過日Gooのフォトチャンネルを見ていたとこる、偶然道内の写真家のモノクロ写真を見る機会がありました。デジタル全盛の時代に、ソフトを使うと色彩、色調がいとも簡単に調整することが出来ます。そんな溢れるような色の世界にあって、久しぶりに見るモノクロ写真はとても新鮮でした。
思えば、自分もモノクロ写真を一生懸命に撮った時代がありました。H12-14の東京八王子勤務時代でした。当時も勿論メインはカラーフィルムを使いましたが、コンパクトカメラに、モノクロフィルムを詰めて、いつも持って歩いたものです。そこで今回は、当時のモノクロ写真を取り上げて見たいと思います。
(1) 富士山を撮る
(H13.4.22撮影 キャノネット45mmF1.9 フィルム=コニカ赤外750 撮影DATA=F8.0 1/60 R72フィルター)
富士山の伏流水が80年の歳月をかけ、八つの泉となって湧き出る忍野村で撮影したものです。この八つの泉を「忍野八海」と呼び国の天然記念物にも指定されています。この時は山頂は雲に隠れていますが、桜の時期で、右手の桜が満開でした。
(H13.12.9撮影 FUJICA COMPACT35 38mmF2.8 R70フィルター コニカ赤外750 撮影DATA不詳)
京王バスの静岡バスツアーを利用して富士山麓を周遊した時に撮影したカットです。有名な「三保の松原」で停車時間10分間の間に撮影。渋滞でバスが遅れ、見学時間が大幅に削られたために、ゆっく」り撮れませんでした。とても心残りでした。
(H14.2.9撮影 FUJICA COMPACT35 38mmF2.8 R70フィルター コニカ赤外750 撮影DATA不詳)
山中湖湖畔に着くと、一面結氷していた氷が、日が高くなり、暖気と共に融け始めていました。
(2) 桜を撮る
(H14.3.24撮影 FUJICA COMMPACT35 38mmF2.8 コニカパン400 R70 撮影DATA不詳)
井の頭公園の桜は有名ですが、赴任して三シーズン目に初めて桜見物に行きました。池の渕の枝垂桜がとても綺麗でした。北海道ではどういうわけか桜の名所に行っても枝垂桜を見ることは滅多にありません。
(H12.4.8撮影 OLYMPUS OM-4+ズイコー35-70mm+R60 コニカ赤外750 撮影DATA不詳)
H12年3月下旬に赴任して間もない頃の撮影です。単身赴任先の自宅が立川市錦町にありました。自転車で10分ほどで、多摩川にかかる日立橋(立川~日野間)に着きます。この辺には野球場や公園、疎水があり多摩川沿いの土手には桜が植えられています。
(H13.4.14撮影 キャノネット45mmF1.9 コニカ赤外750 R72 撮影DATA不詳)
昭和記念公園も、やはり自転車で自宅から10分ほどのところにあります。とても広い公園で子供の遊び場もあって撮影には良く出かけました。桜も多数植えられており、シーズンには夜間も開放され夜桜が楽しめます。桜を赤外フィルムで撮ると、透明感が増して、一種独特の味わいが出ます。
(3) 八王子駅周辺を撮る
(H13.10.7撮影 OLYMPUS OM-4 AGFAPAN100→200増感 撮影DATA不詳)
自宅のある立川から勤務先の八王子までは中央線のJR電車で11分です。ホームから改札口を出て、正面口ではなく、反対の南口の渡り通路で撮影しました。八王子駅は、中央線に加えて横浜線、八高線の始発駅になっています。そのために線路が複雑に絡み合っているのです。
(H13.10.7撮影 OLYMPUS OM-4 AGFAPAN100→200増感 撮影DATA不詳)
一方改札口を抜けてそごうデパート2Fの正面口に出ると、南口とは違って大きなオフイスビルや商業ビルが建ち並んでいます。休日には通路の横(歩道橋)でストリートミュージシャンがよく演奏しています。観客は結構いたのですが、遠巻きにしていたので写り込みませんでした。
(H13.9下旬撮影 KONICA BIG MINI NEO 35-70mm FUJI PRESTO400 プログラムオート)
駅正面口から続く歩道橋を降りて、舗道に出ると高いビル群が続きます。私の勤務先もそんなビルの1-2Fにありました。壁面に雲が映っていて、絵になると思い通勤途上にコンパクトカメラで撮った一枚です。
