久しぶりに本格的な降りとなった先週末の雪。
辺り一面真っ白となった別世界の景色を見て、いつもとは違う風景を探しに、奈良 東大寺界隈を散策。
まだ雪が降り続いていた朝、凍えるような寒さの中、二月堂へと歩みを進めながら自分の吐く白い息を見ていました。
急に寒さが厳しくなったけれど、立春も過ぎたこの時期、なにか春の兆しが見つけられるんじゃないだろうか…、と注意深く辺りを探していたら、見つけました!
枝に積もった雪の下から、鮮やかな黄色の花をこちらに向けた蝋梅(ろうばい)。
湿気のためか、寒さのためか、その香りは届きませんでしたが、上向きの小枝に鈴生りで花をつけた蝋梅の健気な美しさに、思わず笑みがこぼれました。