BSプレミアムドラマ「昨日のカレー 明日のパン」が面白い。
原作も脚本も木皿泉さんときているから面白くないわけないと思うけれど
そういう潜入感なく観たとしても きっと面白く見ているに違いないと思う。
うっかりして「毎週録画」にしていなかったので 2回目を見そびれてしまった。
再放送していないので 初めて有料のNHKオンデマンドに登録して見た。
しかしダウンロードはできない。2回目のお話は 泣けるいい話だったので
夫が帰ってきたら通して全部見せたい。
デ
デジカメの動画モードにして PCの前に固定して録画した…。
でも 画面の後ろ側に 障子の桟とかちゃんと撮れているか確認している私の怪しい影が
しっかり映り込んでいた。
それを考慮しても 第2話はどうしても外せないと思う。
どなたか 録画しておられたらお願いします ダビングしてください!
イヤイヤ コレガホンダイデハナイ
木皿泉さんの描くドラマはどうしてこんなにいいんだろう。
リアルで見た直後から もう一度見たくなる。
同じ木皿さんのドラマの「すいか」と同じ現象が今起きているのだ。
ひとつひとつのエピソードの狙うところがぶれていなくて
どのセリフも そこにあるべくしてあるというのか 無駄がなくて自然。
あんまりいやなやつがいない。
主人公はいるけれど なぜか第三者的な目線で 淡々とストーリーが進んでいく。
そして 言葉にこだわりがあるところがいい。
例えば 主人公 徹子さんっていうんだけど
亡くなった夫の父(ギフ=鹿賀丈さん)は「テツコ」さんと呼び
会社の先輩 山ガールはひらがなで「てつ」と呼ぶ。
ちゃんとそれが説明台詞でなくて 自然に伝わってくるあたり
そして それが自分の持っているイメージとぴったりくるあたり
ぞくぞくする(笑)自分でもきっとそうするだろうと思ったり。
なによりも 亡くなった夫カズキ(星野源さん)を思う テツコと従兄の虎雄(あにやんがやってる)
幼馴染のムムム(おつうの好きなミムラさんがやってる)の 切ない気持ちがたまらない。
その中にも 日常の笑い生活の匂いが織り込まれていて
一話ごとに 登場人物が解放されていくのが たまらなくうれしい。
最近民放のドラマが 濃い味のお料理みたいに少しもたれてくるのに対し
NHKの方を持つわけでは決してないけれど
役者のもともと持つ強烈なキャラクターに頼らないNHKのドラマ、好きだなぁ。
「すいか」を繰り返してみるという高山なおみさんの 劇中料理は最高に美味しそうだし
ラストに流れるプリンセスプリンセスの「M」は実に切なく。
日々過ごしているとなぜか「すいか」を見たくなる時がある。
ビタミン不足な時に ドリンク剤が欲しくなるような感じかな?
カラダがココロがあの世界を欲しているかのように。
このドラマも そんなドラマになりそう…
それにつけても 2話がないのが悔やまれる…ほんとにだれか持っていませんかっ?
木皿さん繋がりの「すいか」で 主人公を演じた小林聡美さん。
この時は 同期のババちゃん(小泉今日子さん)という信用金庫の行員が
横領をはたらいて 指名手配になる。
そんな中 取り残されたような30代の女性を 魅力的に演じていたのだけれど
今週末公開の「紙の月」
小林さんは 横領をはたらく宮沢りえさんを見つめる役のようだ。
真面目な信用金庫行員をやらせたら右に出るものはいない(笑)と思った一瞬。
これもちょっと見たい作品。
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