(H13.9下旬撮影 KONICA BIG MINI NEO 35-70mm FUJI PRESTO400 プログラムオート)
これも勤務先向かいのビルです。屋上で何かの工事をしているようですが、作業員とビル中央の看板を入れて撮って見ました。右の鉄骨と横断歩道の信号機が重なりややうるさい感じがしました。
(4) 夜景その他を撮る
(H14.5.15撮影 CANON EOS55+TAMRON28-200mm FUJI PRESTO400 撮影DATA不詳)
東京都庁の展望台から撮りました。すぐ近くの高層ビル群や高速道路など、まさに宝石をちりばめたような夜景ですが、モノクロでもその綺麗さは変わりません。
(H13.2.12撮影 OLYMPUSU OM-4 FUJI PRESTO400 F5.6 Bulb)
都電荒川線の電車の光跡を撮るべく、千登世橋から撮影しました。この時すでに先客がいて、同じようなシュチュエーションで撮影していました。写真専門学校の女子生徒で、プロを目指しているとか、30分ほど撮影しながら話し合いました。彼女から卒業写真展の誘いがあり、後日伺いました。彼女の卒展の中で、始めて「クロス現像」なる写真を見て、とても驚いたと同時に、とても印象に残りました。
(H12.7.8撮影 OLYMPUS OM-4+TAMRON28-200mm AGFAPAN400→1600増感 撮影DATA不詳)
浅草のほおずき市を撮りに行った折に撮影したものです。ほおずき市はネガカラーで撮影しましたが、浅草界隈のスナップはモノクロフィルムで撮りました。工事中のトタン塀に掲げられた「浅草六区慕情」の懐かしい人物(キートン、大宮デン助など)に見入る人物をポイントに撮りました。
次回は赤外フィルムの他、コピーフィルムなども取り上げてみたいと思います。H14-17年までのデジタルに移行する迄の画像をピックアップいたします。
思えば、自分もモノクロ写真を一生懸命に撮った時代がありました。H12-14の東京八王子勤務時代でした。当時も勿論メインはカラーフィルムを使いましたが、コンパクトカメラに、モノクロフィルムを詰めて、いつも持って歩いたものです。そこで今回は、当時のモノクロ写真を取り上げて見たいと思います。
(1) 富士山を撮る
(H13.4.22撮影 キャノネット45mmF1.9 フィルム=コニカ赤外750 撮影DATA=F8.0 1/60 R72フィルター)
富士山の伏流水が80年の歳月をかけ、八つの泉となって湧き出る忍野村で撮影したものです。この八つの泉を「忍野八海」と呼び国の天然記念物にも指定されています。この時は山頂は雲に隠れていますが、桜の時期で、右手の桜が満開でした。
(H13.12.9撮影 FUJICA COMPACT35 38mmF2.8 R70フィルター コニカ赤外750 撮影DATA不詳)
京王バスの静岡バスツアーを利用して富士山麓を周遊した時に撮影したカットです。有名な「三保の松原」で停車時間10分間の間に撮影。渋滞でバスが遅れ、見学時間が大幅に削られたために、ゆっく」り撮れませんでした。とても心残りでした。
(H14.2.9撮影 FUJICA COMPACT35 38mmF2.8 R70フィルター コニカ赤外750 撮影DATA不詳)
山中湖湖畔に着くと、一面結氷していた氷が、日が高くなり、暖気と共に融け始めていました。
(2) 桜を撮る
(H14.3.24撮影 FUJICA COMMPACT35 38mmF2.8 コニカパン400 R70 撮影DATA不詳)
井の頭公園の桜は有名ですが、赴任して三シーズン目に初めて桜見物に行きました。池の渕の枝垂桜がとても綺麗でした。北海道ではどういうわけか桜の名所に行っても枝垂桜を見ることは滅多にありません。
(H12.4.8撮影 OLYMPUS OM-4+ズイコー35-70mm+R60 コニカ赤外750 撮影DATA不詳)
H12年3月下旬に赴任して間もない頃の撮影です。単身赴任先の自宅が立川市錦町にありました。自転車で10分ほどで、多摩川にかかる日立橋(立川~日野間)に着きます。この辺には野球場や公園、疎水があり多摩川沿いの土手には桜が植えられています。
(H13.4.14撮影 キャノネット45mmF1.9 コニカ赤外750 R72 撮影DATA不詳)
