散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



桜に呆けてぼんやり過ごしていると あっという間に夏が来る。

これではいけない と思いながらも日々過ぎていく中で
最近 参加するたびに刺激を受けるワークショップのひとつが
盛り付けデザイナー飯野登起子さんの the green table

今回は「インドの旅アウトプット時間」として
飯野さんが わたくしのスパイス学の師匠であるバラッツ氏、そして
タンドールをご指南いただいた れい先生とともに行かれたインドのお話をしてくださる。
もちろん 毎回楽しみにしている盛り付けデザインも。

インドというと 大学時代の友人I君をすぐに思い出す。
藤原新也氏に影響されて 大学最終学年の夏インドへ旅立った。
当時は インドへ渡るというのは精神の自由を求める学生のトレンドだったのかも。
などと たくさんの画像を見たりお話を聞きつつ
同じような思いをそこから感じたりする。

飯野さんが今回回られたという インド、グジャラート州、スーラト、アーメダバードは
いわゆるツアーコースではなく プライベートな行程だったとのことで
かなりデンジャラスな部分もあったもよう。



興味深いお話もさることながら このワークショップに参加するたび
そこに集まる方たちのタフさ、奥深さにちょっと凹んで帰ってきたりもする。
今回はゲストに ライター飯塚敦さんも来られると聞いて
共通の話題もないくせにドキドキ楽しみだったりする。

このワークショップは飯野さんのご用意くださるフードと
参加者持ち寄りの立食パーティ形式なのですが
当日はいったいなにが並ぶのかわからないまま。
にもかかわらず 飯野さんの手にかかると統一感のあるテーブルが出来上がるのが
毎回素晴らしいと思う。
他の人と被ったらどうしようとか 舌の肥えた皆さんの前に
こんなの持って行って大丈夫かしら?などという思いも杞憂に終わる。

わたくしは今回、ずっと試してみたかった桜ふうみの焼き菓子を
調子に乗っていくつかの風味もトライアルで持ち込んでしまうという暴挙(笑)

そして 初対面の人とも なぜか話が弾むのも
自称ひとみしりのわたくしとしては 謎ながら楽しいひと時なのだ。



悲しいかな 最近ちょっと I'm lost.気味なわたくし。
インプットしてもアウトプットすることができず消化不良気味。
ひとそれぞれ アウトプットの仕方はさまざまと言いつつ、
感動したらアウトプットは早いほうがいい というアドバイスをいただいたり
ライターの飯塚さんにも 正しいことやっていればいつか周りがついてきますと言われ、 
うれしい反面 いや、わたくしの今は正しくないかも?なんて思ってみたり。



でも ステキな方たちとのひととき
そして この日もスパイスは 変わることなく誰にも平等に元気を分けてくれる。

お鍋に残ったサンバル(スパイスの効いたスープ)を
幾重にもジップロックに入れていただいてお土産に。
家に帰って袋を開けると さっきまでの空間が戻ってくるだけでなく
いつもの我が家のスパイスの香りとも同じ。

スパイスはどの空の下にも平等に香るのだ。

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