先頭車両のフロント部分に、とても広いウインドウシールドを持つ2000形。
この大きな前方窓を生かして、運転士席の直ぐ後方の席は特別な展望席になっています。
つまり、普通は車両の左右向い合せで設置されているベンチシートが、この展望席だけは車両の前方に向かっているのです。
ということは、運転士と同じ視線で景色を楽しむことができるのです。
この日、それとは知らずに乗り込んだ車両がこの2000形だったので、電車の扉が開くと同時にその特別な展望席の存在に気が付きました。
これは面白そうな席だと近づく間もなく、3席しかない展望席は、ちびっ子達に占領されてしまいました。
僕はその真後ろから立ったままの状態で、運転士越しのパノラマ運転風景を存分に楽しみました。