断捨離するよ その５９

見切り品で￥１９８円のメロン。
結局購入することになったのですが、
売却済みになっていないか、気になります。

スーパーまでは片道7分ぐらいですが、
暑い中を、脚を急がせます。

今から行ってもなあ。

安いから、売れてしまった可能性があります。
無かったら、無駄足だし、お嫁さんの機嫌も
悪くなるのは必然です。

そもそもですが、報告などするんじゃ
無かったです。

後悔先に立たず。
後悔に着ける薬は無い。

そうこうしている間に、スーパーに到着です。

さっそく見渡して、驚きました。

な、何と、198円の見切り品メロンが二つに
増えているではないですか。

配当が、いや利息が付いた、いや子供を産んだ
ですかね。

悦び勇んで二つとも購入です。

意気揚々と帰宅し、お嫁さんに自慢です。

天は我を見放さなかったのだ。


「このマスクメロン、高級品は一個一万円以上もするんだぞ」
「買えば」

思わず、耳を疑います。

「え、いいの？」
「良いよ」

「本当にいいの？」
「どうぞ、どうぞ、どうぞですよ～」

　どうした風の吹き回しか。
　いやに気前が良いお嫁さんです。

「じゃあ、近所には無いからネットで注文するか」
「ダメ」

「いま、良いと言ったでしょ」
「そんな贅沢はダメです」

訳が分かりません。

朝令暮改にもほどがある。






ＡＬＡ中国

断捨離するヨ その５８

我が家では、お買い物は、専らワタシの
仕事になっています。
お嫁さんは、出不精なのです。

それでも以前はちょこちょこと買い物をして
いたのですが、最近はワンコ達と朝と
夕方の散歩の時にしか、外に出ません。

それで、昼、暑い中をワタシが買い物に
走るわけですが。


先日、近所の小さいスーパーで、メロンの
見切り品を見つけました。

定価600円もするのに、なんと198円。
一部ですが、腐っているようです。

買おうかどうか迷います。

ワタシ一人だったら絶対に買うのですが
変なモノを買ってくると、お嫁さんに
怒られます。

お嫁さんだったら、どう判断するか。
散々迷ったあげく、購入を諦めることにしました。

そんで帰宅して、よせば良いのに、その件を
報告します。

「98円なら買うヨ。なぜ買って来なかった？」
「198円です。98円じゃないの」

お嫁さんは腕を組み、しばらく考えます。

「じゃあ、いらない」
「要らないのね」

「うん、ブヨウ（不要）です」
「定価、600円もするんだけど」

ワタシも意地が悪いです。

「・・・やっぱ買うか」
「買うのね」

「・・・要らない」
「どっちなんだ？」

「要らない！！」

それでは、と室内着に着替えようとしたところ
「やっぱり買うヨ」








ALA!中国

断捨離するヨ その５７

ちなみに、中国では投信のような金融商品を理財商品
と呼んでいます。

中国の理財商品は配当が高いので魅力的なのですが
先日、理財商品が破綻した、なんて事件が
発生しました。

銀行では、金持って逃げた幹部がいて、
取り付け騒ぎが起きているところも出た、といいます。
しかも銀行に抗議した人が警察に逮捕。

危なくて、銀行預金も出来ません。

そもそも、日本で中国の金融商品が買えるかも
判りません。

それで、日本の銀行が紹介した
日本の理財商品を買うことにした訳です。

「ヨ～チャン、ありがとね」
「その代り、いじめないで下さい」
「いじめてません。配当が出たらお金は返しますから」

男尊女卑思想の信望者である
ワタシは初めから返してもらうつもりは
全くありません。

「返さなくていい。身体で返せ。ウヒヒヒヒ！！」
「私、おっぱいが小さいから１２万円の価格が無いヨ」

いや、そもそもあんたの身体に金銭的価値・・・・

慌てて口を閉じます。
政治家でもないのに、舌禍事件はまっぴらです。

それはともかく１２万円が効いたのか、
お嫁さんの機嫌はすこぶる良いです。

猫にマタタビ、中国人に賄賂。

いや、賄賂じゃない。
夫婦円満の為の税金です。

まあ、その効果も一日ぐらいでしょうが。

そう思ったのですが、あれから
２週間経った今でも、まだ効果が続いています。

「触るじゃないヨ」
「身体で返す、といったのを忘れましたか？
　ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ。俺は債鬼だぞ」
「よ～ちゃんは下品です」

抗議の声は挙げますが、ワタシに手を挙げる
ようなことはしません。

これも賄賂のお陰です。






ＡＬＡ！中国

断捨離するヨ その５６

ワタシ達夫婦は、旅行は行かないし
外食もしないし、車もないし、スマホも
持っていません。

趣味は図書館から借りてくる本で読書とか
ネットです。
オウチはネットマンションですから、ネット料金は
無料です。

こんな具合で、お金はあまり使いません。
使う場合も、ワタシのお金しか使いません。

お嫁さんのお金はびた一文、使いません。
以前は、上海の実家への仕送りもあった
のですが、それも無くなりました。

生活費は全額ワタシが負担する、てのは
お嫁さんに脅されたわけではありません。
胡麻をする為でもありません。
（少しはあるけど）

その方が家庭が円満になる、と考えたからです。
一種の賄賂かなあ。

いや、税金と言い換えましょう。
夫婦仲良し税。

本当は、最近の風潮に反する
男尊女卑思想なんですけどね。
フエミが聞いたら袋叩きにされそうです。

でも、家族なんですから
お金のことで争うのはこまります。

そんなわけで、お嫁さんの貯金が貯まり
８８万円になりました。
そこで、ワタシが１２万円を出して百万円にし
それで投信を買うことにしました。






ＡＬＡ！中国

断捨離するヨ その５５

バナナのポテトサラダ？
そんなのあるのか。

お嫁さんの創作料理でしょうか。
だとすれば、美味く無い事は確実です。

まさかとは思うけど、
転スラのシオン（紫苑）みたいなことはないよね。

☆シオン（紫苑）
「転スラ」というアニメ（マンガ）に出てくる
料理下手の女性鬼人。


おい、あまり変なの作るなよ、と
言いそうになりましたが、慌てて口を
閉ざします。

下手にけなすと、とんでもなく
逆ギレされる怖れがあります。

懸命に言葉を選びます。

「バナナのポテトサラダなんて聞いたことないぞ」
「ヨ～チャンは頭悪いから知らないだけです」
「ムカ！」

バカにされて引っ込むワタシではありません。
早速ネットで調べます。

ありゃ。
ちゃんとあるなあ・・・。

リンゴサラダもあるし、ミカンサラダも
葡萄サラダもあるわ。

そうするとですね。
やはりワタシはバカなんでしょうか。

そもそも、料理をやらない男は
そんなこと知らないヨね？

プラスチックが燃えることを知らない
女性は多い、と聞いたことがあります。
お嫁さんも、ワタシの母も知りませんでした。

男女で、それぞれ得意分野が違うんでしょう。
そういうことにしましょう。

「イチゴサラダは作らないのか？」
「イチゴは高いからダメ！！」

果物サラダの味ですが、甘みがあってまあまあでした。

ただ、葡萄サラダだと、色がね。
黒っぽくなって
なにか、汚らしくなります。






ＡＬＡ！中国