リフオ-ムに続くコロナ騒動で、今年に入って初めての旅は、京都。
”柊家(ひいらぎや)”。川端康成が逗留した由緒ある宿。彼が執筆活動をした部屋に、泊まりたいと願う友達の強い意志で実行された旅。
生憎のお天気もあってか、街も観光地・神社仏閣も清々と空いている。外国人の姿は全くなし。初日は、”仁和寺”。
特別初公開の国宝 薬師如来坐像 に出会える幸先の良さ。可愛らしい20センチに満たない仏さま。ちいさくても日光・月光菩薩の脇侍、12神将がきちっと備わっている。心安らぐ
至れり尽せりの柊家を後にして 翌日は、円山町の”鈴木時代裂研究所”を訪れる。先代の鈴木一氏健在の頃から、50年來の関わり。400年前の時代裂(ぎれ)、名物裂、更紗の復元・再現し、創作作品を扱っている布にかけては第一人者。 研究者でもある。今は3代目になる一弘氏。二人の友人はかなりの高級品をゲット。満足そう。
次いで、住友コレクション 泉屋博古館。
二日目最後は私の希望で嵯峨野。常寂光寺→二尊院→化野念仏寺。観光タクシ-ドライバーの説明、分かりやすい。秋の七草の一つ、フジバカマは日本固有品種が絶滅寸前。学校やお寺で生育管理をしてもらっているそうです。
3日目は滋賀在住のお二人のお世話で、京セラ美術館。常設展コレクションル-ムは”秋期”。
竹内栖鳳 絵になる最初
特別展は、現代ア-トの杉本博司の「瑠璃の浄土」。私には難し過ぎる。
偶然 今朝のNHKの日曜美術館で彼を扱っていて、解説を聞いて少し理解できたような・・・。
醍醐寺が最後の京都。京都駅迄送ってい頂いて、無事家路を辿りました。久しぶりの旅は身体も頭も、些か草臥れました。年は争えません。