中国人のお嫁さんをもらいたくなる?ブログ

中国人女性との日常を日記にしたものです。
強い。何しろ強い。世界最強という説も納得。

わんちゃんがやってきた その126

2021-01-31 04:06:02 | Weblog
お見舞いに来ないお嫁さん。

黒雲のように疑惑が沸いてきます。

わたくしは、お嫁さんには大切に想われて
いなかったのだろうか。

不倫をしたことなど一回もないし。
(したいとおもったことは無数にあるけど)
経済的な不自由をさせたこともありません。

暴力を振るわれたことは無数にあったけど、
こっちが振るったことは皆無だし。
常に優しく接していたし。
大切に扱って来たつもりです。

オカシイなあ。
何で見舞いに来ないのよ?


腕の点滴一本と鼻孔チューブを残し、
車椅子に揺られて、集中治療室から一般病棟へ
移ります。

この時点で、病院から自宅のお嫁さんに
連絡がいくことになっています。

看護婦さんが教えてくれました。
「奥さんがとても喜んでいましたヨ」と

やはり心配はしてくれているんだ。

それなのに、どうして見舞いに来ないの?

連絡したいけど、携帯がありません。
初めから持っていないんだから当然ですが。
病院は取り次いではくれるけど、電話は
貸してくれないと言います。

まあ、一人に貸せば、我も我も、となる
からでしょうが。

後で聞いたのですが、お嫁さんも携帯を契約しようと
したのですが、契約の方法が判らず、
諦めたとのことでした。






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わんちゃんがやってきた その125

2021-01-24 03:28:26 | Weblog
お医者さんの説明が続きます。

「生前、随分と善い行いをしたんでしょう。
助かったのは奇跡的だし、快復力も
例を見ないほど早い。
普通、数ヶ月かかるが、一週間もすれば
退院出来るでしょう」

言われてみれば幸運が続いたみたいです。

異変と同時にお嫁さんが帰宅。
救急車がこの病院を選んだ。
早朝で道が空いていた。
ベテランの専門医の当番だった。
・・・・
助かるときはこんなものなんでしょう。

反対に、
助からないときは不運が重なるのだと
思います。

独りの時に倒れ、救急車が間違って産婦人科に運び、
道が渋滞で、藪医者に当たる。
ご愁傷様。

冗談抜きで、こういう人は本当にいそう
です。


お医者さんは機嫌が良いようです。
「奥さんが随分心配していましたよ」

看護婦さんも同じ事言っていたな。

大丈夫なの!? 大丈夫なの!?

べそをかきながら騒ぎ立てるお嫁さんの顔が
まぶたに浮かぶうようです。

お嫁さんと言えば疑惑があります。

どうして見舞いに来ないんだろう?







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わんちゃんがやってきた その124

2021-01-17 04:58:00 | Weblog
勿論、ち○ぽにささっていたチューブも
抜かれるます。

「ハイ、今から抜きますよ。
呼吸を合わせて。ハイ!」
「アヒー!!」

痛くはないですが、快感もありません。
心理的に気持ち悪いだけです。

最期に残ったのは腕に刺さっている
点滴の一本と、鼻孔から送り込まれる
酸素のチューブだけになりました。

これは退院まで継続されるそうです。
それでもなかりうっとうしいです。



医者が検診に来ます。

アラホー(40歳前後)ぐらいの男子
で、顎が細いのが印象的でした。

お嫁さんに言わせると、メイナンツー(美男子)
だそうです。

フン、面白くもない。

ニコニコして機嫌が良いです。

ここで始めて医者から病状の
説明を受けます。

病名ですが、9㎝もある動脈の瘤が
あって、それが破裂したんだそうです。

つまり「腹部大動脈瘤破裂」だって。

仰々しい名前ですが、
腹部の動脈が詰まり膨らみ、遂に
爆発した、という具合だそうです。







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わんちゃんがやってきた その123

2021-01-10 04:21:56 | Weblog
お嫁さんといえば、今はひとりぼっちのはず。
お嫁さん一人で、アキオ君やプーチャン
のお世話は出来るんだろうか。

そういえば・・・・・。

美女の胸に顔を埋めて昇天することを夢見ていたけど、
アキオ君やぷーちゃんをタコタコし、
顔を嘗められながら昇天するというのも悪くないな。
と、そんな下らない妄想に浸って、退屈を紛らわせ
ます。

その妄想やうんざり4時間が経過し
喉に刺さっているプラ棒を引き出す時が来ました。
待ってました。
力を使うからでしょう。
男の看護師が来て、力任せに引き抜きます。
ぐえ!!

引き抜かれた棒を目にして、ちょっと驚きます。
直径3㎝、長さ30㎝もあろうかと思われる棒だったです。
こんなのが喉に入っていたんじゃべれんわ。

棒のあちこちには穴が穿たれています。
これで酸素を送っていたのでしょう。
お陰で、喉もやられており、声が出せません。
やれやれです。

更に半日ほど経過して、
鼻穴から、チューブを引き出します。
このチューブも、肺に酸素を送り込んでいた
そうです。
チューブの長さは1メートルもあるでしょうか。
にゅるにゅると引き出されます。
わあ、気持ち悪い。

お次は頸に刺さっているチューブ、それから
腕の点滴。
そうやって徐々に抜かれていくわけです。

看護師曰く。
「一本一本少なくなっていくのを見るのは
気持ちが良いものです」

こっちは気持ち悪いものです。







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わんちゃんがやってきた その122

2021-01-03 04:25:46 | Weblog
それにしても身動き出来ない、というのは
辛いですね。

こんなのがあと何時間、何日も続くのかよ。
うんざりげんなりです。
後から考えても、これが一番辛かったです。
二度と入院などするものか、と固く
心に誓いました。

看護婦さんの説明が続きます。
口に詰め込まれているプラスチックの棒を
指して。

「大丈夫ですよ。
それは身体の中に酸素を送っているのです。
全身麻酔したので肺も止まったのです。
肺を復活させるために、酸素を送り込む
のです。
お昼には取り外しますから」

そう言われて、再び壁にある時計を見やると、
午前の8時でした。
後4時間もあるではないですか。
再度うんざりします。

看護婦さんが笑います。

「奥さんが随分と心配していましたよ」

そういえば、お嫁さん、今頃どうしているだろう。
何せ、日本のことは何も知らない女性です。
子供みたいなモノです。

銀行預金の降ろしかたは勿論、マンションの
郵便受けの開け方もしりません。
ワタシがいなくて、やっていけるのだろうか。

思えば、甘やかしてきたのが間違いだったのです。
外国で暮らすのは大変だろう、と
総てワタシがやり、面倒をみすぎたのです。

退院したら、厳しく躾け直さないと・・・。

でも、そんなこと、ワタシに出来るんかしら・・。

彼我の戦力差が、傲然と目の前に立ち塞がります。








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