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海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

めざすところ。

2010-01-24 | 思い、想う
近頃、何組かのお客さま夫婦を拝見していて思うことがあります。
あんな風に“穏やかでふんわりとした雰囲気”になりたい、と。
側にいるだけでやさしい気持ちなれる存在って、素敵だと思いませんか?


我が身を振り返ってみるに“穏やかでふんわり”とは程遠い私。
どちらかといえばチャキチャキ・・・。
特に職場ではそう。
2~3m離れた電話口から声が聞こえるような方々からも、
「元気だね~~~!」と言われるくらい。

まぁ、仕事柄元気いっぱいオーラは必要なんです。
活きている魚が死んでいるように見えても困りますから・・・。


これは環境が大きいのかな???
と思っていたら、天の啓示かのように飛び込んできた言葉がありました。
ある方がご自身のブログに紹介されていたのです。


******************************
「きみがこれまで考えてきたことが、きみを今の環境に導いてきたんだよ。
環境が人を作るんじゃないんだ。環境は僕たちに、僕たちがどういう人間
なのかを教えてくれているだけなんだよ」
          たかのてるこ著『ダライ・ラマに恋して』より
******************************


この本、私も以前に読んだはずだったのですが・・・。
確かに自分が身を置いている場所は、自らが選び取ってきたのだと納得しました。
趣味にしてもそうですから。


そういえば、先日見たNHKのテレビ番組「プロフェッショナル」。
移植外科医の加藤友朗さんの佇まいに感動しました。
あれだけ肉体的にも精神的にも緊張感がある職場で、物腰はやわらかく穏やかな表情でいらっしゃる。


結局は、全て「心のあり方ひとつ」なんですね。


仕事場ではこれからもチャキチャキ元気でいきますが、
他の場面ではふんわりといたいなぁ。
周りが温かな空気に包まれるくらいに。
芯には強さを秘めてね。


真に優しい人は、真に強い-。
めざすところであります。



表現

2009-11-29 | 思い、想う


あらわすこと。あらわれること。
最近、このふたつのことについてよく思いを巡らしている。

意識的に「あらわす」。
無意識のうちに「あらわれる」。
どちらも生まれてくる場所は同じ。


世の中は、ありとあらゆる「表現」で満ち溢れている。
話し言葉であったり、文章であったり。
音楽、絵画、書、写真、建造物。
スポーツもそうだと思う。

「表現」、それはその人自身を表す。
意識的なものであっても無意識のものであっても、
その人を感じるものなのだ―。




ブログを始めたばかりの頃、どういう文体で書こうかと迷っていたことがありました。
ある方に「どうしようかな~」とポロッと言ったことがあるほど・・・。
その方には驚かれましたけれどね。
「そんなこと考えてたの?」って。

確かに、大層な話じゃないんです。
「です・ます」体にするか、「だ・である」体にするかというお話。

キレのある文章を書きたいと思ってはみても、どうやら私には無理のようで・・・。
学生時代の論文やレポートでは「だ・である」を使っていたのにも関わらず、
普段の文章ではどうも書けない・・・。
書いていてもしっくりこないのです。
まるでサイズが合わない服を着ているように。


文章って面白いですよね。
その人によって、よく使う言い回しがあったり言葉があったり。
リズムもそう。

キレのある文章や、格式の高い文章。
ユーモアに溢れたものや、穏やかで温かいもの。
構成力に富んだもの。
映像が浮んでくるような文章もありますね。


昔から知っていて普段からよく話す方でも、
文章を読むといつもとは違う一面を感じることがあります。
真面目!と思っていた方が、茶目っ気たっぷりだったとか、
ふざけてばかりいる仲間が、クールであったりとか。

人って、本当にいろいろな面を持っていますね。
多種多様。奥が深い。
だから楽しい♪

それぞれに、それぞれのイメージがあって。
そんなことを考えていると、世界がどんどん広がって行くように感じます。


そうそう。
私、文体はなかなか変えることができないのですが・・・。
少し気を付けて話し方を変えよう!と思う出来事がありました。
すごく穏やかで優しい口調の方に出会ったのです。

仕事の関係で2ヶ月ほど前から定期的にお話する機会を得たその方。
話して安心するというか、癒されています(^^)

私の場合、仕事モードだと大声でチャキチャキ話すからなぁ・・・。
仕事柄それは多少しょうがないとして、
プライベートではもう少し優しくやわらか~く話そうと思います。
目指せ、やわらかな語り口♪




さて。
今日のあなたは、どのような表現をしていますか?
今見えているあなたは、どのあなたなのでしょう?


