散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



もうすぐ一年になるけれど ジャンベというアフリカンな太鼓を習い始めた。
なにか新しい楽器を始めてみたいと思って ずいぶん前にサックスの体験レッスンを受けた。
しかしながら なまじ楽譜が読めるので
どうも新鮮味がない。さらに謙虚にレッスンが受けられないことに気づいて それっきりに。

打楽器は学生時代やってみたかったけれど ご縁がなく
五線譜ではないから きっとフレッシュな気持ちでレッスンに望めるのではないかとずっと思っていた。
思い立ってからずいぶん経って やっとスタート地点に立つことになった。

なにせ ○才の手習いなので なかなか思うようにいかないけれど
先日 発表会ライブで末席で参加させていただく。
人前で演奏するのは何年振りかで かなりモチベーションも上がって
楽しい経験をすることができたと思う。

サテ

そのライブの直前から おつうが風邪をひいて熱を出す。
とても頑丈そうに見えるのだけれど 意外にちょこちょこマイナーに寝込むのがおつうだ。
大抵は「気合」で直す彼だが 今回は薬を飲んでも熱は下がらない。
といっても 幼子ではないし 消化のいいものをつくるのと 
水分補給のために飲み物を買いに行くくらいしか わたくしの仕事はないので
ライブ前日もリハーサルだったし 食べられそうなものをお弁当にして
わたくしはいつもどおりお出かけ。



今回の会場は 伊勢佐木町というなじみのない場所。
ガード下の飲み屋さんというイメージがあるが、そのガード下は
今やクリエイターさんたちが活動するアートなエリアになっていた。



ソレハサテオイテ

週が明けてもおつうは復活せず、というよりどんどん状態は悪くなり
水曜日の朝には かかりつけのクリニックから電話かがかかってきて
血液検査の結果がよろしくないので 入院したほうがよろしいかということになる。



おつう人生初の入院となる。

入院後も一週間は熱が下がらず といっても自然治癒をまつタイプの疾患だったので
ひたすら点滴を受けて安静を保つのみ。
その後血液検査での数値上昇が止まるのと同時に 熱も下がり始め
さらに一週間後 めでたく退院。

後半は退屈との戦いなので 普段活字を読まないおつうだったが
仕事の前後に ずいぶん本を届けた。

中でも気に入ったのが 「みをつくし料理帖」
多分好きだろうと思ったが 何分食欲が全くない時期もあったので
そろそろいいかな?と終盤に投入。

治りかけのちょっとおなかがすくころだったこともあり
帰ったらあれこれ食べたいと思いながら読んでいたようだ。

退院後 数日は自宅で療養したけれど
リハビリがてら散歩に行って タコを買ってきた。
小説の中に出てきた 胡瓜とタコの酢の物 が食べたかったらしい。

まだ 食べることにも体力が要るようで 疲れるらしいが
今週から職場復帰。
あっさりしていながら 元気の出そうなものということで
いつもよりゆっくりと食事をする時間を過ごしている。

「退院したらまずは鍋」と言っていたので
自ら買ってきたタラと帆立の鍋もやったし
ゴーヤチャンプルーにもずく酢、野菜たっぷりのスープも常備している。
こう考えると彼の食事は実に健康的だ。

そういえば 病に倒れる前は 結構激務で
夜が遅いのをいいことに わたくしも食事の支度に手を抜いていたのかも。

当初 一か月は入院…なんて言われていたので
退院を待つ間に 酵母を育てて退院したらパンを焼こうなんて
いくつも瓶を並べていたけど
驚異の回復力で 酵母が育つ前に帰ってきてくれた。
これもまた いいことだ。

家にいてもほとんど顔を合わせることもない同居人だけれど
いないと違和感、そして不在にならないと決して気が付かない違和感。

健康には気を付けようね。


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