「ジブリの立体建造物展」というのを江戸東京たてもの園てやっているというニュースを見たのはずいぶん前。
3月まで期間延長だったのを2月と勘違いして 慌てて行ってきました。
この展示はもちろん撮影不可なのでご紹介できませんが
この中の資料で
「なつかしと思う風景に出会って いいなと思うことは
そのころの自分と今の自分を比べてみて 変わっていないことを感じることだ…」
というようなこと(大意です)があったのですが
ジブリの作品は それぞれ舞台となる場所はあるけれど
そこに詰まった要素は 一つではないところがいいところかも。
展示を見ているとき 建築の画をみながら
「これはおかしい。遠近法で考えてもこうは見えないよ。
ほら こっちもありえない構図だ」
と 偉そうに語っている親父がいたけど ありえないからいいものもあると思ったり
その存在価値やこだわりの材質がびっしり書かれた絵コンテなんかを見ていると
常識的に正しく見える ということより 思いの伝わる画であるほうが
ずっといいのにな と親父を蹴飛ばしてやりたくなった。
この 江戸東京たてもの園には 各地から明治から昭和初期の住宅や店舗が移設されています。
おそらく 萌えポイント大であろうと思ったけれど
お天気もよく 朝早くから出かけたのでゆっくり堪能してきました。
相変わらず 窓とドアに着目して回ってきましたが
住宅ということで もうひとつのテーマは台所の風景です。
こういったおくどさんも洋風なキッチンも実際使ったことはありませんが
お人形さんの世界のようで 今回もコレクションしてきました。
まさにおくどさん。
この時代は食べることも一仕事だったのだと
わが身の怠惰を申し訳なく思ったり。
近くにいた女の子が「わー ごちそうさんの世界だね~」と。
こちらは町場の旅館のおくどさん。
実はこの時代の台所は カメラに収めるもののそれほど萌えるわけではない(笑)
使ったわけでも近くにあったわけでもないけれど ステキに思うのが
ちょっと西洋風を取り入れた和風建築のキッチン。
浦和に 二木屋さんというお料理屋さんがあるのですが
こちらがおなじような雰囲気です。
きっと当時の上流階級のひとたちが 集まっていた場所なのでしょうね。
ざわめきが聞こえるよう。
このキッチンのドアがいい感じ。
ドアは和風建築にもなじむような材質なのに ひとたび開けると 洋風な作りに。
山小屋ふうの建築家の家は
池袋にある自由学園の明日館のような明るさ。
照明器具も妙に心惹かれる。
小窓のついたキッチンも 海外のままごとセットのように素敵。
目地のお手入れとか面倒だとは思うけれど
タイル張りのキッチンはやはり憧れ。
次回はまた別なフォルダから 萌えポイントをご紹介します。
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