には、たばこも健康のためにやめたんだよ」
こんな会話が出来るとは、想像しなかったので感無量です。
そのうち、遊びに行くからね、お父さん!
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