ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その4)

2007年09月03日 | ガンプラ以外
 エヴァンゲリオン放映当時の印象的なエピソード:当時の同僚と仕事帰りにレンタルビデオ屋さんに寄ったところ、エヴァのポスター(シンジ君と初号機の)が貼ってありました。その同僚はアニメとかをあまり観ないタイプだったのですが、そのポスターを見て「こいつ(シンジ君)がこれ(初号機)に変身するん?」と聞いてきました。うう、確かにそう見える…(笑)。シンジ君がプラグスーツ姿だったこともあって、いかにも変身しそうな雰囲気がありましたし、エヴァンゲリオンってロボットというよりはウルトラマン的な巨大ヒーローに見えますもんねぇ。

 新劇場版エヴァのキットも、箱型のロボとは違う雰囲気を醸し出しています。
 
 肩関節基部は、LMHGでは前・後の胸部内部パーツでポリキャップを挟み込んで肩基部の装甲(肩関節軸も兼ねる)を組み付ける構成でしたが、新劇場版キットでは複雑化しています。細かいパーツの組み合わせで、組んでいる途中までは「もう何が何だか…(汗)」という状態でした。LMHGよりも見栄えが良くなるよう、肩関節軸が肩基部の装甲から独立していて、脇の部分にすき間が出来ないように工夫されています(LMHGでは正面から見ると脇がスカスカでした)。
 LMHGと同様、肩関節基部は上下・前後に可動します。このパーツ分割は見た目重視の意味合いが強いようで、肩付け根上下方向の可動範囲はLMHGの方が広かったような気がします(LMHGが手元にないので断言できませんが)。関節部の強度は増していますが、上下方向に可動する部分はポリキャップの軸をU字型の軸受けで受ける方式ですので、やや頼りないです(写真左、ブタ鼻状のパーツがポリキャップの外れ防止用の押さえパーツです)。
 写真左の、ピンクの線で示した部分は新たに設けられた可動部です。胸の両サイドに浮いた状態で付く装甲がここに取り付けられ、肩関節基部の前後可動に対応して適切なポジションを得られるように動かせます。効果については次回に…。


 ジョウゴ形の胸内部下半分パーツ(エルガイムの腹部ラバーコートのような形状です)に、先に組んだ首周りのブロックと肩関節基部ブロックを取り付けた状態です。LMHGをお持ちの方は見比べていただければ、肩の付け根付近の密度が増しているのが分かると思います。

 
 胸部装甲兼拘束具は、表面に6つの丸いモールドがあるのですが、丸モールド中央の穴が針で突いたような小さいモノになっています。こういう部分は穴が大きくてフチが薄い方がカッコ良いとおもいますので、穴を広げました。
 肩基部の装甲にも同様の丸モールドがありますが、こちらは穴の中心にさらに小さな穴が開いています。これを再現しようと思い…


 図のような手順で穴を広げました。
図・左:直径1ミリのドリル刃のピンバイスで軽く穴を広げ… 
図・中央:先が細い丸棒ヤスリをグリグリ回してさらに穴を広げます(変に力を入れないように注意です。穴位置がズレたり穴が深くなりすぎたりしますので…)。
図・右:完成状態。
 これで2段階の穴が開いた状態になったのですが、写真では分かりませんねぇ(泣)。 


 ノドの両サイドのパーツと胸部コアを保護する装甲パーツを取り付けた状態です。ノドの両サイドの黄色いパーツと胸の装甲兼拘束具との間にはけっこうすき間が出来ますので、見えそうな部分は黒く塗っておいた方が良いと思います。


 胸部装甲兼拘束具は、左右がつながった状態で成型されています。実機も左右一体成型という解釈ならそのままでも良いですが、ここは左右別パーツだと思う方は、スジ彫りを入れて別パーツ感を強調した方が良いと思います。特に下から見るとモロにつながっていますので…。
 今回のキットでは鎖骨辺りが別パーツで色分けされています。LMHGではシールで再現されていましたねぇ。塗り分けが必要な部分がほとんど無いのが助かります♪
 丸モールドはマーカーで赤く塗りましたが、マーカーで直接塗ると確実にはみ出します。こういう所はやっぱり面相筆で塗るのがいちばんですねぇ(汗)。