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海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

伝え方

2008-08-01 | 思い、想う
68%、56%、48%、値下げ、値下げ、値下げ。
今朝の折り込み広告に並んだ魅力的な値下げの文字。
とあるスーパーのものです。

この時期にこれだけの「値下げ」って、すごい努力。
というか、うちの会社だとこの%で値引きをしたら、その時点で赤です…。
最初の値段設定の違いなんでしょうけれど。

広告を見ながら、改めて思いました。
人は値下げ、値引きに弱い生き物だと。(笑)
不景気だ、不景気だ、と言っていても景気は良くならない。
かえってドドーンと景気良く楽しくなるような話題をしたほうが効果があるのではないか、と思う今日この頃です。

魚もね、あんまり燃料のことばかり報道されると(確かに困ってはいますが)、魚自体がないものだと思われるんですよね。
実際、知り合いの方に言われました。
「魚、あるの?」と。

頑張って漁に出ている漁師さんは大勢いらっしゃいますよ~!!
魚を美味しく召し上がって頂けることが、励みになり力になります。
どうぞよろしくお願い致します。


事実は事実ですが、伝え方によってその先が変わってきます。
過剰報道は不安をあおるばかり。
視点を変えて伝えると、受け止め方が違いますものね。
ある鶏卵業者さんのブログをたまに拝見させて頂いていますが、この方はすごく前向き!
大変なこともたくさんおありなんでしょうけれど、“大丈夫だ!”と思わせてくれる力があるのです。
そして、応援しようと思うのですね。
これこそが、宣伝力なのかもしれません。


魚の業界で、宣伝力が抜群だと思うのが“さかなクン”。
あれだけ魚を愛していて、周りにも影響を与える方ってなかなかいないと思います。
(ちなみに私、さかなクンが登場した「TVチャンピオン」は全部見ています。最初はビックリしたなぁ。)

そしてもう一人、今注目している方がいます。
築地小町と呼ばれている「浅田水産」の浅田尚子さん。
お姿はテレビや雑誌で何度か拝見したことがあって、スラリとした長身の美人さんだなぁと思っていました。

この方、「サンデー毎日」で「築地小町のお魚菜時季」という魚の紹介コラムを書いていらっしゃるのです。
これが、すごく面白い!!
見た目からは想像できない江戸っ子口調を駆使し、グイグイと読ませます。
「どんな話になるんだ???」という導入部分から、見事に紹介したいと思っている魚の話へと展開し、最後は素晴らしいオチへと発展。
大いに笑わせてくれながらも、しっかりと魚の紹介はされています。

こんな風な紹介の仕方、文章の書き方は私には到底できません~。
つい最近兄が見つけてきたこのコラム。8/3号で既に連載121回!!
本にならないかしら?と期待に胸を膨らませています。
毎日新聞社さん、どうぞよろしくお願いします。


言葉の遣い方、文章の書き方は、その人の人となりが表れますよね。
伝え方って大切です。
自分だけの問題ではなく、周りも巻き込みますから。
自分の目指す方向に進んでいるのかどうかは、自分自身が発する言葉が教えてくれているような気がします。
今一度、自分の言葉を見つめ直さなくては。

人が動く=働く

2008-07-15 | 思い、想う


本日は、ニュースや新聞などで話題になっている一斉休漁ということで。
友人・知人から、直接声をかけて頂いたりメールを頂いたりしました。
銀行の窓口でも営業の方がわざわざ出てきてくださり、
「ニュースで見たのですが…」と声をかけてくださいました。
皆さま、ご心配頂きどうもありがとうございます。

今日は仕事休みなのでは?と思われた方もいらっしゃったのですが。
営業致しましたよ~。
鮮魚店さんも、料理屋さんもお休みではないですからね。
朝市もいつもどおり開催。
ありがたいことに、こちらもお客さまがいらしてくださいました。

一斉休漁の件は先月から分かっていたことでした。
だから、業界の人たちはある程度の心の準備は出来ていたと思います。
休漁といっても漁がお休みなだけで、漁師さんたちにとっては別の「働き」なんですよね。
この働きが、良い方向へと進んでいきますようにと願っています。

