Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

2014年01月07日 | ロック映画、映像

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(原題:SHINE A LIGHT)

2008年 アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ

2006年の秋にニューヨークのビーゴン・シアターで行われたザ・ローリング・ストーンズのライブを収めたドキュメンタリー。

冒頭には、ロンドンで打ち合わせ中のミック・ジャガー。
ニューヨークで現地調査をしているプロデューサー。
ライブのセッティングにまつわる細々が映し出される。
セットリストがなかなか決まってこないとか、カメラ位置がどうとか。
そんなことより早くライブを見せろよっと思うのだけどなかなかライブシーンに行きません。
正直言ってウザい(笑)。監督も某大統領もいらないよ、と思います。

このナンダカンダを乗り越えて、ステージに走り出て来たミック・ジャガーの
登場っぷりったらないです。すべてを撥ね除けてグンと迫ってくる! かっこいい!!
これも演出なのかな。
ダンプカーの豪快な走りを魅せるために砂利道に大きめの石を敷いておくみたいな?

相当こだわってるだけあって、カメラアングルもなかなかのもの。
臨場感があって、まるでステージの上に立ってライブを見ているみたい!
ストーンズの演奏はもちろん、ジャック・ホワイト、バディ・ガイ、クリスティーナ・アギレラといったゲスト陣もむちゃくちゃ良いです。

パフォーマンスの途中では、前後脈略無くインタビューが差し込まれます。
雑多すぎる印象もあるのだけどキースとロニーのやり取りは秀逸☆
インタビュアー「どっちが上手?」
ロニー「当然、僕だよ!!」
キース「奴はそう言うのはわかってたよ」
「でも事実としては、2人とも下手だが一緒なら、最強!」
キースのコメントの決め台詞は、いつだってかっこ良すぎる(涙)。

なんといっても素晴らしいのは、疎外感が無いこと。
普通ライブビデオには、「これを実際に生で観たかった」という印象がつきまとうものなのに、
この1本を見終わっての感想は満足しかない!!
その場に居た観客たちとも、感動を分かち合いたい気持ちでいっぱいになる。

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