ブリキのおもちゃに涙する（後編の後編）

青い空が見えてきたころ汗をかきかき「星の王子様ミュージアム」内のレストランへ。
カトラリーひとつひとつにロゴが入って、お皿にも王子様のモチーフが。

最近箱根のカレーがちょっと評判ということで
あっちゃんさっちゃんはカレーをオーダー。
野菜がフリットされてのっかった、カレーはかなりインド風の香り。
ライスにはクリーミーなソースがかかり、カレーにもチーズが。

私は本日のパスタで　ペンネのラザニアにしてみました。
なんと　ちぎった海苔が散らしてあり、
粒コショウ？山椒？の粒がいくつか混在。
ペンネにソースがよくからまってとても濃厚。
ちょっと味が濃いかな？　プチパンなんかついていると食べやすかったかも。


ミュージアムの前から箱根湯本へ戻るバスが出ており、
時間帯によっては駅付近で渋滞することもあるので
少し早めに湯本へ戻り、残った時間で
「北原コレクション　箱根トイミュージアム」へ。

送迎バスあり　なんて書いてあったけど
ここから１５０ｍじゃないの　と二人を振り切り歩き始めた私。

…超急勾配　１５歩くらい歩いたところで
もう歩けない…　何言ってんの。
この１５０ｍが長いこと長いこと…途中で抜かれる
ベゴニア園の送迎バスの恨めしいこと（笑）


最近　施設が拡充したとかで持っていた割引券は使えず
入場料１２００円？
ちょっと高いかも。
でも折角来たしで入場。
「おもちゃショーやってますよ」というスタッフの方のお勧めにも
（まあ　おもちゃショーはいいけど）位に思いながら
なつかし系のおもちゃを見て回ります。

「この辺からはわかる」というラインも
全員同い年だから…
ちなみに　初代リカちゃん　赤いリカちゃんハウスで育った世代です。

２階へ上がるとなにやら賑やかな音楽とともにおもちゃショー。

エースコックの豚さんがぜんまい仕掛けでフライパンを繰るおもちゃの
実演中でした。
思わず　見入ってしまう。
アポロの人類初の月面着陸にちなんだおもちゃやら
なつかしのCMに登場していた猿のおもちゃやら
結局のところかなり真剣に見始める私たち。

宴もたけなわ　トリは、バブルモンキーという
シャボン玉を作りながら目を光らせるという骨董品。
すでに何度も修理をしているけれど
その日のコンディションでうまくいかないことが多くなっているとか。


おもちゃを大切に日々扱っている学芸員さんでしょうか
おもちゃに対する愛情がじんじん伝わってくるのです。

このおもちゃもいつか動かなくなる日が来る。
でも　今日は動いてほしい。
もしかしたら　今日が最後の動きになるやもしれぬ。
最後にシャボン玉が舞った時に　不覚にもまたもや涙しそうになった私。


うーん　なつかしい。
オンタイムではウルトラシリーズはそれほど興味なかったけれど
息子世代でいやというほど…。
夏休みはいつも池袋サンシャインシティで
「ウルトラマンフェア」だったし…。
怪獣もいっぱいいたし　カルタなんか暗記してたもんね。

北原さん…マニアックなおもちゃコレクターも
やっぱり一つのことを突き詰めてやることって大切ね
中途半端はだめだわ　と実感。

さてさて楽しい旅行もそろそろおしまい。

お土産物屋さんをのぞきながら駅へ戻ります。


途中温泉まんじゅう屋さんの窓越しから
湯気の立つできたてのおまんじゅうがなんだか嬉しくて
最後のシャッター。

今回はSDカード一枚分　かなり撮りまくりました。

これからしばらくおつうの受験も本格化（するんだろうか　ほんとに？）
これからいまのような状況が続くかどうかもわからないけれど
こうして気の置けない友達と旅に出られてよかった。

まだ私たちの心には涙する心が残ってたのね。
あらゆることに感動していたころを忘れちゃいけないのだわ。

いやなことがあったら仙石原のすすき野原を思いだそ。
星の王子様と語り合お。

ありがとね。



おしまい。