矢田寺へ訪れると、毎年出会えるのを楽しみにしている紫陽花(あじさい)があります。
山あじさい、「紅(くれない)」。
咲き始めの頃は真っ白な花(萼:がく)なのですが、太陽の光を浴びると、白い花弁が徐々に紅く染まり始め、やがてはこのような紅(くれない)に変わるのです。
ですから、その年のタイミングによって紅の色が違うのですが、今年は綺麗に色付いた花に合うことができました。
白、薄紫、赤紫といった紫陽花があじさい園を覆い尽くす中、ひっそりと、しかし鮮やかに色を萌え出している紅は、ひときわ目をひいていました。