イベリコ豚の中のイベリコ豚。最高級ランクの生ハムと自負する5Jを取り扱うメソン・シンコ ・ホタス(Meson cinco Jotas)の店内は、意外にもくだけていてとてもフランクな雰囲気。
そのおいしさを引き出すために、熟練の技が必要とされる独特な切り方があるのだと聞かされ、女性のスタッフたちが切り盛りするカウンターの奥を見学させてもらいました。
しかし、すでに生ハムは切り終えてしまった後だったため、作業の終えたカッティング用の固定台を撮影。
しばらくすると、先ほど用意していたイベリコ豚の生ハムが、真っ白な皿に盛られてテーブルへと運ばれてきました。
スペインの発泡性ワイン、CAVA(カバ)の白を一口飲み、極上とも言われる生ハム一切れ口にすると、想像していたより意外なほどしっかりとした歯ごたえ。
やや強めの塩味の中にも、赤身の甘さがじんわりと口の中に広がり、コクのあるまろやかさが尾を引きます。
やっぱり、オリーブとパンというシンプルな組み合わせがいいようで、これらをアテにワインを飲むというのが贅沢なんだろうな…。と思わされます。
しかし、皿に盛られた生ハムをの値段を一切れに換算すると、一枚あたり約300円ほど。
アテというには随分な贅沢です。