紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

街中ふらり散歩

2022-03-06 18:20:10 | 写真

 

道内の新型コロナウイルスの新規感染者数は、依然高止まり状態で、小樽市を含む後志管内も80~100人前後が続いています。3月6日で切れる北海道の蔓延防止重点措置を、3月21日まで延長することが決まりました。

2月15日に、3回目のワクチン接種が済んだとはいえ、むやみに外出することもはばかれるし、なんといってもマスクの着用自体億劫です。眼鏡が曇るし、息がしずらいし…。そんなか小樽市文学館・美術館で「北に生きる猫展」や「石原慎太郎追悼展」が行われているという。また田中酒造亀甲蔵では、ひな人形店が3月6日まで、行われているという。と言うことで、見てきました。

 

☆小樽市文学館・美術館では常設展や、写真展など様々な展示が行われいます。

 


日銀通りの正面からではなく、旧JR手宮線に回ると、雪あかりの路が中止になったこともあって、手宮線は高さ2m程の雪山に覆われていました。
文学館の建物は半年ほど前に外装がリニューアルされて、奇麗になっていました。2Fに上がる踊り場の窓には、小樽ゆかりの有名人の似顔絵が描かれています。
さて入館すると、まず目に飛び込んできたのが、猫写真展の立て看板。

 


ふてぶてしい野良猫と言うイメージの猫「ケンジ」のポスター。実際その通り高島漁港付近に住み着くボス猫なのだ。
なお左横の案内板に出ている、小樽美術の絵になる風景、池田良二と一原有徳の版画展、後志インフラ文学展については見学しておりますが、前二者は撮影禁止、後者は撮影可能ですのが、インフラ展については、機会があれば、紹介いたします。
なお、インフラ展は、函館本線と小樽・後志にかかわる有名人(石川啄木など)を紹介しています。

 


猫写真は、2F展示室に50点以上展示されていますが、写真撮影不可ですので紹介できません。写真展のチラシや、数枚購入したポストカードの中から、数点紹介します。その前に、まず土肥美帆氏のプロフィールを紹介します。
<土肥美帆氏>
北海道生まれ、滋賀県草津市在住。2014年から小樽で海辺で生きる猫を撮り続けている。JPS展文部科学大臣賞、ニッコールフォトコン大賞、岩合光昭ネコフォトコングランプリ2年連続受賞等。2018年「北に生きる猫」を出版など。

 


ポストカードから。上「ダイナミックゴロン」雪の浜辺で、ゴロンと腹を上に向けて寝そべる姿、カメラマンに全く無警戒。この辺りではケンジと呼ばれるボス猫だ。
下「かっちゃかれた」(=ひっかかれた)、喧嘩でもしたのか大きなひっかき傷がある。

 


「旗頭おっぱ」ケンジのエリアの近くで勢力を持つメス猫「おっぱ」、ケンジもこのメス猫にちょっかいを出すも、かなわない。
なお、猫たちは全くの野良ではなく、数軒の民家を渡り歩き、餌をもらっているらしい。呼び名も様々とか。
なお、この写真展は5月8日(日)まで、入館料一般500円ですが、各種割引等もあります。

 

☆石原慎太郎追悼展
慎太郎・裕次郎の兄弟は、昭和11年海運会社「山下汽船」に勤める父の転勤(小樽支店長)に伴って小樽に転入。昭和18年父が逗子支店に転勤になるまで7年間小樽ですごした。
なお、当時小樽は貿易港として栄え、支店長であった父(石原潔)が小樽老舗の料亭「海陽亭」を借り切って、ドンチャカ騒ぎをしたとの逸話が残っている。

 


慎太郎と裕次郎、稲穂小学校近くの幼稚園に通ってた頃(S11年)の兄弟。

 


S14年稲穂小学校入学時の慎太郎

 


S31年「太陽の季節」で芥川賞を受賞、その時の授賞式宴会の様子。伊藤整が、自分のカメラ「オリンパスPEN F」で撮影した写真である。

 


石原慎太郎の原作・脚本の映画であるが、弟の裕次郎ともども端役で出演している。

 


S31年石原慎太郎原作・脚本、石原裕次郎、北原三枝(後の石原まき子)主演の「狂った果実」が大ヒット。この映画で裕次郎は、大スターになった。

 


