中国人のお嫁さんをもらいたくなる?ブログ

中国人女性との日常を日記にしたものです。
強い。何しろ強い。世界最強という説も納得。

お腹が痛い その13

2023-01-29 03:18:52 | Weblog
医者さんが説明します。

「回復が異常に早いですね。私が経験した中では、最速です」
「それなら、さっさと退院させてください」

「いくら何でもねえ。手術したばかりですヨ」
「早すぎますか?」

「何しろ、8時間もかかった大手術でしたから。
 出血がすごかったんですヨ」

午前11時から始まり、お嫁さんへの連絡が午後の
8時だったそうです。

「奥さんは跳び上がって喜んでいましたよ」

おお! 

改めて、二人の愛を確認した次第です。



栄養補給は点滴のみなので、食事はありません。

腹が減ります。

一般には、手術した直後は、食欲など湧かないモノらしいです。

しばらくすると、ち○ぽの先に刺さっていた管が抜かれ
自力でおしっこするようになったのですが、
こんどはワタシが驚きました。

あそこの毛が剃られていました。

アイヤー!!

手術の邪魔だから剃る、という話は
聞いていましたが、本当でした。

前回はどうだったのか、良く覚えていないのですが
太ももに穴を開けてカテーテルを通す、という
手術だったので剃らなかったと思います。

それはとにかく、雑な剃り方で、虎刈りみたいに
なっていました。

退院したらお嫁さんに見せてやろう、っと。



点滴からの栄養補給が終わると今度は
水みたいなおかゆと、塩っ気のないおかずの
食事です。

おかずは、煮魚が多く、どういう訳か
豆腐みたいにやたら柔らかいです。

後で知ったのですが、これはイレウスという
術後の後遺症を予防するためだそうです。


「半分以上、食べないとだめですよ」
半分?

「お代わりは出来ないんですか?」
「出来ません!!」







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お腹が痛い その12

2023-01-22 06:16:44 | Weblog
このお部屋。

個室は個室なのですが、看護婦さんや医者さんは
ノックも無しにドアを開け、入り込んできます。
これでは個室の意味が半減します。

持ち込んだタブレットで、悪い動画を視ていた
ワタシは、慌てて場面を切り替えます。

入り込んだ看護婦さんや医者さんは採血したり、
血圧や熱を測ったり、手術跡を検査したりします。
皆、ワタシの回復振りに感心してくれます。

看護婦さんが血糖値を測っていたときです。

測定が終わり、血糖値測定の小さな器械を
人差し指から取り外したときです。

蚊が飛来して、壁の高い部分に着陸しました。

こんなのに居座られたら、熟睡出来ない。

ということで、やにわにベッドに立ち上がり、抹殺を試み
ましたが空振りに終わりました。

驚いたのは看護婦さんです。

「いきなり立ち上がって、どうしたんです?」
「カ」

どうも、お嫁さんの口調が伝染したみたいで
セリフが短くなります。

「いま、蚊取り線香をもってきますから、ベッドに
 立ち上がるようなことはしないで下さい。
 術後なんですから危ないですよ」

「ああ、そうですか」

と、素直に従います。

「それにしても、手術したばかりなのに元気ですね」


その翌日は歩行練習です。

もう歩行器など使いません。

点滴スタンド片手に、すいすいと歩きます。

途中で、手術をした医者さんと出会います。

驚いたように目を見張り、その顔が苦笑いに
変わりました。







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お腹が痛い その11

2023-01-15 03:52:31 | Weblog
お嫁さんとの電話が続きます。

「お金に困っていないか」
「全然。一円も使っていないヨ」

ワタシは、銀行からお金を下ろす方法も知らない
お嫁さんのために、重要書類と共にまとまった現金を用意して
渡しておいたのです。

その他、出不精のお嫁さんが困らないようにと
お肉や野菜などを沢山購入し冷蔵庫に備蓄しておきました。

「良いチャンスだから、美味いモノでも食って贅沢したら」
「しない」

「俺がいないと寂しいだろう」
「寂しくないヨ。ご飯の準備が簡単でいいヨ」

「わんちゃん達は寂しがっていないか」
「いないヨ」

嫁さんとの電話が終わると、知人から電話がありました。

「個室の具合はどう?」
「その前に聞くことがあるんじゃないの」

「何だっけ?」
「まずは、身体が大丈夫か、手術の結果は、と聞くべきでしょうが」
「あ、そうか。で、個室はどんな感じ?」

まったく、どいつもこいつも、ワタシの周りには
思いやりのある人間はいないみたいです。

電話が終わってハタと気がつきました。

お腹の痛みがかなり薄れているではないですか。
ゴクンとやっても、あまり痛みは感じないし
自力で、寝起きが出来るようになっています。

アレ?

ワタシの快復力が異様に早いのか、それとも
医者さんの技術が優れていたのか。

多分、医者さんの腕が良かったのでしょう。

経験が少ない、なんて脅しやがって。
いや、経験が少ないから、慎重に、真面目にやったのかも
しれません。

くそう、あの藪医者め、ウソつきやがって
・・・どうしてくれようか・・。

いや、技術が優れているなら、藪じゃないですね。


それにしてもどうして「藪」なんだろう。
少しの風(風邪)でも騒ぎ立てるから、なんて説がありますが
これはどうやら俗説みたいです。







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お腹が痛い その10

2023-01-08 03:26:30 | Weblog
看護婦さんがお部屋の説明をしてくれます。

「このお部屋は4階では最高のお部屋なんですよ」

このフロアーには、三種類の個室があります。

一番安い個室は、一日1,8万円で、トイレのみでシャワーはナシ。
次は、トイレ、シャワーつきで、一日2万円。
一番高いのが、今回の個室で、一日2,2万円。
勿論、トイレ、シャワーつき。

最初に入った部屋が一番安い部屋で、
術後は一番高い部屋になります。

この個室ですが。

窓から望める景色は、空調の室外機だけで非常に殺風景です。

綠を植えれば、と思うのですが、そうなると虫が湧くんでしょうね。
それにしても、少しでよいから工夫が欲しいところです。


荷物は看護婦さんが運んでくれていました。
貴重品は、予め病院の金庫に預けるシステムになっています。

車椅子からベッドに移されます。
なにしろ、腹に力が入らず、ベッドに横たわるのも
起き上がるのもままなりません。
悪戦苦闘です。

それでも何とかベッドに横たわり、看護婦さんが出ていきます。

お嫁さんに電話したかったのですが
携帯まで手が届きません。

ふと、気がつくと、何か異音がします。
キリキリという感じの音です。
何か、ひっかいている感じの音です。

病院ですからね、この個室で亡くなった人も
いるでしょう。
もしかしたら、と思いましたがどうせ何かの機械音だろう、と無視します。
ワタシ、こういう無視は得意なのです。


夜は眠ったのか、起きたままだったのか
良く判らない間に眠ったようです。

一晩明けて、早朝、何とか携帯でお嫁さんに連絡です。

お嫁さん、ワタシが居ないときは
「怖い」からと、電話に出ないのですが、さすがに即出ました。

「おとといね、夜八時頃、医者さんから電話があったヨ」
「ワンちゃん達は元気か?」
「元気だヨ」

「何か問題はないか?」
「ないヨ」

いつものことですが、どうにも素っ気ないです。






ALA!中国
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新年明けましてございますございます

2023-01-01 03:30:12 | Weblog
今年もよろしくお願いいたします。



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