ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

FGガンダムデュナメス(その2)

2007年09月25日 | 小ネタ集
 「ガンダム00」のFGや「ガンダムSEED」系のコレクションシリーズは不思議な商品です。年少者あるいはプラモ初心者向きにパーツが少ないため、タッチゲートを手もぎしてパチ組みすれば、ものの10分ほどで完成するのですが、キチンと全塗装しようとすると、一気に上級者向けキットに変貌してしまいます。一体成型されているパーツを細かくマスキングして塗り分けたり、可動しない部分に関節を追加したりしていると、MGクラスのキットを作るよりも手間が掛かってしまう場合もあるでしょう。
 このように、作り方によって全く違う顔を見せるFGキットですが、もうしばらく待つと発売されるHGキットを製作する時の予行演習として組んだり、新作ガンダムのデザインを把握する、いわば「体験版」としての役割を重視するのがこのキットの一番気楽な付き合い方なのではと思います。
 筆者は今回の製作で、立体になった「00」のガンダム達のデザインを把握しつつ、HGキット製作において「こうしよう」と思っていることを実験してみることにしました。よって、設定どおりにキッチリ塗り分けたり関節を追加することはせず、ほぼパチ組みで進めていく予定です。
 
 写真左:マスク部分はシャープな造形で、目の部分も塗り分けしやすそうです。ただ、目の周りの黒い部分とその下のクマドリ部分の境界があいまいなので、塗装する場合にはその境界線をスジ彫りするなどして塗り分けやすくした方が良いと思います。
 写真右:FGエクシアを組んだ時は目もアゴもシール貼りで済ませましたが、今回、アゴはガンダムマーカー「ガンダムCGレッド」で塗り、目の周りをガンダムマーカースミ入れ用ブラックで塗ってから目の色について考えました。
 番組公式サイトで観ることができる番宣スポットを観ると、目の色はかなり水色っぽいグリーンのようです。
 キット付属のシールだと普通のメタリックグリーンですので、ガンダムマーカーの「ガンダムメタブルー」をベースに「ガンダムメタグリーン」を混ぜた色を塗ろうかとも思いましたが、結局「パール7(下の写真、右側)のグリーンを細かく切って貼ることにしました。 

 この「パール7」はオーロラフィルムでコーティングされたデコレーション用のテープで、文房具店などで200円ぐらいで売っています。粘着力や耐久性にはやや不安がありますが、色がキレイなのでオススメです♪ 光の当たり具合によっては劇中(?)のイメージにかなり近い色に光ってくれますよ!
 
 ヘルメットの両サイド、耳の部分にはキットのグリーンのシールを貼りましたが、ヘルメットには他にもグリーンの部分(マスクの両サイドにある頬当て)があります。今回は気付かなかったふりをして、白のままにしてあります。HGキットでは頬当てもちゃんとグリーンになっているようですねぇ。


 シール貼りにはツマヨウジの先を耐水ペーパーで滑らかにしたモノ(写真右側)を使用しています。普通のツマヨウジよりもシールにキズが付きにくいような気がするのですが、気のせいかも…(笑)。

 
 ボディーの基本的な部分は前後2パーツという大胆な構成ですが、腰後ろに付くスラスターユニット(?)には3パーツを使用しています。横から見るとスラスターの巨大さがよく分かります(写真右)。でもこのスラスターがけっこう重くて、完成後には後ろにコケることが多いです(汗)。


 エクシアと同様、胸の両サイドにはポリ製のジョイントによる前後スイング可動ギミックがあります。可動範囲はエクシアと比べるとやや狭いですが、充分といえば充分ですねぇ。


 胸の両サイド前面の黄色い部分(放熱用エアダクトではなく、GN粒子の放出口だそうです)が色分けされていないのが寂しいですが、カッコ良いっす。肩のアンテナはエクシアのモノよりも薄くて良い出来です。胸中央の球体(といってもほとんど隠れていますが…)に貼るシールは、意外と曲面にフィットしてくれますので非常に助かります。
 それにしても、腰正面に蝶が付いているように見えるという話をよく聞きますが、確かに…(笑)。