いろんなことが起こる世の中ですが、時流に合わせ変化しながら進んで行けたらと思います。
個人的には少し昔の生活に戻った方が、心豊かに地球にも優しく生活できるのではないかなぁ、と感じているのですけどね。
この話は市場のブログに書くべきなのかな?と思いもしたのですが、敢えてこちらに書きました。


写真はくまこさんから頂いたグラハムトーマスくん。
ニ番花が咲きました。
いろんな虫の来襲に合いながらも、蒸し暑さにさらされながらも、見る者を楽しませてくれています。
事務所の前は、ほのかに良い香りが漂っています。

イカ釣り漁船休漁に思うこと

2008-06-18 | 思い、想う
新聞やテレビ報道でご存知の方も多いと思いますが…。
全国のイカ釣り漁船が18・19日の両日、休漁することになりました。

燃料は高騰するも、魚価は競りで決まるため補えず…。
漁に出れば出ただけ赤字になるのです。

うちの職場の取引先に、島根の恵曇漁港の方がいらっしゃいます。
6月に入って休漁に関する記事が書かれた地元の新聞を、何度もFAXしてくれました。
6月5日付けの「山陰中央新報」には、既に「漁業者廃業の危機」の見出しがあります。

イカに限ったことではありません。
うちの会社に来られる漁師さんたちも「魚がおらんようになったな~」と言います。
漁獲量が減少傾向にある昨今。
買い付ける業者はもちろんのこと、一般消費者ももっと身近なこととして考えていかねばならない時なのでは、と思います。


魚だけではないですよね。
油が高くなると、困るところの方が多いのではないでしょうか。
国全体、国民全体で、考え時です。

それぞれに

2008-05-28 | 思い、想う
GWに行われた小学校時代の同窓会。
そのときに分かったこと。
思った以上に“実家が自営業”という方が多かったのです。

昨日もそのうちの一人と、いろいろ、いろいろ、話をしました。
「今のご時世、大変だよね。」
「でもそんなことばかり言っていても何も始まらないよね。」
「何かしないと、動かないと、ね。」
「お互いにガンバロー!」

こんな会話をして別れました。
みんなそれぞれに頑張っている。
私も頑張らなきゃな~。

大海に出合い

2008-05-10 | 思い、想う
このところ、人や風景など“出合い”に恵まれている。
とりわけ「人」との。

しかし―。
3年半ほどのOL生活から転身、今の仕事に就いてから、
井の中の蛙というか、生簀の中にいたというか・・・。
あんまり緊張感がなかったような気がしています。
(あ、真面目に仕事はしていますよ)

いや~、
頭の中でフル回転で思考巡らせても、この判断で良かったんだろうか?
と思うような出来事が立て続けにあって。
今更ながらに、判断力、決断力が身に付いていないなぁと実感しております。

我が家の前は、海。あの海を見習おう。
海のように、大きく。拓けた視野で。
根底は揺るがず―。
そして、豊かに楽しく♪

日々の出合いの中で、もっともっと勉強させてもらわねば!と思っています。


選挙

2008-04-27 | 思い、想う


本日は「倉敷市長選挙・倉敷市議会議員補欠選挙」投票日です。

投票開始は朝7時から。
私は、7時10分ごろに行ってきました。


「おはようございます」と元気よく投票所へ入っていったら、
職員の皆さんが清々しいお声で、
「おはようございます!」
と挨拶を返してくださいました。
何だかとても気持ちがよかったです。

そこの投票所では私、19番目の投票者でした。
あとから続々と投票に来られている皆さんとすれ違いました。
その方々とも朝の挨拶をかわしました。

同じ倉敷市民・岡山県民・日本国民・地球人。
平和で住みやすい場所になりますように―。

「ああして欲しい、こうして欲しい」
という意見・主張があるのならば、きっちり自分たちも義務を果たさないといけないと思います。
自分達の住む場所の代表者を決める選挙です。
皆さん挙って参加しましょう!


