桜、散り始めました。”散り際の潔さ”が,桜を愛でる理由の一つです。明日から4月。季節が風に吹かれて、移ろいます。甥のコンサ-トを楽しんできました。
久しぶりに見る甥。そろそろ50歳近くになるはずです。九州大学を出て”富士通”に入り前途洋々でした。10年働いて、そのお金を持ってスペインにフラメンコギタ-の研鑽にいき、フラメンコギタリストになる選択をしたときは、正直唖然としました。スタ-トが遅すぎる。当時は、理屈に合うかどうか?肩書きや経済力を最優先に思っていた私。
甥の面差しが、亡き父にますます似てきました。肉体を失っても生命を繋いでいくDNAの存在が、”得か損か”だけの価値観を否定するようになった昨今です。
今は、好きな仕事で、人生を過ごせるのは正解と思っています。どちらかというと、レッスンプロですが、コンサ-トもチョクチョク楽しんでいるようです。きょうは、バンドネオンの小川紀美代さんとのコラボ。フランメンコギタ-とバンドネオン相性が良いようです。”エルチョクロ”、ピアソラ・・・等々、楽しく聴けました。
何が幸せって・・・。 肩肘張らず、穏やかに今を過ごせたる事ですね。去る者追わず、煩わされず、淡々と生きたいと願うのですが、業の深い私、悩みは尽きません。
親鸞聖人の”無碍の一道” 大悲の願船に乗りて、光明の広海に浮かびぬれば・・・・を、自分に言い聞かせて。
甥の子供と一歳上の私の孫。いとこの子供同士の関係は何と言うのかしら?二人共 今は思い煩うことはなさそうだけど、これからの長い時間が正念場。幸せになってネ。