理代子さんからメ-ルが届いていました。「私でも外ではお婆さんって言っているよ。自覚が足りない(笑)・・・。」そうかもしれない。でも自分で言うのと違って、不意打ちで、第三者から言われるのは、ショック度が違うような・・・。昨日は、舌切り雀か、川で洗濯をする盲縞を着て、頭に手拭いをかぶっているおばあちゃんに、自分がダブってしまいました。
しかし、昨夕は おばあちゃん を自覚せざるを得ないトチリをしてしまいました。
文藝春秋に「日本を「代表する女性120人」に選ばれている活動弁士の澤登翠氏から無声映画、「フアウスト」他に招待されました。年末のこととて、私の返事が遅れて、チケットは受付預けでした。会場は、新宿の紀伊国屋ホ-ル。 先月岩波ホ-ルで映画鑑賞をした私は、疑いもなく神保町へまっしぐら。10階受付でチケットの受け渡しの押し問答。受付から「こちらは映画上映ですけど・・・??」。「そうですよ。無声映画・・・」。すったもんだの挙句、手許のチラシの確認。「アツ!ごめんなさい。間違いました。」
都営新宿線に飛び乗って、何とか上映に間に合う。師走の29日なのに満席。活弁は、一時期の日本独自の文化。バイオリン、パ-カッション、フル-ト等々、5人の楽団もついて、味のある懐かしい2時間でした。 休憩時間、場内に響く、「オセンにキャラメル・・・・」日本の原風景です。ひと袋、250円、勿論買いました。おせんべい、ボリボリ・・・。
それに漠然としか内容を掴んでいなかった「フアウスト」。こう言うストリ-展開だったのですね。チョッピリ得をした気分。
今朝、澤登氏からお礼の電話がありました。お礼を言わなければならないのは私なのに。やっぱり私、おばあちゃんになっていたのですね。シュン