そんな訳で、お嫁さんに
嫌々同行することになったのですが
後悔しきりです。
なんで、あんな誓約書を書かせたんだろう。
どうせ書かせるなら
『二度とよ~ちゃんをいじめません』
という念書を書かせるべきでした。
ワタシは後悔しない主義ですが、これだけは
大航海いや大後悔です。
それでも、お嫁さんにせっつかれ、渋々着替えて、
嫌々駅まで外出です。
おもしろくないので途中で、歩みを止めてごねてやります。
「やはり行かない」
すると、お嫁さんは、やにわにワタシの腕を両手で
抱え込むように掴み、同行を強要します。
まるで、婦人警官に逮捕されたみたいです。
「あのう、恥ずかしいからやめてもらえません?」
「もらえません!!」
そのままの格好で駅に到着します。
駅前には、件の交番もあるし
なにやら指名手配犯になった気分。
駅ビルでは、少し歳を召した男性と、その
息子さんが待っていました。
少し歳を召した男性がお嫁さんの親戚さんです。
親戚さんは、お嫁さんのお母さん、つまり義母さんのお兄さんの
息子です。従兄弟になるんですかね。
親戚さんの男性は、顔立ちも仕草もはお嫁さんのお母さん、
とそっくりです。
義母さんは、若い頃はかなりの美人さんでした。
親戚さんは、中肉中背で、どういう訳か、
両手に登山用の杖を持っています。
脚が悪いのかもしれません。
その息子さんは身長が180㎝ぐらい、細身で
縁の太いメガネをかけています。
顔立ちは、お父さんと全く似ていません。
母親似なんでしょう。
そんな訳で、四人で駅ビルの喫茶店で
お話することになりました。
何の用事があって来日したんだろう?
気になります。
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