昭和記念公園も、やはり自転車で自宅から10分ほどのところにあります。とても広い公園で子供の遊び場もあって撮影には良く出かけました。桜も多数植えられており、シーズンには夜間も開放され夜桜が楽しめます。桜を赤外フィルムで撮ると、透明感が増して、一種独特の味わいが出ます。
(3) 八王子駅周辺を撮る
(H13.10.7撮影 OLYMPUS OM-4 AGFAPAN100→200増感 撮影DATA不詳)
自宅のある立川から勤務先の八王子までは中央線のJR電車で11分です。ホームから改札口を出て、正面口ではなく、反対の南口の渡り通路で撮影しました。八王子駅は、中央線に加えて横浜線、八高線の始発駅になっています。そのために線路が複雑に絡み合っているのです。
(H13.10.7撮影 OLYMPUS OM-4 AGFAPAN100→200増感 撮影DATA不詳)
一方改札口を抜けてそごうデパート2Fの正面口に出ると、南口とは違って大きなオフイスビルや商業ビルが建ち並んでいます。休日には通路の横(歩道橋)でストリートミュージシャンがよく演奏しています。観客は結構いたのですが、遠巻きにしていたので写り込みませんでした。
(H13.9下旬撮影 KONICA BIG MINI NEO 35-70mm FUJI PRESTO400 プログラムオート)
駅正面口から続く歩道橋を降りて、舗道に出ると高いビル群が続きます。私の勤務先もそんなビルの1-2Fにありました。壁面に雲が映っていて、絵になると思い通勤途上にコンパクトカメラで撮った一枚です。
(H13.9下旬撮影 KONICA BIG MINI NEO 35-70mm FUJI PRESTO400 プログラムオート)
これも勤務先向かいのビルです。屋上で何かの工事をしているようですが、作業員とビル中央の看板を入れて撮って見ました。右の鉄骨と横断歩道の信号機が重なりややうるさい感じがしました。
(4) 夜景その他を撮る
(H14.5.15撮影 CANON EOS55+TAMRON28-200mm FUJI PRESTO400 撮影DATA不詳)
東京都庁の展望台から撮りました。すぐ近くの高層ビル群や高速道路など、まさに宝石をちりばめたような夜景ですが、モノクロでもその綺麗さは変わりません。
(H13.2.12撮影 OLYMPUSU OM-4 FUJI PRESTO400 F5.6 Bulb)
都電荒川線の電車の光跡を撮るべく、千登世橋から撮影しました。この時すでに先客がいて、同じようなシュチュエーションで撮影していました。写真専門学校の女子生徒で、プロを目指しているとか、30分ほど撮影しながら話し合いました。彼女から卒業写真展の誘いがあり、後日伺いました。彼女の卒展の中で、始めて「クロス現像」なる写真を見て、とても驚いたと同時に、とても印象に残りました。
(H12.7.8撮影 OLYMPUS OM-4+TAMRON28-200mm AGFAPAN400→1600増感 撮影DATA不詳)
浅草のほおずき市を撮りに行った折に撮影したものです。ほおずき市はネガカラーで撮影しましたが、浅草界隈のスナップはモノクロフィルムで撮りました。工事中のトタン塀に掲げられた「浅草六区慕情」の懐かしい人物(キートン、大宮デン助など)に見入る人物をポイントに撮りました。
次回は赤外フィルムの他、コピーフィルムなども取り上げてみたいと思います。H14-17年までのデジタルに移行する迄の画像をピックアップいたします。
僕もただいまやってみようと、フイルムをたくさん買いこみました。
赤外線写真までは手を出せないですが、非日常的な雰囲気が良いです。
フィルターも色々使われましたか?
勉強になります
嵯峨さん、今は簡単にデジタルでモノクロ化出来ますので、面倒な薬品買って現像する必要がないので楽ですね。
Mahaさん、フィルム買い込みましたか、現像もご自分で?私は、赤外も全部自分で現像処理をしました。ただプリントはビックやヨドバシに持って行きましたが…フィルターは、あまり記憶にないですが…手元にモノクロ用フィルター
が殆どないので、赤外以外は使ってないと思います。出来上がり楽しみに待っています。
久振り東京の雰囲気に浸っています。
東京は写材がゴロゴロ、いい写真撮って来てブログに掲載してください。26~7日の旭岳よろしくお願いいたします。