<「悲しきは 小樽の町よ… 」啄木の歌で知られる歌碑が立つ水天宮は、海に面した50mの高台にある>
GW始まりの4月終わりに北海道に上陸した「さくら前線」は、ほぼ2週間ほどで走り抜け、道東根室で終わりを告げました。それにしても、例年にも増して、すごい速さで駆け抜けたような気がします。それは満開の時期に、二~三日間程ですが、連続で強風と雨にたたられ、じっくり見る暇もなく散ってしまったからもしれません。
なお、小樽観光協会では、毎年この時期「小樽さくらマップ」なるチラシを作製し、市内8か所をピックアップして見どころ情報を発信しています。結果的には撮影日程が窮屈で、全8箇所は撮りに行けませんでした。ということで、今回は、市内数カ所と近郊及び、5月8日の室蘭夜景撮影の途中で撮影した画像を含め、紹介します。
☆手宮緑化植物園…手宮公園の中に植物園があって、桜の名所となっています
海に面した斜面の両側が桜並木になっています。ソメイヨシノほかいろんな種類の桜がありますが、エゾヤマザクラも多いのです。ご存じの通り、エゾヤマザクラは、まず茶色の葉が出てから桜が咲きます。満開時には、ピンクと茶色が混在します。
アジア系外国人の様です。スマホで自分撮りしてるんでしょうか?
☆水天宮は、令和元年を祝して、今年に限って夜間ライトアップされましたが…
5月5日、6日の両日のみの限定的ライトアップでしたが、残念ながら体調が思わしくなく、重たい三脚を担いで50mほどのこの高台に登ることができず、夜間撮影は断念。
☆JR南小樽駅…通称「南樽桜」としてJR利用客や周辺住民に親しまれています。
撮影時期が遅かったので、幾分葉桜になっていますが、駅の出入り口とレールの間の急斜面に、6‐7本の古木があります。メルヘン広場方向に向かう観光客もここで必ず、カメラを構えます。
この日は時折強風に見舞われ、満開の桜が、大きく、渦を巻きます。スローシャッターで撮ると…
☆朝里川温泉の「宏楽園」は、一般市民にも庭園を開放しています。
宏楽園入り口隣の建物の横壁に映りこんだ桜とその影が…とても素敵。
初めて見ました。よいどれ桜というそうです。
☆天上寺の桜は…残念ながら、境内の一部が大掛かりな工事中で、工事車両や建築資材があちこちにあって…
子供たちがボール遊びをしていました。
☆こどもの日は、家族で仁木のキノコ王国と蘭越昆布町の幽泉閣温泉へ…
仁木町郊外の住宅地に咲く桜を借景、この春高1になった孫娘を立たせて…
蘭越町昆布町の保養センター幽泉閣で、まずは足湯に入って、それから温泉へ。ふと向いを見るとお寺の境内に鯉のぼりが立っている。境内には、桜とこぶしが咲き、遠方の山には残雪が…のどかな光景でした。
☆京極の一本桜と真狩公園の桜…5月8日、写友3人で室蘭の工場夜景を撮影に行ってきましたが、途中で桜の名所をいくつか寄り道しました。
京極町の町営牧場には、1本の桜の木があります。やはり標高が高いせいなのか、やっと咲き始めたばかりで、1~2分咲きというところ。後ろは羊蹄山です。
茶色の葉が目立ち、桜の花は、あと数日というところです。
真狩村の河川公園は桜満開でした。
タンポポも満開。
正面奥は、羊蹄山が見えるはず…残念ながら雲に隠れています。
☆洞爺湖の壮瞥梅林は、梅が満開…桜ではありませんが、道内でも数少ない梅林公園の一つです。
正面に残雪の羊蹄山が見えます。
真狩から洞爺湖畔に降りてさらに壮瞥町の梅林公園方向に進むと、「えぼしいわ公園」があります。6‐7年前に訪れた時には、ここは「北海道立少年自然の家」という宿泊研修所が数棟建っていて、中国からの若者達が来ておりました。それらの建物は、影も形もなくて、桜並木とアスファルトの道だけが残っていました。画像の写真は、かつてあった建物のさらに奥です。一般の民家のようにも見えました。
☆室蘭市内の桜の名所は「崎守町の1本桜」と「幌萌町の大和桜」
高速道路出口の牧草地に樹齢100年を超す桜が1本あります。かなり痛々しい感じがしており、あと数年持つかどうかといわれています。
もう1本は、幌萌町という住宅街にあります。高台から見下ろすと、ちょうど日没の夕陽が当たり、桜が逆光に輝いておりました。
次回は、沖縄ぶらり旅の5回目を取り上げます。