写真は、裏山に自生する「藤の花」。
我が家の庭から撮影しました。
毎年見事な花を咲かし、楽しませてくれます。

倉敷市の市花は「藤」です。
花言葉は<歓迎><恋に酔う>。

観光地である倉敷。
お越しくださる皆さんを心より歓迎いたします。
そして、皆さんからも“歓迎”を受けるような街になりますように―。


ユキヤナギに

2008-04-02 | 思い、想う
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 人は思いもせぬ事情に遭遇し、流されてゆく。摂理は推し量りがたい。時代は、私たち個々の運命と交差しながら、模様を織り成して流れてゆく。
中村哲『医者、用水路を拓く』(石風社)
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この言葉が、胸に突き刺さった今日。
ユキヤナギが用水路横に、ズラリと咲き誇っている風景に出合った。




小さな小さな花が、それぞれに一生懸命咲いて、この景観を作っている。




私は私の出来ることを―。
私の役割を精一杯こなそう。
そう思わせてくれた、ユキヤナギの白い小さな可憐な花に感謝。


消費者と産地と流通ルート

2008-03-06 | 思い、想う

【北海道産のシシャモ】

どうしても北海道産の本物のシシャモが欲しいといわれるお客さまのために、仕入れたシシャモ。
我が家の夕食の食卓にも初お目見え致しました。
美味しかったです♪

ちなみに「シシャモ」の名前で一般的に流通しているものは、カラフトシシャモです。



さて―。
今日銀行で新聞を読んでいたら、
「 目利きのプロ仲卸がお届け 
   仮想 魚市場誕生へ   」 
という見出しの、こんな記事を見つけました。

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 プロの目利きを生かします―。
水産物の卸売市場で品物の良しあしを見極め、競りで値段を付ける仲卸業者の組合が、飲食店情報の検索サイトを運営する「ぐるなび」(東京)を協力し、インターネット上に仮想市場「中央市場ドットコム」を今月下旬に開設する。当初は飲食店だけだが、将来は一般消費者からの注文にも応じる計画。
「読売新聞」2008年3月6日付け
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衝撃的な記事でした。
早速、読売新聞を買いに走り、ネットでも調べてみました。
「ぐるなび」さんがサポートするのは、大阪市中央卸売市場本場(大阪市水産物卸協同組合)のようです。

大阪は、「ここまできたか・・・」と思いました。
世の中の流れを読み、変化していっているんだなぁ。



現在、私が住む岡山の仲卸業者は、元卸の2社からしか仕入れができない決まりになっています。
そこで仕入れたものを、地方の市場や小売業者に販売するという仕組みです。
しかしながら―。
元卸は小売業者やスーパーに、競りに参加できる買参権を持たせています。
つまり、今、岡山の仲卸業者はとても辛い立場に立たされているのです。

仲卸業者だけでなく、小売業者も大変な時代です。
何十年も鮮魚店を営んでいらっしゃる方々も厳しい状況です。
子供達に後を継がせる気にもならないと言われる方も多い…。
後継者不足は深刻です。

本当のプロがいなくなってしまわないように。
コミュニケーションを取りながらの対面販売の良さを少しでも残していけるように。

良い面は残したままで、変化していく。
そうであって欲しいと思います。
そして自分もそのためには何をすればいいのか、考え続けていかねばならないと思っています。

空気を読む~思いやり~ゆとり

2008-02-20 | 思い、想う
このところ、目にするもの耳にするものが、あることに繋がっていると思うものが多い。
たぶん、自分の意識がそちらに向いているということなのだろうけれど―。

その、目にしたもの耳にしたものの全部をまとめることがどうにも出来そうにありません。
思うことは多々あるのだけれど、言葉にまとまらない…。出会った事柄を忘れないように並べておきます。


◆2月16日(土)NHKのテレビ番組「トップランナー」(アンコール)に登場した写真家瀧本幹也氏の言葉。
「見たくなくても目に入る広告写真は一種暴力的なもの。ただキレイに撮るのではなく、見た人が感動してくれたり、気持ちいいと思ったり、なにかしら心を動かしてくれるものを撮っていきたい」

◆2月17日付「山陽新聞の」「滴一滴」より
『言葉は生活の基本だが、使うのは難しい。「自分が何をいったかでなく相手にどう伝わったかが大事」。講談師で人間国宝の一龍斎貞水さんは著書「心を揺さぶる語り方」の中でこう説く。講談では客席の空気を感じとって聞き手に届く語りや内容に修正するそうだ。
 空気を読むのは思いやりの力ともいう。』

