二週間前の記憶。
10月1日は第一回松本マラソン。調整に失敗し、体重重いままでの参戦になりそうです。
まだ暑いだろうし、このコース後半登りっぱなしでタイムははなっから望めないのですが、まぁ調整的な何かはやっておきましょうということで着地衝撃による筋繊維破壊を目論み丹沢へ。
この週は月曜日~水曜日で300km走っていたので、3日間しっかり休んで疲労を抜いて(=たっぷり肥えて)準備。もうこの時点で足攣りの前兆だったかもしれない。朝体が重かった。
始発の次の7時1x分の渋沢駅発のバスで大倉まで。前回は半日強の外出券しかゲットできなかったうえだっちさん、今日は一日外出券をゲットしているのでフルコース参加です。前回のようにしょっぱなから走ったりしないので、心拍の上昇が緩やか。そこそこのペースでバカ尾根に取りつきます。この日、とにかく湿度が高い!いつもの倍以上の発汗で全身ビショビショ、顔がしょっぱい。何かいつもと違う感覚がしますが、調子は悪くないので先に進みます。途中トレランナーと抜きつ抜かれつになってしまい、ふくらはぎにピキッといやな違和感が。
ほとんど休憩もとらず花立山荘まで1時間30分、そして塔ノ岳山頂到着が1時間45分くらいかな。展望は全くなし、結局蛭が岳までずっとガス。トレーニングだから眺望が開けなくてもオッケー。
休憩後、塔ノ岳から丹沢山に向かいますが、ここで足攣りの症状が醜くなりました(肉離れかと重いくらいの激痛)。とにかく痛くて下山時に大腿四頭筋が体重を支えられない。走るなんてもってのほか。
一瞬大人の判断で引き返そうと思いますが、なんとなく時間がたてば回復しそうな予感もした。ただマラソンの本番前にここまで痛めてしまったら、どっちに転んでも、もう手遅れだな~とかいろいろ考えをめぐらし、けっきょく前方に退却することに。ここまで来ると、もうエスケープルートなんてものはなく、前に進んでも引き返してもあまり変わらない。
丹沢山にびっこを引きながら登り、休憩してストレッチ、しかしストレッチするとかえって痛みが激しくなる。とにかく下りがつらい。登りは快調に登れる、永遠に登りが続いてほしいw
この時分は走るなんて論外で、そろ~りそろり、なるべく衝撃を与えないようにやさしく速歩していました。
蛭が岳に11時半に到着、カップラーメンを頂き、ポカリで塩分補給して焼山方面へ、自信満々でルートを選びましたが、実はこれ檜洞丸への登山道。無駄に0.5km下ってしまい、登りかえすことに。登り返すとさっきまでいた山荘w
蛭が岳~地蔵平は延々と続く階段地獄。途中で杖になる枝を手にしたので、杖に体重を預けながらヨタヨタと下山。
紅葉は色づき始め
地蔵平まで降りてくるとトレランしたくなる緩斜面の落ち葉の道に変わりますが、まだ走れません。ただ長い距離の緩斜面を歩き続けていくと、だんだん痛みが穏やかになってきた。ためしに小走りしてみると走れないことはない(痛いけど)。黍殻山から焼山へのトレラン向けゾーンではなんとか騙し騙し走ることができました。下りをかっとぶ、という感じにはほど遠かったですが一応トレランするという当初の目的は達成。
途中で見つけたセンチコガネ(雪隠小金)。名前の通り糞虫ですがな。
キクイタダキもいた。写真は借り物ですが。
蛭が岳から先の北丹沢エリアは、登山客がぐっと減って静かな山歩きが楽しめます。本当の山好きならこっちでもよいかもだな。(バスは一日二本だけど)
気持ちのよい緩斜面を走れるのは焼山まで。
ここの標高も十分高く、1100m級。麓が290mですので、結構な急坂を一気におりて高度を吐き出します、つまり、一度つった足に非常に厳しい。
痛い痛い、と嘆きながら下山して登山口に降りてきたのが3時半。
バスは4時40分でしたので、麓の売店でビールとソフトクリームで乾杯、着替えて・・・とのんびりバスが来るまでの時間を過ごすことができました。
結局全コースで以下のようなデータ
出発時刻/高度: 07:33 / 296m
到着時刻/高度: 15:57 / 300m
合計時間: 8時間23分
合計距離: 25.44km
最高点の標高: 1647m
最低点の標高: 285m
累積標高(上り): 2148m
累積標高(下り): 2130m
鳳凰三山トレランが確か24km、2300mアップだったから、ほぼ同等で、自宅から一時間半前後のエリアにこんな素晴らしいコースがあるなんてホント素晴らしい。後はヒルさえいなくなれば・・・
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