そして、私はどんな風にうつっているのでしょうね(^^)


君を忘れず

2009-10-03 | 思い、想う


東へ東へと車を走らせていた夕方。
雲に隠れたり、姿をあらわしたりする月を、
“月の気配”をずっと視界で感じていました。

今日は十五夜。中秋の名月です。
古から現代まで、ずっと眺められてきた月。
世界中のどこにいても、見ることのできる月。
今宵、みなさんは夜空を見上げられましたか?
何を思われたのでしょう?


私は―。
一片も欠けることないお月様を見ながら、お祈りをいたしました。


満月の明かりが、あなたを導いてくれますように。
頑張っているあなたを、優しい光で包んでくれますように。


あなたは、空を見上げたでしょうか?
光が届いているといいなぁ。




写真は、本日訪れたところで頂いた植物たちです。
中秋の名月にあわせて美しく生けられていた花々。
「奇麗ですね」と係りの方にお話ししたら、くださいました。
どうもありがとうございました。

頂いた紫苑(シオン)、大好きな花です。
この花は、心に響く素敵な花言葉を持っているんですよ。
花言葉は「君を忘れず」「追憶」です。

中秋の名月に供えられる薄(ススキ)の花言葉も素敵です。
「心が通じる」です。
月の光を感じながら、大切な方と心を通わせてくださいね。

毎日の出会いの中から

2009-08-20 | 思い、想う
毎日毎日、出会いを繰り返しながら日々を過ごしている私たち。
普段は私、特別意識することはないのだけれど・・・。
このところ“勉強になるなぁ”という出会いが重なったので、
忘れないように、メモのように書いておきます。


「お客さまから紹介されて」と訪れてくださったTさん。
ご自分のお店を持つシェフの方。
とても丁寧で謙虚な姿勢。
それでいて真っ直ぐと相手の瞳を見つめて話す姿に、
ご自身のお店での接客ぶりは素晴らしいだろうな、と思いました。

自分が夢中になっているときや、集中しているとき。
そんな時にもし話しかけられたなら、
私はちゃんと顔を上げ、目をしっかりと見て話を聴くことができているのだろうか?
(何でもないときは「いつ瞬きしようか?」と相手に思わせるほど凝視しているらしいのですが・・・)



「(会社の方の)ブログを見て」と福岡からお越しになった、お三人さん。
日本食に携っていらっしゃいました。
お盆休みを利用して、新しい食材探しで旅をされているのだとか。
“自分の足で”、という心意気に胸がすくようでした。

一体、どんな新しいメニューが完成するのでしょう。
いつか訪れてみたいなぁ。



それから静岡のNさん。
この方もご自分のお店を持たれている料理人さんで。
電話でご注文をくださるのですが、とても穏やかな物腰で。
仕事をしながら優しい気持ちにさせて頂いています。

私は少しでもこんな風に皆さんに応対できているのでしょうか・・・。



最近出会った彼らを拝見していて、思いを新たにしました。
少しでも彼らの姿勢・意識に近付けるよう、頑張ろうと思います!(^^)





それにしても。
出会いって不思議ですね。


この仕事をしていなかったら、
出会えなかったであろう人たち。

この学校に進まなかったら、
この習い事をしていなかったら、
このスポーツを選ばなかったら、
この道を通らなかったら、
この人を好きだと思わなかったら、
出会えなかったであろう人たち。

みんな、みんな、
ひとつひとつの大切な出会いを胸に抱きしめている。
何だか、とても幸せなことです。



今日は、本当にとりとめのない日記になってしまいました・・・。
読んでくださって、
どうもありがとうございます(^^)

洗心

2009-07-04 | 思い、想う


一人きりでものごとを考えたいなぁと思うとき。
皆さんならどうされますか?

私はというと―。
あてもなく知らない道を通りながら、ドライブをすることがあります。
つまりは放浪。あるいは逃亡・・・?



今日がまさにそんな日でした。




ずんずん、ずんずん。
ここはどこの辺りだろう?と思いながら車を走らせていると。

 (あれ?何だか見覚えのある道に出てきたぞ?)