狂った果実の俳優陣スタッフとのスナップ写真。未公開の写真もあるようです。
なお、小樽文学館2Fには、伊藤整、小林多喜二ほか小樽ゆかりの文学者たちのコーナーが併設されています。

 


小樽サンモール一番街のアーケード街に飾られている、裕次郎と出演作品のポスターなど。ポスターは大小100枚近く展示されています。

 

☆3月3日はひな祭り
H20年に、小樽市内5店舗で始まった「小樽ひな巡り」は、H24年には参加企業数が50にまで膨れ上がりました。数が多くなると、開催経費等様々な問題が出てきて、結局H28年を最後に中止となりました。その間毎年撮りに行きました。
中止後も、展示を続けているのが田中酒造の本店と亀甲蔵です。あとは数店舗が自社製品の売り上げに絡めてやっているようです。過去の画像(順不同)と、3月5日亀甲蔵で撮影した画像を取り上げます。

 


入船市場の国道側の惣菜店(酒田商店)でもミニひな壇が飾られていた。(H25.2.26撮影)

 


北一硝子ランプホール(カフェ)で撮影(H26.2.24)

 


小樽新光町にある「狸庵」のひな人形、吊るし雛が多い。中央は、家内の携帯で撮っている孫娘。この孫娘も、この3月に、札幌山の手高校を卒業しました。(H24.2.25撮影)
吊るし雛は、元々北海道にはありません。伊豆の熱川、福岡の柳川が発祥の地と言われています。

 


クラフトショップ・レン所蔵のひな壇は、中山美穂主演の「Love Letter」の初めのシーンで使われたものです。詳しくは、2014年3月6日付け当ブログ「北のみやび…」を参照してください。(H26.2.28撮影)
なお、中山美穂はこの映画で、ブルーリボン賞を獲得。またこの映画は、韓国で大ヒットし、「お元気ですか~」が流行語となり、韓国人観光客が小樽に押し寄せるきっかけになりました。

 


田中酒造亀甲蔵では、琴の演奏会もおこなれていました。近年はコロナの関係もあって、演奏会は行われていないようです。

 


(R4.3.5撮影) 亀甲蔵の2Fに、地元旧家から譲り受けたひなセットを飾り付けています。以前は、吊るし雛も数多く展示していましたが…

 


2F展示室受付で見かけた自由記入帳には、かなりの数の感想文が書かれていました。感心したのは、感想文、すべてに赤のボールペンで、担当者が、お礼の言葉を書いていたことです。おそらく期間中に本人に読まれることのないお礼の言葉、そう分かっていながら書くことの大切さが、ひしひしと伝わってきました。そうした思いは、次にコメントを記した方々にも伝わるはずです。商売の基本なのでしょうか。

 

さて、次回は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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街中ぶらり散歩 (ひまわり)
2022-03-08 13:21:31
こんにちは
寒いですね~
素敵な写真アルバムいっぱいありがとうございます
コロナ禍になりめっきり出かけなくなり ブログのネタがなくなりました
こうして素敵な景色拝見出来るのは嬉しいですね~~

裕次郎さんがなくなり慎太郎さんがなくなり 寂しいです 大昔の子供のころの写真みれるのはびっくり!!です

猫ブームで今、盛んに猫の事、TVでしていますね
私、猫はあまり好きでないのですが、子猫の可愛い姿、見たら可愛い~とは思いますが・・

先日ゲオ(ビデオレンタル店)にて「旅猫リポート」を借りました。 子猫が小学生の男の子と知り合い、大人になっていくドラマですが 良かったです 泣きました・・・

おひな祭りは明るくていいですね 春を感じられ楽しい気分になりますね~

元気でいたいですね~~
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お元気そうで… (紅露)
2022-03-09 09:10:25
道内、小樽管内も相変わらずコロナの感染が高水準です。蔓延防止重点措置が21日の春分の日まで延長されましたが、こうも続くと緊張感も薄れ、効果のほどが疑わしくなります。
確実に、暖かくなって、雪解けが進んでいます。日中道路はぐちゃぐちゃ、夕方は凍ってガチンガチン、つるつる、歩道と車道の間には、まだ1m程の雪の壁があります。でも確実に春が来ているのは、嬉しいですね。
とはいえ相変わらず腰痛に悩まされ、歩行もおろおろ、老化を感じます。いつまでカメラを持って出歩けるか…、愚痴になってしまいました。
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