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No1421-1『幸福なラザロ』~音楽から導きだされるもの~

ラザロに出会うことができて、よかった。

それは、ただ「幸福感」という言葉では、語りきれないほどに、深く重い感慨だ。

ちょうどこの映画で使われていた音楽を聴いたときの気持ち。

印象的なのは、なんといっても、教会のシーン。
涙なしでは観れなかった。
教会でオルガンを弾いている人も、少しラザロに風貌が似ていた気がする。

それから、
ラザロが、タンクレディと一緒に、
岩だらけで、荒涼とした、用水路のようなところを歩いていくとき、
後半で、二人が再会し、線路を歩くとき、
同じ音楽が流れていて、思わず、前のシーンを重ね合わせずにはいられない。
この繰り返しに涙が出る。

一番印象的な音楽が、最後に使われている

バッハのBWV 721コラール「おお主なる神、われを憐れみたまえ」。

https://youtu.be/k3CNS2iK790

一歩ずつ、地面を歩いていくような音の調べに、ただもう涙があふれる。

この映画で、音楽について触れずにはいられないのに、
検索してもなかなか音楽について語られた批評がなかった。

海外サイトも検索して、侯爵家のオルゴールの音楽として使われていたのが

ベルリーニのオペラ「ノルマ」のアリア「清らかな女神よ」(Casta Diva) 
https://www.youtube.com/watch?v=TYl8GRJGnBY

上の2曲は、いくつかのサイトでも書かれていた。

バッハの曲は、もう一曲使われていたような気がして、
(バッハは大好きで、聴くだけで、目頭が熱くなります)
あちこち検索して、一つのサイトで紹介されていたのが、

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第8番 変ホ短調 BWV853

https://youtu.be/Y4kihlDPP4Q


この曲について触れていたのは、この海外サイトです↓

http://filmimuzikleri.com/mutlu-lazzaro-calan-sarkilar/


5月18日、もう一度、映画を観に行って、
BWV853が使われていること、最後のエンドロールの画面で確認してきました!
用水路みたいなところと、線路を歩く場面で使われていました。

教会で流れている曲は、短かすぎてわかりませんでした。
だれかわかる方がいらっしゃいましたら、教えてほしいです。

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