映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
No615『夏時間の庭』~受け継がれる美と輝き~
2010-09-13 / 映画
京都駅ビルでのフランス映画祭の最終日の最終回。
緑の木漏れ陽のなんと美しいこと。
母が住んでいた田舎の家には、
著名な画家だった大おじさんの集めた家具や絵画が
山のようにあり、
母は大切にそれらを慈しみ、管理していた。
映画は、母の誕生日に、兄妹弟が久しぶりに集まり
食事を楽しむシーンから始まる。
そして、その母が亡くなる。
外国で暮らす妹弟を前に、
長男のピエールは、家を手放す決断に迫られる。
そんな家族の姿が、とても温かく、率直で
正直だからこそぶつかったり、仲直りしたり、
とてもいい感じだった。
家は売られることになったとはいえ、
貴重な家財は、美術館で展示され、
新たな人々に見つめられ、出会いが生まれていくだろう。
家は、かつてと同じように
暖かい太陽の光に包まれ、木々が心地よい木漏れ陽を生み出す。
ピエールの娘が、たくさんの若者を呼んで
パーティを開く。
娘が恋人を、家の近くのお気に入りの場所に連れていき、
寂しさを口にするが、
友達に呼ばれて、家の方に帰って行き、映画は終わる。
絵画や、家具、花瓶などの芸術品を
次世代へと受け継いでいくことの尊さ。
高価な花瓶だって、ちゃんと花を生けて
日々の生活の中で使ってこそ、より輝くという考え方もある。
そんな深い問いをはらみながらも、
受け継がれていく生の営みのようなものを感じさせる、
美しい作品。
緑の木漏れ陽のなんと美しいこと。
母が住んでいた田舎の家には、
著名な画家だった大おじさんの集めた家具や絵画が
山のようにあり、
母は大切にそれらを慈しみ、管理していた。
映画は、母の誕生日に、兄妹弟が久しぶりに集まり
食事を楽しむシーンから始まる。
そして、その母が亡くなる。
外国で暮らす妹弟を前に、
長男のピエールは、家を手放す決断に迫られる。
そんな家族の姿が、とても温かく、率直で
正直だからこそぶつかったり、仲直りしたり、
とてもいい感じだった。
家は売られることになったとはいえ、
貴重な家財は、美術館で展示され、
新たな人々に見つめられ、出会いが生まれていくだろう。
家は、かつてと同じように
暖かい太陽の光に包まれ、木々が心地よい木漏れ陽を生み出す。
ピエールの娘が、たくさんの若者を呼んで
パーティを開く。
娘が恋人を、家の近くのお気に入りの場所に連れていき、
寂しさを口にするが、
友達に呼ばれて、家の方に帰って行き、映画は終わる。
絵画や、家具、花瓶などの芸術品を
次世代へと受け継いでいくことの尊さ。
高価な花瓶だって、ちゃんと花を生けて
日々の生活の中で使ってこそ、より輝くという考え方もある。
そんな深い問いをはらみながらも、
受け継がれていく生の営みのようなものを感じさせる、
美しい作品。
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