あちこちにみられる稲の歯抜け
今年の稲作では、直播機の不調や籾播き直後の長時間冠水が原因で、随所に稲の歯抜けが見受けられる。この植え付けが出来なかった所に手で補植することを「挿し苗」という。
折りしも、7月2日は雑節の一つ半夏生(はんげしょう)だった。農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終えるとされている。ところが今年は籾播き前後の天候不順が災いして、農作業に番狂わせがあり、未だに水田から抜け出せないでいる。
昨日は家内が独りで小1時間精を出したのに続いて、今朝は涼しいうちにと7時頃から二人で田に入り挿し苗をして回った。ぬかるみに足をとられながらの作業なので、疲労度合いもかなりである。
1時間少々で補植苗が尽きたことだし、ぼつぼつ稲株の「分けつ」が始まっていることでもあり、これ以上は無理との判断からキリをつけて田圃から上がった。