ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

新劇場版エヴァンゲリオン初号機(その13)

2007年09月19日 | ガンプラ以外
 新劇場版エヴァの製作も終盤に差し掛かってきました。デザインが独特なものなので、最近のMGクラスの価格帯のキットとしては合わせ目消しが必要な部分が多く、しかも有機的なフォルムであるため、かなりの強敵です。まだまだ気が抜けませんよぉ…。

 スネは正面の部分が別パーツになったため、LMHGと比べて合わせ目処理の手間が約半分になりました。それでもヒザ関節は挟み込み式であったり、フクラハギ側の合わせ目消しが必要だったりで、なかなか手ごわいスネです。
 スネをヒザ関節のポリキャップに取り付けると、ヒザのクラッシャーの可動が固くなります(気を付けて動かさないと、クラッシャー取り付けアームが折れそうで恐いです)。筆者のキットはもはや分解不可能なので手遅れですが、まだ組み立てていない方は、クラッシャーの取り付けアームの、ポリキャップを通す穴を少し広げておくと良いと思います。

 
 写真左:スネ正面上部のクラッシャーの付け根部分はパーツ分割により色分けされました。足首取り付け用ポリキャップはスネ正面のパーツに取り付けてから、スネ本体に組み付けるようになっています。
 写真右:フクラハギ側の合わせ目は、やっぱり瞬間接着剤を使うことにしました。やり方は流し込みタイプの溶剤系接着剤とほぼ同じで、パーツとパーツとの間を少しだけ開けた状態まで組み立て、すき間に瞬間接着剤を流し込みます。溶剤系接着剤と違うのは、接着剤を流し込んだらすぐにパーツとパーツを圧着するところです。接着剤の量とか圧着のタイミングなどがかなりシビアですので、安いキットを練習台にして慣れておいた方が良いです。
 ヒザ関節周りが非常にタイトなので、瞬間接着剤がヒザ関節に付いてしまうのを防ぐ必要があります。瞬間接着剤で接着できない材質(ポリエチレン)製のビニール袋をヒザ関節周りのすき間に差し込んで、接着剤の付着を防ぎました。接着剤が固まったらビニール袋を抜き取れば良いのですが、接着剤がビニールの表面を鋳型としてキレイに固まっていたりします。うまく行けば、ヒザ関節周りの装甲のフチをペーパー掛けしなくても済みますよ♪


 とりあえずスネは接着剤の乾燥を待つことにしました。スネまで組み上がったので、だいたいのサイズが把握できます。1/100スケールのガンダム(約18㎝)と並べてみました。足首が無い状態でもガンダムよりかなり背が高いです。
 エヴァには明確なサイズの設定がありません(40~200メートル説あり)が、身長100メートルとすると約1/500といったところでしょうか。

 さて、足首に入ります。
 
 足首も基本的にはLMHGと似ていますが、足首ボールジョイントの基部に横方向の軸が追加されています。接地性の向上が期待できます。書き忘れていましたが、このキットのポリキャップはLMHGのモノの流用のようです。ポリキャップのコストを抑えつつ新規の関節をABS樹脂で設けるという、実に合理的な設計だと思います。


 靴の部分は、このようなパーツ分割になっています。つま先は左右で違うパーツ、カカトは左右共通パーツになっています。ディテールを再現するためにカカトの靴底部分は凝ったパーツ分割になっていますよ♪
 

 まさに「靴」です。なんかルパン三世の靴を思い出してしまいました(笑:靴下も…)。
 つま先はポリキャップで独立可動します。ちょっとポリキャップからはめ込みピンが外れやすいのが難点ですが…。足の甲にあるスジ彫りモールドは成型の都合で途中から消えてしまっています。デザインナイフや目立てヤスリなどで復活させてやると良さそうですが、筆者は忘れていました(汗)。
 足の甲のカバーの基部ボールジョイントは、別パーツで可動式に変更されました。


 足の裏もまさに「靴」です。この足の裏の塗り分けパターンがなかなかモデラー泣かせなんです。しらばっくれようと思いましたが、シンジ君の有名なセリフ「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…」を思い出し…(続く)