"陸奥(みちのく)の しのぶもじずり 誰ゆえに乱れそめにし われならなくに” 古今集
-もじずり- 懐かしい草花です。塀と建物との境界、人ひとりやっと通れるような僅かな隙間に、少しだけ土が残っています。雑草が生い茂る中、ひっそりと咲いていました。
ミョウガやクレマチス、薔薇や菊さつき等、雑多に植えこんでいた猫の額ほどでしたが、貴重な土の庭は、長女に取り払われ、ベランダに変身。今もって、私の内心は ヽ(`Д´)ノプンプン😡
昭和47年から54年迄住んでいた横須賀鷹取時代に 古典を扱う読書会を立ち上げ、つけた名称が”もじずり読書会”。最初に取り上げたのが平家物語。
20数名で発足し、良いコミニユニテイの場になっていました。東京移転の後も、数回参加していましたが、年数が経って、いつしか会は消滅してしまいました。
最初に引き継いでくださった友人は今、91歳、施設で独り暮らし。時折電話で話しています。
人のなせる業 形あるものは、みんな消えてしまいます。