眠れないのヨ・・その３１

　相手は専門家です。

　しかも真面目で良い先生でした。

　それで
キチンと診察され、別の薬をもらう羽目に
なってしまいました。

　ワタシは薬の名前を書いたメモを見せ
尋ねました。
「この薬はダメですか」
「貴方の症状でこの薬は
　あまり意味がないですよ。
　こっちの薬の方がよいです」

　とどのつまり、ワタシはお嫁さんから指示
されたミッションを果たせなかったのです。

　これはまずいです。

　目の前が暗くなりました。

※写真は嫁さんが、ワタシの為に
造ってくれた手製の腹巻きです。
　嫁さんはこれを「ハルマキ」と
発音します。何だか中華料理に
された気分です。
小さなピンクの布きれは、こっちが前だ、
つまり、お腹だ、という印です。

眠れないのヨ・・その３０

　勿論抵抗しましたが、例によって
結局、言うの通りに病院に出かける
ことになりました。

　せっかくの休日を・・。

　しかし、世の中思うとおりには
行かないものです。

　ワタシが診察してくれたお医者さんは
珍しいことに漢方の専門家でした。

　ワタシは、嫁さんの症状をあたかも
ワタシの症状のようにして説明し、
何とかしてメモの薬をもらおうと
頑張りました。

　果たしてワタシは嫁さんが指定した
薬を、無事入手できるでしょうか。

※写真は、東京は両国の近くの横綱公園
にある震災戦災メモリアルです。

眠れないのヨ・・その２９

　そして、私がマスクをしている
間は、一緒に外出しても
決して並んで歩こうとはしません。

　知り合いだと思われるのが
恥ずかしいというのです。

　ま、それはともかく。
お嫁さんは、最近ずぼらになりまして、
薬を調達する為病院に行くのを
面倒がるようになりました。

　それで、私に代理で出向くように
いいつけます。

　薬の名前をメモして、これを
もらって来い、という訳です。

眠れないのヨ・・その２８

　どうして、動物みたいなんでしょうか？

　全然わかりません。

「中国では動物がマスクをするんか？」

「知りませんです」

　日本人がマスクをするのは
他人に不快感を抱かせないためでしょうに。

　そういう処は外国人には理解できない
のかしら。

　ちなみに、嫁さんはマスクをマクスと
発音しています。何度注意しても治りません。

　お嫁さんには苦手な音みたいです。

眠れないのヨ・・その２７

　風邪、といえば、風邪ぐらいで
マスクをするのは日本人だけだ
という話を聞いたことがあります。

　しかし、最近では何とか
インフルエンザというやつで
世界中でマスクをするようになりました。

　ワタシは花粉症なので、
花粉の季節にはマスクをしますが
それを観た彼女は大笑いします。

「なにそれ？　動物みたいよ～　キャハハハハハハ！」


※私は紫陽花て花はあまり好き
　じゃなかったのですが、雨に
　濡れた紫陽花、てのはキレイ
　なんですね。