海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

春を告げる

2009-03-08 | 花と樹と緑と


一日一日と春の足音が近付いてくるこの時季。
春を告げてくれるものたちを探しに、出掛けてきました。




お昼からは生憎の曇り空でしたが、比較的温かな陽気でしたね。
家族連れで吉備路散策を楽しまれていらっしゃる方を大勢お見かけしました。
カメラマンの姿も多かったです(^^)




梅の香りが良いのは皆さんご存知ですよね?
梅林の中に立つと、素敵な香りに包まれて―。
ほんわかとやわらかで穏やかな時間を過ごさせて頂きました。

さて。
菜の花の香りを感じたことがある方はどれくらいいらっしゃるのでしょう。
こちらも良い香りがするんですよ。
正しく春の香りです。





そして。
家に帰ってからは、この香りに包まれています。
紅茶「MIMOSA(ミモザ)」。

ミモザの花、好きなんです。
ルピシアさんの店頭で「MIMOSA(ミモザ)」の名前を見つけ、即買ってしまいました。
どうやら新製品らしいです。

「ミモザの花をモチーフに、紅茶をオレンジとミモザで香りづけ。女性への贈り物に。」

と、パッケージに書いてありました。
何故わざわざ“女性への贈り物”と書かれているのかと思ったら。
3月8日は「ミモザの日」。
国際女性デーにあたるこの日に、イタリアでは女性達に感謝のしるしとしてミモザの花を贈るのだそうです。

実は、ミモザの日があるのも、国際女性デーという日があるのも知りませんでした。
その当日に偶然見つけ、購入した私ってラッキー?

午後から春を告げる花の香りに包まれた一日。
癒されました。
花さんたち、どうもありがとう。


「Peace for the children ~地域、そして戦場~」

2009-03-08 | 音楽
3月7日(土) 岡山シンフォニーホールで開催された、RSKチャリティーコンサートに行ってきました。
このチャリティーコンサートは、RSKが行っているキャンペーン「Peace for the children ~地域、そして戦場~」の活動のひとつです。

募金は全額、国際救援団体に届けられます。
昨年は、AMDA,ハートオブゴールド、ケアフレンズ岡山、リベリア募金の4つの国際救援団体に届けられたそうです。
(詳しくは「RSKホームページ」をご覧下さいね。)

私もこの度、微力ですが協力させていただきました。
どうぞ世界中の子供たちが幸せでありますように。
輝ける笑顔が守られますように。



さてコンサートですが、それはもう素晴らしかったです。
今回のテーマは“リズム&テクニック”だそうで、まさにその通り!!
堪能させていただきました。

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指揮:中島良史
コンサートマスター:守屋剛志
管弦楽:岡山フィルハーモニック管弦楽団

ピアノ:松本和将
ヴァイオリン:守屋剛志
フルート:小池郁江
チェロ:岩崎 洸
和太鼓:山部泰嗣・哲誠 倉敷天領太鼓
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何とも贅沢なコンサートです。
それぞれに協奏曲を演奏してくださるという、ありがたさ。


幕開けは、山部泰嗣さんの大太鼓のソロからでした。
私の席からは、ちょうどピアノがあってバチの先しか見えなかったのですが・・・。
何と、照明の関係で舞台の奥の壁に、打ち込む姿の“影”が写っていました。
それも横からの姿。
なかなか見れる角度ではないので、目が釘付けになってしまいました。

あの照明は、偶然だったのか、計算されつくしていたのか。
後者だったら凄いなぁ。


そして、1部と2部は協奏曲を聴かせてくださいました。


松本さんは、ラヴェルの「ピアノ協奏曲」を。
ラヴェルといえば「ボレロ」と思っている私。
あとは「亡き王女のためのパヴァーヌ」と「ダフニスとクロエ」くらいしか知りませんでした。

ピアノ協奏曲、素敵な曲ですね。
1楽章と3楽章のあのリズム!(指がどうなってるの~?)
2楽章の美しいメロディ。

2楽章に入られる前の、何秒間かの静寂。
伝わってくる緊張感。
そして、始まるとゆったりと漂うようなメロディが奏でられ―。
うっとりとするような時間が流れました。
私が勝手に抱いていたラヴェルのイメージが変わった瞬間でもありました。



守屋さんは、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」。
曲名は知っていたけれど、じっくりと聴いたことがなかった曲で。
いや~、参りました。
聴いている間中、胸がキュンキュンしていました。
何だろう、切ないという言葉では物足りないような。

あとからプログラムノートを読んで「そうだったのか!」と納得しました。
ドイツ語の題名「ツィゴイネルワイゼン」とは、
ツィゴイネルが「ジプシー」で、ワイゼンは「歌」を意味するのだそうです。
“「ジプシー」と呼ばれたロマ族の人たちの深い悲しみが表現されている”という曲だったんですね。

それにしても、すごいなぁ。
その思いが届くのですから。
隣で聴いていたお仲間さんの演奏を聴き終えての第一声は、
 「楽器が弾きて~~~!」
本当にそう思わせて下さった演奏でした。



小池さんは、イベールの「フルート協奏曲」。
フルートの協奏曲を生で聴いたのは初めての経験でした。
(私の周りには吹奏楽でフルートをしていたという友人が何人もいるのですが…)

すごく新鮮でした!
あれだけの演奏をするのには肺活量も相当あるのだろうなぁ、と思いながら聴いていました。
小池さんが舞台に立つと華やかでしたよ~。
優雅でいて、軽快♪



岩崎さんは、エルガーの「チェロ協奏曲」を。
存在感がスゴイ!
そして渋い。

この日の帰りの電車で、楽器を持った青年と一緒になりました。
青年は、表紙にエルガーと書かれた楽譜を一生懸命に読んでいました。
もしかしたら同じ舞台に立たれた方だったのでしょうか。
それとも同じように客席から聴いていたのでしょうか。
いずれにしても、刺激になったのでしょうね。


そして―。
休憩をはさんだ後は、待ちに待っていた和太鼓の登場です。


ピアノの松本さんとのコラボは過去に2度聴かせて頂いているのですが、
何度聴いてもいいですね~。
ドビュッシーの「ゴリウォーグのケークウォーク」、前よりパワーアップしていました♪
“気合い”が感じられた楽しい演奏でした。


オーケストラと和太鼓とのコラボという斬新な組合せは、面白かったです。
特に「ゆふおろし」。
絵に例えていうなら、本来の和太鼓と笛だけだと墨絵の世界。
とても粋。
オーケストラが入ると、不思議なことに、色が付いた感じに聴こえました。
一緒に聴いていた皆さんはどう思われたのでしょうね。

最後に演奏された「和太鼓とオーケストラのための“他流打衆”(チャルダーシュ)」。
面白かったです!!
音のプロたちのバトルでした!
楽しい音楽をどうもありがとうございました。



このコンサートの模様は、3月15日(日)20:00~RSKラジオで放送されるそうです。
素晴らしいコンサートでした。お聴き逃しのございませんように。



最後に。
今回のコンサートは用事があったので、応募の際に既にあきらめていました。
しかしその用事がなくなり、「それならば」と誘ってくださった方がいらっしゃったおかげで行くことができました。
Mさん、本当にどうもありがとうございました。
そしてご一緒してくださった皆さんも、どうもありがとうございました。
素敵な一夜に感謝。