・・・先日、大阪の四天王寺を訪れた。
日本最古の仏教寺で、聖徳太子が造ったと伝えられていると紹介した。
今読んでいる本は「古代日中関係史」と云う本で、その本によると、日本に、仏教は朝鮮半島にあった百済から伝わったと言われる。
その時代は、超大国であった中国の南朝では「梁」の武帝の治世の時代です。
武帝はとても仏教の信仰心が強く、自分で仏教の経典の注釈書を作り、広く人民を集めて、講釈したと伝えられている。
したがって、当時、朝鮮半島では、高麗、新羅との争いにに苦しんでいた、百済は近隣の超大国の梁との関係を重視して、仏教を取り入れて、梁の力を頼みとしていた。
当然、当時の日本の欽明天皇は百済を通じてこの事情を知っていたので、百済を通して、梁からの仏教関係の財物を手に入れ、仏教を伝えたというのが、真の仏教伝来の事情らしい。
今の時代アメリカ一辺倒の日本の指導者にも通じる、大国に頼る「忖度政治」が仏教伝来の真の事情らしい。