さて、このドラマですが。
第一話は
「勤めていたアパレル系の会社に勤めていた主人公が、上司とケンカして
会社を辞め、恋人にも捨てられたんだってさ。まだよく判らないけど
お父さんは、お母さんと主人公を捨てて、上海に逃げたらしいよ。
それやこれやで色々あって、上海に行くことにしたんだと」
「解らない」
「・・・・・・」
解らない、というのは、ストーリーが解らない、というのではなく、
それでも上海へ行くことが理解できない、ということでしょう。
主人公が、中華料理は好きだけど、毎日毎日じゃ、
あぶらこくてイヤになる、
という台詞を聞いたときでした。
お嫁さんがぽつりと言いました。
「そうだね。人間の好みは、三歳ぐらいで決まるらしいヨ」
「おい。ようちゃんは、小江と結婚してから、ず~と、中華料理だけを
食べているんだけど」
すると、彼女、一瞬とまどったような表情を浮かべましたが、すぐに逆襲に
転じました。
「よ~ちゃん、ワタシの料理、キライか?」
ワタシはあわてました。
思わぬ失言です。
こんなことでへそでも曲げられたら、今後料理は自分で造れ
と言われるに決まっています。
「い、いや、とんでもない。大好きです。ほれあれ、その、しゅ、主人公
はレストランばかりだから、それでイヤになったんだよ。
家庭料理なら、大丈夫だよ。きっと」
うん。
これは、我ながら上手い切り返しです。
彼女とつきあって永いので、ワタシも進化したのでしょう。
きっと。
第一話は
「勤めていたアパレル系の会社に勤めていた主人公が、上司とケンカして
会社を辞め、恋人にも捨てられたんだってさ。まだよく判らないけど
お父さんは、お母さんと主人公を捨てて、上海に逃げたらしいよ。
それやこれやで色々あって、上海に行くことにしたんだと」
「解らない」
「・・・・・・」
解らない、というのは、ストーリーが解らない、というのではなく、
それでも上海へ行くことが理解できない、ということでしょう。
主人公が、中華料理は好きだけど、毎日毎日じゃ、
あぶらこくてイヤになる、
という台詞を聞いたときでした。
お嫁さんがぽつりと言いました。
「そうだね。人間の好みは、三歳ぐらいで決まるらしいヨ」
「おい。ようちゃんは、小江と結婚してから、ず~と、中華料理だけを
食べているんだけど」
すると、彼女、一瞬とまどったような表情を浮かべましたが、すぐに逆襲に
転じました。
「よ~ちゃん、ワタシの料理、キライか?」
ワタシはあわてました。
思わぬ失言です。
こんなことでへそでも曲げられたら、今後料理は自分で造れ
と言われるに決まっています。
「い、いや、とんでもない。大好きです。ほれあれ、その、しゅ、主人公
はレストランばかりだから、それでイヤになったんだよ。
家庭料理なら、大丈夫だよ。きっと」
うん。
これは、我ながら上手い切り返しです。
彼女とつきあって永いので、ワタシも進化したのでしょう。
きっと。