消費スタイルの激変

　夏のボーナスの使途についてある専門機関が調べたところ、節電関連の家電が上位に食い込んだそうだ。東日本大震災を境にして、全く様変わりしてしまった国民の消費スタイルをずばり反映したものだ。

　昨年、我が家では13年～14年間使ったエアコンと冷蔵庫が相次いで壊れ、止む無く買い換える羽目になった。
　エアコン買換えに際しては、家電エコポイントとして１万円分相当の還元となった。更に同家電店でエコ商品を購入すれば、倍額の２万円分に使えるというので、迷わず「LED電球」に決め８個を入手した。

　LED電球は、白熱電球や蛍光灯電球に比べて消費電力が格段に少なく、使用時のCO2排出量が大幅に削減、寿命も４万時間と良いこと尽くめのようだが、難点は光が一定方向しか照らさないことと、まだまだ高価なこと。

　エアコン購入の時点では、東日本大震災など夢想だにしていなかったのだが、我ながら先見の明があったものと自画自賛している。それにも増して家電の取った粋な計らいに感謝している。こんなチャンスでもなければ、LED電球を買い揃えることはなかっただろう。ましてやボーナスなど無縁の身には・・・。