間もなく、ある建築物が目に飛び込んできました。



 (あぁ、呼ばれたな~~~。)

気付けば、吉備津神社の前に来ていました。



昨年、御本殿及び拝殿の修復工事を終えられたとき。
先月、お客様から「吉備津さんの“あじさい”はいいよ~」と教えて頂いたとき。
行こう、行こう、と思いながらも行きそびれていました。


なるほど~。
このタイミングでご縁があったのですね。


タイトルの「洗心」は、手水舎のところで出合った言葉です。
拝殿では、心を静めてゆっくりと手を合わせてきました。



さて。
おすすめ頂いていた、吉備津神社の“あじさい”。
堪能して参りましたよ。

斜面に色とりどりの、いろんな種類のあじさいたちが競うように咲いていました。
少し花は終りかけの雰囲気でしたが、
こんなにたくさんあるとは思ってなかったので、嬉しい驚きでした。
ぐる~りと巡った「あじさい園」散策、気持ち良かったです。


(さぁ、帰ろう!)


石段を降りて行くと、一人の初老の女性から声をかけられました。
 「たくさん咲いていますね」
私は、結構広い範囲であじさいが咲いていること、
ぐるりと巡ってきたことをお話ししました。


すると驚いた様子で、
「え?ほとんど?ここを歩いて見てきたの?」
と、少し羨ましそうにおっしゃるのです。
そして上の方をジーッと眺められて。
斜面全体に咲くあじさいたちを、目に焼き付けているかのようでした。


ここは、坂ではあるし足元のあまり良くない場所や多くの石段があります。
人によっては歩くのは厳しいかもしれません・・・。
巡りながら私も思っていました。
うちの両親だったら息が上がってきっと無理だろうなぁ、と。


そうだ!
両親には、あとで写真を見せてあげよう♪
(いつも写真だけでゴメンね。父・母。)




本日の結論。
頭と心を使い過ぎた日には・・・。
頭の中を空っぽにして心は真っ白に、そして体を動かす!
やっぱり人間は、心身の「バランス」が重要だなぁと改めて思った一日でした。


吉備津神社まで私を運んでくれた愛車ちゃんと、
いつも話を聞いて下さるみなさんに、
感謝です。

あるご家族に

2009-06-29 | 思い、想う


家族の間で

労わったり、感謝したり-。

そんな情景に出合うと、

じんわりと心が温かくなります。

勇気が湧いてきます。




親だから、兄弟だから、子どもだから、

「当然でしょう?」

そんな風に思ってしまうことが・・・、あります。




でも。

よくよく考えてみると、

“当然”だとか“絶対”ということ自体が、

ありえないことなんですよね。




行動に、言葉に、

感謝の気持ちを表そう。

そんな風に思い起こさせてくださった、あるご家族に。

「どうもありがとう。」

男優と女優へのススメ

2009-03-05 | 思い、想う
本日のタイトル「男優と女優へのススメ」。
「何じゃ、そりゃ?」と思われた方が多いでしょうね、きっと。
これはコミュニケーションを行う際の、私なりの考え方です。
最近ちょっと思うところありまして―。

誤解を招いてはいけないので、最初に言っておきます。
“正直”なのは良いことです。
“素直”なのは素敵なことです。
けれど、あまりに真っ直ぐすぎるとお互いを傷付けあってしまうことがあると思うのです。
時には自分自身がポキンと折れてしまうこともあるでしょう。

周りの状況を見る余裕がなくなって、自分だけの意見ばかり押し通してしまうと・・・、ね。

そこで「男優と女優へのススメ」です。
えっ?と思っても、嫌なことがあっても、笑顔で対応する。

私が悪いんじゃないよ!と思っても、
「ごめんなさい」「ありがとう」の言葉を忘れない。

相手に合わせて自分を変えていくこと―。
それが潤滑油になることがあると思うのです。

さてさて、私はというと。
名女優ではありません・・・。
主演女優賞には程遠い。助演女優賞も。

「海辺のねこ」だけに“猫かぶりで賞”、もしくは、ポンポコたぬきで賞くらいでしょうか(^^;)
(狡賢いってことか・・・?あらら。)




ほらほら、そこのお兄さん、お姉さん、
しかめっ面は止めて、止めて―。
にっこり笑っていきましょうよ!

感情は周りに伝染するよ。
笑顔も周りに伝染するよ。
せっかく生まれてきたんだから、楽しく笑顔で暮していこうよ。
ねっ!

