
樋門を1/3だけ上げた所

増水の急を告げる母ガモ

親子揃って一斉に避難

無事を見届ける母ガモ

早朝から見守る住民
樋の当番が回ってきた。樋門の開閉と柵に溜まったゴミ処理が任務なのだが、今年はもう一つ務めが加わった。下流に住む子ガモたちが急な増水で流されないように、細心の注意を払って時間差で徐々に放水しなければならない。
放水が始まってから1カ月が経ったので、鴨たちも一時避難のタイミングを大分心得たようであるが、それでも第一次放水の時点で母ガモは子ガモたちに急を知らせる。今朝、一部始終を見守っていたら、この時ばかりは母ガモが7mほど空を飛んで駆けつけた。
一家が子ガモを引き連れて川面を泳いで必死に避難する様は、尻を押してやりたい心境に駆られるほど。陸に上がってからも暫くは、遠巻きに母ガモが無事を見届けていた。
そして、そこには早朝6時だというのに、アイガモ一家を温かい眼差しで見守る住民の姿もあった。うちに限らず全ての樋当番が細やかな心遣いを忘れず、無事に成長することを切に願っている。
町内会ではこの一家のために水上小屋を計画中なのだが、一刻も早い完成が待たれる。
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