1967年に結婚して、住んだのが、駅から 徒歩20分近くかかる越谷市蒲生。
当時の人間関係が未だ続いています。5年経って、姑と同居になり家が手狭になったので、 神奈川県横須賀に引っ越すことになりました。
当時230万円で買った戸建てを、道を隔てた斜め前の井上さんが、500万円で買い替えて下さった 深いご縁があります。
我が家は、東南の角で、通風、日当たり最高。井上家は 西道路で暗い。今ほど暑くなかった当時の不動産に対する価値観でした。経済が右肩上がりの時代。
その後井上家も建て替えされましたが、私共が庭師を入れた庭の岩やつくばいは、未だ当時のままの姿で、井上家を訪れると 懐かしく出迎えてくれます。
蒲生で生まれた薫子、幹子は、近隣の子供たちとよく一緒に遊んでいました。その一組が井上家の孝子ちゃん姉妹。
あれから50年。孝子ちゃんはアメリカ人と結婚して、フロリダ在。かの地で陶芸に打込み、今や彼女の作品は、相当な値段がつくと聞いています。
先日、私の手許に送られてきた作品です。数年前の作品よりかなり進化しているのが見受けられました。
次世代が、異郷の地で日本文化の啓蒙に努めている様は、心動かされます。
仏教で言う”如意”と云う言葉が思い浮かびました。想いがあれば何事も形になる。
ご縁深き 井上一属の益々の充実を祈り上げます。
それにしてもこの暑さ! 今はマンションにしても戸建てにしても、東南の角より、北向きか北東向きが好まれるようです。