「一日一題」より

2009-02-11 | 思い、想う
山陽新聞夕刊に「一日一題」という、私のお気に入りのコラムがあります。
数名の方が日替わりで、一月交代で綴っていくという「一日一題」。
今月の執筆者の中で注目しているのは、岡山県立図書館副館長の菱川廣光さんです。

2月9日付けの「一日一題」に、「本を読む」と題された菱川さんの文章がありました。
その中で紹介されていた言葉に、大いに納得!

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詩人の荒川洋治さんが「読むので思う」(幻戯書房・二〇〇八年刊)という本を出されました。「本を読むと、何かを思う。本など読まなくても、思えることはいくつかある。だが本を読まなかったら思わないことはたくさんある」と書かれています。
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そして、菱川さんはこう続けます。

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私たちは思っていることを自分の言葉で伝えるのが下手になっています。忙しくとも読書する時間が必要です。「読むので思う」ではないですが、本を読むことは自分と向き合うことでもあるからです。
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確かに―。
自分の今までの人生を振り返ってみると、一番読書をしていたであろう学生時代が一番物事を深く考えていたように思います。
今はそうでもないような・・・。

少しでも読書する時間を持てるといいな、持とう、と思っています。
読書は脳内旅行でもあります。
視野も世界も、グ~~~ンと広がりますからね。

改めて、どんどんと世界を広げられたらなと思わせて下さった菱川さんの言葉に感謝!

2年経った今現在も

2008-10-17 | 思い、想う
あれから2年以上も経つのですね。
2006年の8月、拙ブログに「大切な人のことを思うこと」という記事を書きました。
その中で「世界標準癌治療薬でありながら日本で未承認の薬の早期承認の請願書」の署名運動についてお願い致しました。

この度、拙ブログにコメントを寄せてくださっているこんちゃんのブログで、再び「ドラッグ・ラグ」の現状について知りました。
未だ承認されていないのですね…。


現在、「卵巣がん体験者の会スマイリー」さんが「卵巣がん治療に関する署名運動」を実施されています。
期間は、2008年10月15日~12月31日までです。

私も先ほど要望書に署名を致しました。
太字にしてある文字にはリンクを貼ってあります。
ご覧下さり、そして賛同いただければ幸いです。


「ドラッグ・ラグ」の問題は、がんだけでなく他の病気でも言えることです。
日本全体で早急に解決しなければなりませんね。
大切な人のことを思って、ひとりひとりが動いたならば―。

病と向き合って生きていらっしゃる方々が、どうぞ快方に向かわれますように。
笑顔の時間が多いことを祈っています。

よりどころに

2008-09-02 | 思い、想う
今日、心にしみじみと沁みるお手紙を頂きました。

仕事の方のブログ記事(2008.8.20「“ありがとう”の言葉を花束にして」)で少しだけ触れたのですが、先日、長い間お世話になった同僚が退社されました。
私がまだ中学生だった頃から働いて下さっていた方です。

私が社会人になり少しの間外の会社で働いて、戻ってきてからの10年以上はずっと一緒に仕事をさせて頂きました。
小学校の高学年から暮れの忙しい時期には仕事を手伝っていたので、私がまだまだ子どもだった頃から知って下さっているSさんです。
本当にお世話になりっぱなしでした。



その方から届いた、励ましのお手紙。
優しさに満ちた文章に、またもやポロポロと涙が止まりませんでした…。



何かほんの少しでも、私はその思いにお返しすることができていたのかしら?
Sさんや今までお世話になった多くの方々が、いつでも気楽に会社を訪れることができるよう、
頑張って続けていきますね。




以前、さだまさしさんの「関白失脚」の「がんばれ がんばれ がんばれ みんな」という歌詞をここでご紹介しました。
この「関白失脚」と同じアルバムの最後に、「風に立つライオン」という名曲が収められています。
この歌は実話に基づき書かれたもので、手紙形式となっています。

この度、元・同僚からお手紙を頂いて、歌詞の内容が以前にも増して深く感じられるようになりました。
状況は違うのですけれど、ね。


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 「これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
  よりどころになります ありがとう ありがとう」

 「最后になりましたが あなたの幸福を
  心から遠くから いつも祈っています」

         さだまさし「風に立つライオン」より
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Sさん、
頂いたお手紙、これから仕事を頑張っていく上での心の拠り所にさせて頂きます。
本当に、本当に、今までどうもありがとうございました。
またいつか、元気な姿を見せてくださいね。
心からの感謝を込めて―。