中国人のお嫁さんをもらいたくなる?ブログ

中国人女性との日常を日記にしたものです。
強い。何しろ強い。世界最強という説も納得。

わんちゃんがやってきた その117

2020-11-29 03:26:51 | Weblog
お嫁さんと119番との電話が続きます。

「どうしました?」
「夫が倒れたヨ。
 痛い痛いと言っているヨ」

住所が間違っているのに、
救急車、来るのかしら。

そんなワタシの心配をよそに
電話が終わります。

大丈夫かよ、と
心配するほどもなく、サイレンが聞こえてきます。

「ほら来たよ」

と、どや顔のお嫁さんです。

ど、どうして? あんなでたらめ住所で?

逆探知機能、つまり
いたずら回避のために、電話したやつの
居所がわかるようになっているんかしら。

ええい、そんなことはどうでもいい。
ワタシは必死の思いで眼鏡と財布、それに
カード入れを掴みます。

銀行から降ろしたばかりのお金が入っている袋も
手にします。

地獄の沙汰も金次第。
金さえあればなんとかなるのが
人間社会です。

このころには、痛みのあまり意識も途切れ途切れ
で、眼も開けられない状態です。

ドカドカと数人部屋に乗り込んで来る気配
がします。

80㎏もあるワタシを軽々と持ち上げ
柔らかいモノに乗せる感覚。
担架らしい。

これ、意外と心地良いですね。
雲の上に寝ている気分です。
ベッドや蒲団よりも良いのかも。

次はエレベーターに乗る気配。
それに続き車に乗せられる気配。

「奥さんも同乗して下さい」

と隊員の声。








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わんちゃんがやってきた その116

2020-11-22 05:12:40 | Weblog
119番は出るのが速いですね。

掛ると同時に、間髪を入れず、即出ました。
女性でしたが、声が切迫しています。

凄いなあ、と痛みに耐えかねながらも感心します。
電話の声が漏れてきます。

まずは住所を教えろ、と来ました。
なるほど、理に適っている。
予め救急車を派遣してしまう。
症状などの確認をしている間に
救急車が到着する、
ということでしょう。

マニアル化されているとはいえ、たいした
モノです。

そういえば、中国では救急車を呼んだ
人が病院代まで払わされる、と聞いたことが
あります。

だから、道ばたで人が倒れていても、
皆知らんふりするんだとか。
ソースはNHKです。

それはともかく、聞かれた
嫁さんが住所を答えますが、なんということ
でしょう。


住所が間違っているではないですか。

いや、そうではありません。
そもそも正確に覚えていないのです。

住所が必要になるような事は、総てワタシがやって
来たからです。
お嫁さんは、郵便ボックスの開け方や
銀行からお金を下ろす方法すら知りません。
ワタシが甘やかしてきたツケが回って
来たのです。

お嫁さんが強いので、遠慮していた訳ではありません。
ワタシが一方的にこき使われていた訳でもありません。
きっぱり、毅然としてそれは否定します。
あくまでも、甘やかし過ぎたのです。

それはともかく、住所が違えば、救急車がどんなに
優秀でも来るに来られません。

「それじゃ、救急車が来れないよ」

苦しい息の中でアドバイスですが、嫁さんは
聞く耳持ちません。

「大丈夫だヨ」
「オイオイ」

果たしてよ~ちゃんの運命はどうなるのでしょう。







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わんちゃんがやってきた その115

2020-11-15 04:43:20 | Weblog
身体の内側で、何か液体が弾けたような
感覚を覚えます。



異常を察したワタシは、やっていた電脳を
遮断します。

悪い動画をダウンロードしていたのですが
後から考えるに、この判断は神でした。

もう一台の真面目な電脳と遊ぼうとしたところ、
わんちゃん達と、早朝散歩をしていた嫁さんが帰宅です。

普段は一緒に散歩するのですが、今朝に限って
邪魔だからと先に帰宅させられたのです。
一緒だと、ワタシがあれこれ言うので
それが邪魔だというのです。

お嫁さんとわんちゃん達がオウチに入ります。

ワタシは電脳の続きをやろうと、机の前に座ったのですが、
突如、左脇腹に強烈な痛みが走りました。
思わず椅子から転げ落ちます。

「何じゃあ!! 」 (太陽に吠えろ風)
「痛い痛い!」

常日頃、マッチョと男尊女卑を表看板にしている
ワタシとしては、実に情けないことですが
大声を出してしまいました。

声に出すと、痛みが和らぐ、という話を聞いたことがあります。
女性はよく泣きますが、泣くと悲しみが和らぐのだと思います。

異変を察したお嫁さんが駆けつけます。
転げ回っているワタシを眼にして驚いたのでしょう。

「どうしたの? チュウチュウシャ呼ぶか?」
「痛え!!」
「119で良いんだよね?」
「そ、そうだよ」と息も絶え絶えです。






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わんちゃんがやってきた その114

2020-11-08 04:35:54 | Weblog
持ち帰るのは
お願いだからやめて。
オウチが臭くなる。

そんなワタシの切なる願いも
むなしく
お嫁さんの、天への感謝は更にエスカレートして
行きます。

ゴキブリの「遺体(死骸)」やら、
道に落ちている大きめのゴミやらも
持ち帰るようになりました。

落とし物といえば、
マスクが目立ちますね。
間違って落としてしまい、汚れたので
そのまま放置したのでしょう。
なんで持ち帰らないの?
と思います。

モラルが無い、と評判の中国人なのに、
お嫁さんのこの行動はどうなんでしょう。
お嫁さんに思い切り皮肉です。

「オイ。そのうち役所から表彰されるぞ」
「うるさいヨ」

「あんたそれでも中国人か。そんなモラルの
 あることして、中国人として恥ずかしくないのか」
「恥ずかしくないヨ」

皮肉は全く通じません。

以前にも指摘したことですが、
これが、国際結婚最大の問題点です。






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わんちゃんがやってきた その113

2020-11-01 06:44:49 | Weblog
「私がいつも、他のわんちゃんの○○○を
 掃除していたから、天がわんちゃんの命を
 救ってくれたんですよ」

これは、中国の天思想、というやつです。
孫悟空にも出て来ますが、天には天帝てのが
いて、人間を監視している、という奴です。
監視するだけで、人間の運命をどうのこうのは
やらないのが特徴なんですが。

宗教というほどのものでもなく、
高く遠いところに、なんとなく偉い人がいる、という程度
のモノみたいです。

日本の、お天道様が見ている、というぐらいだと
思います。
お嫁さんだってどこまで真面目に
信じているか、怪しいものです。

「それなら、そもそも鎖を切らないんじゃねえの」
「うるさいヨ。これは天の救いです」

一種の宗教論争です。

近年、先進国ではどこの宗教でも
信者数が減っているそうです。
これは、科学が発達したからではなく
現世が豊かになったので、天国が
不要になった。

社会が安定し何時寿命が来るか、
おおよそ予測出来るようになったから
不安感が少なくなり、宗教の必要性も
減った。
それらが原因だ、という説があります。

それはとにかく、お嫁さんは天に
感謝です。

それであろうことか、会社の行き帰りにも
よそ犬の○○○を拾って、オウチに
持ち帰るようになりました。







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