◆倉敷音楽祭プレコンサート「松本和将と仲間たち」での
4人の、息の合った素晴らしい演奏。

◆風見しんご『えみるの赤いランドセル』(青志社)より
「怒らない、あせらない、泣かない」
(これは、えみるちゃんの妹・ふみねちゃんが口癖のように言っている言葉だそうです。
大好きな「ねぇね」が言っていたのを聴き覚えていたんだそうです)

◆ドラマー・真矢さんの言葉
「和太鼓を習うなら、グループレッスンがいいと思います。楽しくやれるだけじゃなく、アンサンブルをやると“間”というものを意識するようになるから、いわゆるKY(空気が読めない)人も、太鼓を習えば変われるんじゃないかな(笑)バンドでもボーカルはむしろKYでいいけど、ドラムとベースは空気を読めないと務まらないんですよ。」
(LUNA SEAのドラマーとして知られる真矢さん。能楽師の家庭に育ち、3歳で能の太鼓、6歳で祭り囃子の太鼓を始められたんだそうです。和洋のどちらの太鼓の世界も知る方なんですね)



これらの他にも、日々の会話から感じることも多々ありました。
いろんなことを目にし耳にし、何に繋がったかというと。
山陽新聞にもあったように「空気を読むのは思いやりの力」ということでした。
そして思いやりの心は、自分の心にある程度の周りを見る“余裕”や“ゆとり”がなければ生まれてこないということ。
自分ばっかりのことを考えている時点では、無理ですよね。

せかせかした今の時代。
もう少し周りを見回すだけの“ゆとり”を取り戻さなければ、と思うのは私だけではないように思います。
何しろKYという言葉が流行るくらいですから。


こんなことを考えついたのも、今、私自身が「和太鼓入門」の講座に通っているからなんですよね。
まだまだ私自身のことで手一杯で、周りの音を聴く余裕がないんです~。
だからなかなか合わせられないという・・・。
真矢さんの言葉に大いに納得。そして、耳が痛いです。



【追記】
風見しんご『えみるの赤いランドセル』(青志社)

上記では「怒らない、あせらない、泣かない」という言葉をご紹介しましたが、それだけでなく、とても心を打つ本でした。
交通事故で短い生涯を閉じなければならなかったえみるちゃんのことを、ひとりでも多くの人が覚えていてくれたら。
そのことが交通事故で亡くなる人を減らす事につながれば―。
それが、風見しんごさんご夫妻の願いです。

えみるちゃんへ
あなたはとてもとても愛情に溢れた素敵なご家庭で育ったのですね。
こんなに愛が溢れた本を久しぶりに読みました。
そして本の中で紹介されたあなたの言葉に、たくさん考えさせられることがありました。
たくさんの思いを、どうもありがとう。


その一言で大きく変わる

2008-02-11 | 思い、想う
今朝、滅多に見ることがなくなった“夢”をみた。
それは、誰かに一生懸命何かを訴えている夢だった。

以前、一度だけ手相占いをしてもらった経験がある。
ショッピングセンターに有名な手相占いの先生が来られていて、友人から一緒に観てもらおうと誘われたのだ。

日々過ごしていく中で、「その一言に救われた」という言葉に出合うことがある。
それは気付かせてくれるものであったり、次へのきっかけとなるものであったりもする。
私も幾度かそんな経験をしてきた。

このときもそうだった。
「あなたの持っている使命は“伝えること”ですね」
そう言われたのだ。

どういうわけか、人と人との仲介をする立場におかれることが多い。
プライベートでも、仕事場でも。
( 直接話したらいいのに―。 )
心の中で、そう呟くことも多々ある。

そんな時、占い師さんがおっしゃった言葉を思い出すようにしている。
「私の役目と思って、楽しんでやればいい」
確かに心の持ちよう一つで、伝える言葉も変わってくるというものだ。


久々にみた夢のおかげで、大切なことを思い出した朝となりました。



ちなみに。
このときの占い師さんに驚かれたことがあります。
「えっ?!独身?
 こんなにはっきりとした結婚線があるのに・・・。
 どうして???」
まさか、占いをされる方から反対に尋ねられることがあるとは思いもしませんでした。
いやぁ、返す言葉がありませんでした…。
もう6~7年も前のお話です。